その他詩集

狸のいくさ 浅野明信詩集

1964年7月、思潮社から刊行された浅野明信(1933~)の第4詩集。装幀は小松慶司郎。著者は室蘭生まれ。刊行時の住所は夕張市。 目次 1狸のいくさ 狸のいくさ 狸の悩み 蟹股 樏 狸御殿 姫の声 百姓の声 じじの声 ●狸とマスコミ 2樹氷 樹氷の炭山で 本物の家…

土佐湾 堀内豊詩集

1970年4月、杓田文庫から刊行された堀内豊の詩集。装幀・装画は大野龍夫。刊行時の著者の住所は高知市上町。 目次 鄉愁 無言歌 憂愁記 無涯 秋 1 秋 2 地平線 無為 わが出生譜 覚書 夜沈々 暗夜 思うこと多く 鶴 理解 夕景のなかⅠ 〃 Ⅱ 乾いた歳月 うみやま…

心鎮まらず 柏和夫詩集

1967年8月、実在一間舎から刊行された柏和夫(1932~1964)の遺稿詩集。著者は青森県浪岡町生まれ、住職を務めながら津軽座で演劇活動、同人誌「実在」を編集。 目次 出会い そこにあつて 作法 あの夜の最後に 緑の野 夏 僕は結婚した 心 雪 和願誕生 光を見…

雨が島 村永美和子詩集

1991年7月、ALMÉEの会から刊行された村永美和子(1938~)の第5詩集。装幀は村永郁郎。刊行時の著者の住所は鹿児島県川内市。 目次 つゆ空 雨が島 サクラガイ ガラスの馬 鯉 サインが 更衣 招待状 風紋 うお すず・鈴 紫陽花 夢の湯 島にリボンを 水の朝 Ⅱ …

路地 橋本碧詩集

1993年3月、千路留から刊行された橋本碧の詩集。装幀装画は石原佳代子。 なぜ、これほど路地が好きなのか、解らない。路地を歩いていると、わたしは落ち着いた気分になり、何も考えていない時もあれば、意識を集中して必死に考えをまとめようとしている時も…

階段 流れの死滅 坂本巽 熊田司

1968年8月、白燕発行所から刊行された坂本巽と熊田司の合同詩句集。著者は父子。刊行時の住所は神戸市長田区。 巽と司を思うとき、ひらいた一輪のかたわらから、蕾の覗くかきつばたが目に浮かぶ。あけぼのの静かな水を抽いて、まこと清らかな風情である。か…

CROQUIS 北畠公夫詩集

1969年4月、思潮社から刊行された北畠公夫の詩集。 目次 碑名 木瓜酒 クロッキイ ステップ 回転する太陽 小鳥たち 風景はない 少年 トワールの花 無限次元 串 小魚 ゆがむ 魚の幻像 村落 虹 或る郊外 S・O・S 洞察 記録 花苑 朝 跋=星野徹あとがき NDLで…

石神 延原大川詩集

1970年12月、私家版として刊行された延原大川(1910~1987)の第2詩集。著者は黒住教研究者。 第一詩集「五十余年乃夢」を出版してから満五年の秋をむかヘて、往時の少年は、今年本卦返り、然るに心は旧に依って流水の如く幼い。永遠に初々しい少年でありた…

small change HAYAMA HORIUCHI BLUES 奥成達詩集

1990年12月、ミッドナイト・プレスから刊行された奥成達(1942~2015)の詩集。表紙写真は山村雅昭、扉イラストはながたはるみ。 目次 割れた晩夏 九月 夏の階段 立ちつくした季節 秋一つ つかまえた足音 一般暮秋 冬の手紙 春ばる北 寒唾 正面王者 NDLで検…

休暇 吉良任市詩集

1962年9月、思潮社から刊行された吉良任市(1926~2009)の第1詩集。第3回中部日本詩賞次席作品。著者は浜松市生まれ、小説家・吉田知子の夫。 目次 1 愛想のいい唄 2 四月 3 小さい反抗(Ⅰ) 4 小さい反抗(Ⅱ) 5 古い絵 6 森のなかで 7 白い季節 8 ふたつ…

風よ 去ってゆく歌の背よ 相澤諒詩集

1981年10月、青土社から刊行された相澤諒(1927~1948)の遺稿詩集。装画は小川稔。 相澤諒は腸結核による闘病のあげく昭和二十三年九月二十八日大宮日赤病院で服毒自殺した。享年二十一歳であった。本書に収めたものは、彼が『鎧塚』と題してまとめ、友人M…

京都詩集 1991

1991年11月、京都新聞社から刊行された現代詩アンソロジー。編者は現代京都詩話会。編集委員は有馬敲、角田清文、名古屋哲夫、山村信夫、武村雄一。 〈日本の心のふるさと〉と言われる京都は、今日まで多くの伝統文化を継承するとともに、他方では国際的に注…

ことばいじめ 小泉羚子詩集

1993年6月、白地社から刊行された小泉羚子の詩集。装幀は倉本修。装画は小泉安弘。刊行時の著者の住所は京都府宇治市。近江詩人会、京都詩話会所属。 目次 ・お母さまの愛馬 雨季 二人だけの部屋 白い壁 湿ったオブジェ つま 乱反射 デスマスク 古りゆくもの…

愛のみなもと 加藤明生詩集

1979年11月、ポエトリーセンターから刊行された加藤明生(1950~)の第2詩集。著者は愛媛県新居浜市生まれ、刊行時の住所は松山市山西町。 目次 ・愛のみなもと 物語 腰痛の夜 魔戸の滝 ふたつの童話 愛のみなもと 眠られぬ夜のために 愛媛 ソネット 日本浪…

長谷寺再訪 大東桂子詩集

1988年12月、不動工房から刊行された大東桂子の詩集。装画・装幀は大東豊。刊行時の著者の住所は奈良市登美ヶ丘。 目次 薔薇 紫陽花 太陽が焼け落ちると 菖蒲 サボテン トルコ桔梗 美容院 氷 蟷螂 蝉 ひらめ 会話 寒椿 梅 長谷寺求婚 カーネーション 乙女 文…

イーサルミの石 篁久美子詩集

1990年10月、土曜美術社から刊行された篁久美子の第2詩集。装幀は居島春生。新世代詩人叢書3。 <答え>は恐い。<答え>出したさに奔走する人もいるが、<答え>が出てしまうというのもある意味では恐いことである。 人の一生への評価は大方その人の死後に…

春の曲 木村宙平詩集

1980年4月、私家版として刊行された木村宙平の詩集。題字は神保光太郎、装幀は白根光夫。刊行時の著者の住所は横浜市旭区。 昭和十九年の終刊に至る一時期の詩誌「四季」や「四季詩集」(昭和十六年)に会員として接触し、実作に思ひを凝らした日々は遠い昔に…

観音 加藤千晴詩集

1946年6月、臼井書房から刊行された加藤千晴(1904~1950)の詩集。 目次 ・觀音 觀音 稱名 念佛 槌 ・跪坐 土打てば 夕暮 雪 大木 竹林に坐して 子供の繪 ・希求 希求 白頭翁に 思ひ出 夜の雨 ・放鳥 厭離庵 鳥を放す 冬の歌 荷車 石をたたく 戰死した義弟…

田舎第一輯 榎本榮一詩集

1937年5月、私家版として刊行された榎本榮一の詩集。装幀は増田千代松。刊行時の著者の住所は大阪市西区。 こゝに私の十年間の詩篇を輯録するに當つて、今の私の心持を、順序なくしるしてみたいと存じます。 私の心に詩があることを、はじめて知らせて下さつ…

卍 今立磨杞子詩集

私家版として刊行された今立磨杞子の詩集。装幀は戸田ヒロコ。刊行時の著者の住所はいわき市。 目次 卍 雫 通りゃんせ 恋唄 大地 ひらがな 届かない手紙 窓 ことば 船出 綾取り 神様のある午後 子供たちのある午後の素描 娘に 父に供へる Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ ことばの…

風 佐野豊詩集

2021年4月、資生堂から刊行された佐野豊の第2詩集。「花椿」828号付録。「第3回あなたが選ぶ『今月の詩』」。 目次 電話 引き算の果てに 真人間 独楽 ぼくのぼくによる 沿道 ごほん 夏場 Angel In Blue 風 解説 高橋源一郎 花椿

チョロス 矢澤準二詩集

2020年7月、思潮社から刊行された矢澤準二(1950~)の第1詩集。版画は平木元。著者は浅草生まれ。 目次 チョロス 十二才 檸檬切る 女 男 手 商船テナシチー 穴と蝶々 僕が世界と キセツ しじまの音 時代 遠くで 僕がケータイもスマホも持たない理由 教え 戦…

腔腸都市 岸本徹詩集

1991年10月、百鬼界から刊行された岸本徹(1934~1990)の遺稿詩集。著者は神戸生まれ、手帖舎社主。 川原に咲く彼岸花の朱が、例年以上に心を引く秋がめぐって参りました。昨秋、それははんとうに忽然とあの人は逝ってしまいました。やり残した仕事も、書き…

クールミント・アニマ 辻和人詩集

1995年12月、書肆山田から刊行された辻和人の第1詩集。装画は松宮純夫。 目次 野原を歩くぼくの「情景」 幼児画の色 曲がっている蛇口 風の吹く帰り道 あかるい半球 パーティの染み 冬 着る声 ぼくの肖像 ギターを弾く男 掌の中の「顔」 Qの日 呼吸の巣 髪の…

月と頭蓋 大橋千晶詩集

1998年5月、書肆山田から刊行された大橋千晶の詩集。装画は岡安歌子。 目次 海月 月と頭蓋 水と風によせる断章 ゆりかもめのように 驟雨のなかを 曼珠沙華 幼年・素描 その部屋の窓から 水草につつまれて そのドア 小さな灯りのように 小さな風 おしえて あ…

笑う町 秋山喜久江詩集

1985年2月、花神社から刊行された秋山喜久江の第1詩集。装画は新井豊美。 詩稿を見せていただくときに、秋山喜久江さんと初対面した。 「何をなさっているのですか」 訊ねてみた。一度もらったお手紙からしたら、「詩を書いています」ということばが返ってき…

日時計 宇佐美敦子詩集

1978年11月、詩学社から刊行された宇佐美敦子の第2詩集。地球同人。刊行時の著者の住所は柏市光ケ丘団地。 漸く二冊目の詩集ができました。私が、詩を纏める気持になりましたのは、偏に石原吉郎先生の御励ましによるものです。御自身の厳しい生き方で、足ど…

閉ざされた沈黙 河崎征俊詩集

1976年3月、朝日出版社から刊行された河崎征俊(1944~)の第1詩集。著者は千葉県生まれ、刊行時の職業は大学講師、住所は杉並区成田東。 目次 1 変容 2 昼の想い 3 断章 4 別れ 5 幸福とは何 6 君を理解できる者は 7 雨が暗闇につつまれて 8 秋風に 9 夢を…

フーガ Fuga 伊集院昭子詩集

1985年4月、現代詩工房から刊行された伊集院昭子の第1詩集。 十三年前、私はつまずいた。前へ進めなくて、一方的に書いた手紙を朝日新聞社の浦和支局、文化欄宛に投函した。その時、見ず知らずの私にすぐに返事をくださったのが、選者である詩人の秋谷豊先生…

わが夢と比喩の蜜月 守靖男詩集

1986年6月、砂子屋書房から刊行された守靖男(1948~)の詩集。本名は安森洋二。著者は北九州市生まれ、刊行時の住所は北九州市小倉北区。 およそ十年ほど前、高校の後輩である平出隆が処女詩集『旅籠屋』を上梓した時、ぼくは彼の晴れがましい出発に対する…