その他詩集

こいのぼり 三谷梓詩集

1998年5月、アリス館から刊行された三谷梓(1986~)の詩集。ダウン症の障害をもつ。和光小学校在学中に書いた詩。 目次 はるのはっぱは… ぽーくかれーを… たんじょう日 きしゃ ははの日 田んぼ むせんでんわ オギャーギャーマーチ こもりうた おちば 虫のこ…

幼葉 田熊健詩集

1993年9月、ワニ・プロダクションから刊行された田熊健(1923~)の第4詩集。著者は鳥取県生まれ。刊行時の住所は狭山市。 目次 空の旅 あした そのときがきたら 掌と手 別れの言葉 祭の広場で さくら 仮説 洗濯 仮説(2) かげ 長い影 はつひので のむ 幼葉…

子羊の肉 加藤律子詩集

1998年12月、書肆山田から刊行された加藤律子(1973~)の第1詩集。装幀は青山杳。付録栞は平田俊子「匂い立つ人」。第34回現代詩手帖賞受賞。著者は横浜生まれ。 目次 エリゼ 肉と雪 南の人 全部の赤 チキン 川の底 ヴェエル。ナーヴァス。 ベイビーをさが…

夜が眠らないので 若山紀子詩集

2012年10月、土曜日術出版販売から刊行された若山紀子の第9詩集。刊行時の著者の住所は名古屋市守山区。 しなやかな革の薄茶色の靴であった。足に馴染んでいて長い間履いていた。別れた時、置いて出た。何故今頃と思うのだが。詩集を出すと決めたとき、ふっ…

立ち枯れた花の群れに 山本一二詩集

1978年6月、国文社から刊行された山本一二の詩集。装画は荻久保和征。 目次 立ち枯れた花の群れに 輝きの詩 近い天体 紅 遠い日への試み 出会うべく悲しみは ただ科白のように 蛾 五篇 三十三回忌 ここを過ぎて ここを過ぎる 寂莫の中で 柔かい棺 仮象 そこ…

歪む夕日 市川満智子詩集

1968年5月、思潮社から刊行された市川満智子の詩集。装幀は飯島範子。 目次 女 年輪 車窓 ボディ 成長 感傷 夢のなかの風景 晩秋 「時」 歪む夕日 戦争 みの虫の唄 鳥よ アルバム あさって 水族館 割箸の唄 「ブランコ」乗り ランドセル アイロン おもいで …

母の聖歌 田中規久雄詩集

1955年1月、詩洋社から刊行された田中規久雄(1915~)の詩集。装幀は恩地孝四郎。 目次 序文 前田鐵之助 南の海の貝がらよ ・鸚鵡の歌 解剖 精神病棟にて 傷魂 生誕 追思 雪日への追憶 別れ道 邂逅 鸚鵡の歌 筑紫野よさらば 送葬 精神分離 ・旅情逸出 旅情…

震災詩集 沙と葩 中村千才詩集

2011年8月、詩画工房から刊行された中村千才の詩集。著者は山梨県一宮町生まれ。 目次 プロローグ 貼紙の向こう 浮き沈み 季節は浜に降りてきた おかあさんの声 芽ぶく 今 防潮堤だけが かるいかばん ほんでも 負けられん 影の町 陽光の 郡山 山のげんき草 …

ぼくは梅雨期のなかにいた 諸井良一郎詩集

1968年10月、国文社から刊行された諸井良一郎(1939~)の第1詩集。著者は神戸市生まれ、刊行時の住所は神戸市垂水区。 目次 Ⅰ あこがれに語る 午前0時の嘔吐 河豚 砦 いつかみたゆーれい 海をアジテータァならしめよ ぼくの夏は突然死んだ 風のシンデレラが…

中嶋康博詩集

2013年5月、潮流社から刊行された中嶋康博(1961~)の詩集。著者は名古屋市生まれ、岐阜市育ち。刊行時の住所は岐阜市。 目次 Ⅰ 夏帽子(一九八八年刊)より 序の歌 金星 火の山のにはで 情事 街道 春のをはりに Märchen 野菜 川原 晴夜 決闘 終着駅 海の家 …

マーマレード=Marmalade 磯貝裕美詩集

2011年12月、かまくら春秋社から刊行された磯貝裕美(1963~)の詩集。著者は愛知県生まれ。 目次 Ⅰ 愛してごらん 春Ⅰ 春Ⅱ ちょうちょ かたい蕾(つぼみ) 猫 雨ふり ひまわりの色 社員食堂の花 手ほどき 遠足 風にのって 無縁仏 廃屋の秋 鳩とおじさん コス…

海流 小島秀一詩集

1938年9月、詩洋社から刊行された小島秀一(1908~?)の詩集。 目次 序文 前田鐵之助氏 自序 ・潮岬斷章 夜すがら 岩ひわよ てんぐさの 鮑とる 濱邊の岩に 漁人あり 明るい燈台から うつくしい波に 南方の空よ 白い素足で 往く春 更夜 村の秋 秋晝幽情 ・海…

天体望遠鏡 加藤正明詩集

1956年9月、詩宴社から刊行された加藤正明の詩集。刊行時の著者の住所は岐阜県本巣郡穂積町。写真は西垣義雄。 目次 いのち 絶對への憧憬 合掌 夜の海 流轉 頂点 悲しみ 愛 銃口の前で 足跡 生 山気 山を愛するYに 原罪 落日 白鳥 くらい空 道 花の影 ねがい…

海上流浪 松本悦治詩集

1959年6月、理論社から刊行された松本悦治の詩集。装幀は宇佐美勝介。 目次 ・軍港・横須賀――暗い合唱 自由市「島」の航行 遠い街の話 暗い合唱 このまっくらな中空で 暗い血 にせの太陽 我が極東派遣第七艦隊ハ ベントン・デッカー将軍 三冊の古本 港の四季…

ネアンの心象 林土岐男 栗山邦正 詩画集

1970年7月、ヘンリー・キッド商會から刊行された林土岐男(1935~)と栗山邦正(1937~)の詩画集。装画、エッチングは。林土は多治見市生まれ、刊行時の住所は蕨市塚越。栗山は東京生まれ、刊行時の住所は板橋区清水町。 目次 蝶のネアン 白昼のネアン 蛇の…

ペーパーマン 定本『紙人』 日高滋詩集

1992年3月、土曜美術社から刊行された日高滋(1934~)の第3詩集。装画は大嶋彰。著者は大阪市生まれ、刊行時の住所は京都市右京区太秦。 旧刊の詩集『紙人』は、一九八一年に檸檬社から刊行され、その前半部には「虚体確認」シリーズの23篇が入り、後半部の…

しゃれこうべの笑い 岩井美佐子詩集

1966年12月、木馬詩房から刊行された岩井美佐子(1941~)の第1詩集。表紙は宮川長治。著者は高知県生まれ、刊行時の住所は柏原市大県。 目次 空 井戸 眠り 痛み 早退 執着 こわれた音楽会で しゃれこうべの笑い 蛸 日暮 風のある屋台 鷄 時に 風が強い日に…

この道通りゃんせ 今村芳子詩集

1984年3月、現代詩工房から刊行された今村芳子の第1詩集。装画は斎藤香澄。著者は深谷市生まれ、刊行時の住所は埼玉県大里郡寄居町。 念願の詩集が出来た。詩を書く意味から大分それて、詩集を出す。と言うことのために書いていたような気がするが、矢張り、…

女に雨が降る 高橋小夜子詩集

2010年12月、高橋音楽企画から再刊された高橋小夜子(1922~1969)の詩集。題字・装画/は西原比呂志、童画は高橋一仁、装幀は大橋ゆう子。元版は1974年刊行。著者は岡山県生まれ。 目次 祈祷 無言 自答 祖国 日本人 みんならの天がある 女に雨が降る 愛の詩…

白い花びらのために 伊藤勝行詩集

1953年11月、詩宴社から刊行された伊藤勝行の詩集。装幀は山田隆一。 この詩集は、昭和二十七年一月から現在までの作品中から三十一篇を選んで收載したものである。ちょうど私が詩宴の同人となった時からの作品ということになるが、詩らしきものを書き始めた…

秋のエピタフ 土橋秋良詩文集

1980年1月、ホルン社から刊行された土橋秋良(1910~)の詩文集。著者は北海道夕張郡由仁町生まれ、刊行時の職業は旭川大学経済学部教授、住所は旭川市永山。 性来懶惰な人間が日常生活の折にふれて空白から生じる間の空間に浮かんだ像は虚像ではあっても消…

裏庭の椿 沢聖子詩集

1971年6月、現代文学刊行会から刊行された沢聖子(1948~)の第2詩集。著者は東京生まれ、刊行時の著者の住所は千葉県浦安市富岡。 目次 レモン色の傘 ブラック郵便局 言葉 裏庭の椿 海 記す 弱者 魚になった女 男へ 都忘れ草 曼珠沙華 蓮華 女郎花 こぶし …

苧種子野 安俊暉詩集

2002年12月、思潮社から刊行された安俊暉(1943~)の第1詩集。著者は茨城県生まれ。 目次 時 桜 雫 ひよ鳥 彼岸花 雪 武藏野 抱杞の実 苧種子野について あとがき NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

詩集三人 青柳希世子 浅見圭子 寺尾知江子

1962年4月、三人の会から刊行された青柳希世子、浅見圭子、寺尾知江子の合同詩集。 五時に行きますから、と電話がかかってきたら、きちんと五時に二人がやってきた。もう一人は群馬に行ってしまったので東京には手がとどかない。詩にもでてくる「ポンブラン…

定本北見哲哉詩集 岩渕欽哉編

1989年11月、詩学社から刊行された北見哲哉(1934~1985)の詩集。編集は岩渕欽哉。 生前、北見哲哉は第三詩集を上梓すべく準備にとりかかっていた。予定では一九八四年の秋から年末にかけて具体的に進め、翌年の春頃には発行できるよう、中村隆氏に跋文をお…

かなしき春 飯野農夫也詩集 

1958年11月、二人社から刊行された飯野農夫(1913~2006)の第2詩集(第1詩集は『やぶれた花』)。著者は茨城県真壁郡五所村生まれの画家。 ぼくは 出そうとおもいながらためらっていた詩集を やつと出す気になりました そこで自分に聞いてみるのですが一体…

ダイビング 佐野千穂子詩集

1991年8月、詩学社から刊行された佐野千穂子の第1詩集。著者は山梨県中富町生まれ。刊行時の著者の住所は船橋市。 目次 Ⅰ 河 踏台 熱 外泊 花殺し 作り方 せっけん Ⅱ 水の桃 人形 残りの色 鹿の声 未明の鯉 押す 爪月(そうげつ) Ⅲ 水底の石 ポストと李再順…

どんぞこで歌ふ 根岸正吉 伊藤公敬

1992年5月、古河三樹松の私家版(上州復刻版)として復刻された根岸正吉/伊藤公敬の詩集。底本は1920年発行日本評論社出版部版。 序特異なる二個の人物 此の集の著者根岸正吉君が私の家に遊びに来てゐる時、其の姓名だけを云つて他の来客に紹介すると、『其…

詩世紀詩集 一九五五年版

1955年8月、詩世紀の會から刊行されたアンソロジー詩集。 目次 はしがき 服部嘉香 齒車と夢・阿部三夫 海からの風・石川宏 日記・石澤眞紀夫 斷章―灰色の散歩―・石田惠美 豚の子人生・石田眞澄 海圖・伊藤康圓 落日・井上惠雄 酒盃・伊村美岐 げんばくの兒等…

大師橋 荒船健次詩集

1969年4月、三秀書房から刊行された荒船健次(1943~)の第1詩集。著者は川崎市生まれ、刊行時の住所は横浜市戸塚区。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索