その他詩集

月と頭蓋 大橋千晶詩集

1998年5月、書肆山田から刊行された大橋千晶の詩集。装画は岡安歌子。 目次 海月 月と頭蓋 水と風によせる断章 ゆりかもめのように 驟雨のなかを 曼珠沙華 幼年・素描 その部屋の窓から 水草につつまれて そのドア 小さな灯りのように 小さな風 おしえて あ…

白い地図 青山雨子詩集

2011年10月、書肆山田から刊行された青山雨子(1961~)の第3詩集。装幀は青山咲子。著者は福井県武生市生まれ、刊行時の住所は福井県鯖江市。 目次 浜辺 ろう燭 廃屋 口のなか 朝 バスルーム 足跡 爪楊枝 白い地図 馬車で NDLで検索Amazonで検索

笑う町 秋山喜久江詩集

1985年2月、花神社から刊行された秋山喜久江の第1詩集。装画は新井豊美。 詩稿を見せていただくときに、秋山喜久江さんと初対面した。 「何をなさっているのですか」 訊ねてみた。一度もらったお手紙からしたら、「詩を書いています」ということばが返ってき…

日時計 宇佐美敦子詩集

1978年11月、詩学社から刊行された宇佐美敦子の第2詩集。地球同人。刊行時の著者の住所は柏市光ケ丘団地。 漸く二冊目の詩集ができました。私が、詩を纏める気持になりましたのは、偏に石原吉郎先生の御励ましによるものです。御自身の厳しい生き方で、足ど…

閉ざされた沈黙 河崎征俊詩集

1976年3月、朝日出版社から刊行された河崎征俊(1944~)の第1詩集。著者は千葉県生まれ、刊行時の職業は大学講師、住所は杉並区成田東。 目次 1 変容 2 昼の想い 3 断章 4 別れ 5 幸福とは何 6 君を理解できる者は 7 雨が暗闇につつまれて 8 秋風に 9 夢を…

フーガ Fuga 伊集院昭子詩集

1985年4月、現代詩工房から刊行された伊集院昭子の第1詩集。 十三年前、私はつまずいた。前へ進めなくて、一方的に書いた手紙を朝日新聞社の浦和支局、文化欄宛に投函した。その時、見ず知らずの私にすぐに返事をくださったのが、選者である詩人の秋谷豊先生…

わが夢と比喩の蜜月 守靖男詩集

1986年6月、砂子屋書房から刊行された守靖男(1948~)の詩集。本名は安森洋二。著者は北九州市生まれ、刊行時の住所は北九州市小倉北区。 およそ十年ほど前、高校の後輩である平出隆が処女詩集『旅籠屋』を上梓した時、ぼくは彼の晴れがましい出発に対する…

火の見 山田英子詩集

1985年10月、詩学社から刊行された山田英子の第1詩集。装幀は田中良彦。近江詩人会会員。刊行時の著者の住所は京都市中京区両替町。 目次 おたのしみ 祇園祭 あおい茎 独習 けもの 生まれた家 足音 指輪 風媒花 影 人形つかい 火の見 真夜中 風呂 叔母の死 …

女流詩人集 '70

1970年7月、彌生書房から刊行された女性詩アンソロジー。 このたび一九七〇年の女流詩人集を発刊することになりました。御参加いただいた方、もれた方にも、優れた方々があると存じます。 それぞれ個々に良き詩集を発刊していられるのに、女流詩人の活躍はや…

穏やかな一個 成瀬政博詩集

2016年4月、珈笛画廊ほのほから刊行された成瀬政博(1947~)の詩集。装画は成瀬麻紀子。著者は大阪生まれ、刊行時の職業は週刊新潮の表紙絵作家。 はじめて詩を書いたのは、大学闘争のさなかのことで、ルイ・アラゴンの詩集『フランスの起床ラッパ』の影響…

位相詩篇・声 安藤典明詩集

1973年6月、あんかるわ叢書刊行会から刊行された安藤典明の詩集。あんかるわ叢書12。装幀は粂隼人、松岡修二。 目次 〈位相論〉 声の位相 声の仮装 声の浮游 声の視座 〈意志論〉 声の背反 声の現象 声の意志 声の関係 声の位置 声の拠点 〈仮構論〉 声の心…

トライアングル 千島数子詩集

1987年4月、思潮社から刊行された千島数子の第1詩集。第23回現代詩手帖賞受賞作品。 人目をはばからず、あるいははばかることができずに書かれてしまうことばが詩には多い。他者としての自己、自己としての他者が入れ替りながら、書く主体にかかわってゆく。…

天をあおいで 浜田順二詩集

1990年1月、現代社から刊行された浜田順二(1947~)の第1詩集。表紙画は小熊幹。著者は高知県南国市生まれ、刊行時の住所は長野市川中島四ツ屋。 ホトホト長い道のりだった。とは言ってもこの四十年のことではなく、詩集を編もうと思い始めてからの歳月のこ…

花蜜園 王榕青詩集

1950年8月、馬雪舲から刊行された王榕青の第1詩集。扉題簽は謝氷心。装幀は立石鐵臣。 王榕青――本名は王浦潭――君は、若い中國青年である。中國の青年といっても、本當のところ、臺灣で生れ、もう永いこと日本にいて、われわれと同じ教育を受けた人だから、厳…

羽抜鳥 大西信吾詩集

1981年10月、銀河書房から刊行された大西信吾の詩集。刊行時の著者の住所は尼崎市常光寺。 目次 ふと 箱 夜叉たち 海鳥 極限 河原 エアアカアテン 羽抜鳥 パズル 幻花 風鈴 その日から 鳥 稚魚 原野にて にんげん 自己 消せ 私とは 除名 器 木 ブロイラア 蝉…

鳥 真辺博章詩集

1994年3月、ふたば工房から刊行された真辺博章(1932~)の第4詩集。表紙は谷脇千世。著者は高知県佐川町生まれ、刊行時の住所は香川県丸亀市、職業は翻訳家。 私は何時の頃からか、鳥の姿態や鳴き声に不可思議な感慨を抱くようになった。白鷺や青鷺が一羽だ…

﨟纈 宇佐美義治詩集

1988年1月、黄土社から刊行された宇佐美善治(1915~)の第2詩集。著者は東京生まれ、刊行時の住所は小平市。 詩集「島への道」から二十年、その間いくたびか詩集をと思案はしたが果し得ず、いま「﨟」をおくる。 収めたものは三十二篇、その大半は本年春以…

制服 飯村亀次詩集

1955年3月、昭森社から刊行された飯村亀次の詩集。 この詩集に序文をかくことは、私にとって一つのかえがたいよろこびである。私はかねて飯村君に詩集を出すことをすすめてきた。詩人にとって、詩集こそ唯一の生命であり、また、ときどき詩集をまとめて自己…

北畠重直詩集

1988年3月、不動工房から刊行された北畠重直の第4詩集。刊行時の著者の住所は三重県度会郡。 「荒地詩集」を読んだのが高校二・三年生の頃であった。地方の高校生としては早熟と言えるが、それは自分が早熟なのではなく早熟な友人が居たからである。初期のユ…

ボックスライフ 神崎良造詩集

1988年1月、手帖舎から刊行された神崎良造(1957~)の第2詩集。装幀は宮園洋。火片叢書29。著者は倉敷市生まれ、刊行時の住所は倉敷市。 目次 1 TELEPHONE・BOX 困多苦人族 シート・ベルト カード テレホン・カード HOUWA 2 CITY・BOY 箱入り息子 招かざ…

火の命 尹敏哲詩集

1992年10月、浮游社から刊行された尹敏哲(ユン・ミンチョル)の第1詩集。著者は1952年、和歌山県生まれ。刊行時の著者の住所は和歌山市。 目次 Ⅰ 「在日」の章 窓 追憶 息子に 震災 Ⅱ 宇宙の章 もうひとつの宇宙 未来へ 星の静かに降る夜は 狼のように 宇宙…

陽叛児 木村雅美詩集

1981年3月、横浜詩好会から刊行された木村雅美(1944~2012)の第1詩集。著者は茨城県柿岡生まれ、刊行時の職業は印刷所勤務、住所は横浜市金沢区。 何年ぶりかの厳しい寒さである。東北や北陸の雪害はかなりひどいらしい。私の子供達は、屋根まで積もる雪を…

航路 勝承夫詩集

1947年8月、多磨書房から刊行された勝承夫(1902~1981)の第5詩集。著者は東京四谷生まれ。勝が作詩した童謡「小ぎつね」が「三年生の音楽」(文部省発行)に掲載されたのも1947年。 『白い馬』以後の詩のうち六十三篇を拾つてこゝに第五詩集を世に送ること…

生まれる 川越文子詩集

1993年10月、編集工房ノアから刊行された川越文子(1948~)の詩集。装幀は栗津謙太郎。著者は岡山県生まれの児童文学者。刊行時の住所は倉敷市。 高1のとき、高1コースという月刊誌に「きょうの春」という詩を載せてもらった。特選ということで番地まで紹介…

調香師の休日 堀亜夜子詩集

1986年5月、昧爽社から刊行された堀亜夜子の詩集。装幀・表紙絵は井上直。 p> 目次 皿 晩夏 うすばかげろう 畳 髪を梳かす 調香師の休日 サンライズサンセット 大きな木と魚の目 旱(ひでり) 陽炎日記 バスタブ一杯分の午睡 陰気なガラス店 バラ色の眼鏡 そ…

流域詩集 流域の会

1980年4月、編集工房ノアから刊行された「流域の会」詩人のアンソロジー。 瀕れば「流域の会」の生い立ちは一七年前、一九六三年のことである。 月例会、合宿を通じ詩論、詩人研究、作品合評を継続している。作品発表の主な場である詩誌「流域」は二四号を迎…

善知鳥 槇皓志詩集

1950年9月、吉井書房から刊行された槇皓志の詩集。題簽は中勘助、装幀は淺田欣三。 目次 序詩 神保光太郎 失 わが名 わが戀 青き藻 壁の影 業 木守 杜鶰 ふくろふ 水鶏 水すまし 蟷螂 ものごひ 蛙とひとしくて 飽和 虜囚の放浪 音 啞子の夢 惰性(惰生?)の…

わが齢滴る緑の如くなれば 桂井和雄詩集

1949年5月、高知県同胞援護会から刊行された桂井和雄(1907~1989)の第1詩集。装幀は山脇信徳。著者は民俗学者。 この詩集はその益金を以て本會直營の婦人ホームといふ高知縣に於ける薄幸の少女や身寄りない婦人をお丗話する施設の移轉新築費と靑蘭會(未亡…

卵だけの世界 伊達鱓詩集

1967年1月、私家版として刊行された伊達鱓(林浩二郎)の第1詩集。 死んだ魚の眼は、ユウベノママではいない。明ければ、一段と白濁したその眼が、フト、鮮烈な意志力とでもいうべきものを澱ませてしまったぼくの全機能であるような気がしてくる。たちまち、…

海のトンネル 市原千佳子詩集

1985年3月、修美社から刊行された市原千佳子(1951~)の第2詩集。写真は伊良波盛男。題字は金子兜太。付録栞は飯島耕一「ふるさととエロスの海」。あしみねえいいち「『海のトンネル』によせて」第8回山之口貘賞受賞作品。著者は沖縄県池間島生まれ。刊行時…