小池昌代

地上を渡る声 小池昌代詩集

2006年4月、書肆山田から刊行された小池昌代(1959~)の第7詩集。三十四章から成る長編連作詩。装幀は亜令。初出は、東京新聞、現代詩手帖、るしおる。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

かきがら 小池昌代

2020年9月11日、幻戯書房から刊行された小池昌代(1959~)の短編小説集。カバーは水野里奈。 本書には、七つの短篇をおさめた。冒頭の一篇「がらがら、かきがら」は、本書のために書いた。牡購の季節は終わりかけていたが、わたしはこれが最後かと思いなが…

青果祭 小池昌代詩集

1991年3月、思潮社から刊行された小池昌代の第2詩集。第6回現代詩ラ・メール新人賞受賞作品。ラ・メール選書8。 朝霞という土地に移り住んで半年。朝、突拍子もなく早く目が覚めて、マンションの窓から朝焼けを見た。 これは私の二冊目の詩集です。 詩を書く…

黒雲の下で卵をあたためる 小池昌代

2005年11月、岩波書店から刊行された小池昌代(1959~)のエッセイ集。初出は「図書」(「川辺の寝台」「家について」は書き下ろし)。装幀は佐藤篤司。 目次 鹿を追いかけて 道について 川辺の寝台 くぼみについて 彫像たち 花たちの誘惑 虎と生活 雑踏の音…

屋上への誘惑 小池昌代

2001年3月、岩波書店から刊行された小池昌代(1959~)のエッセイ集。装幀は丸尾靖子、装画は寺田伸子。 目次 バスに乗って 言葉のない世界 カフェの開店準備 カミサマの居る場所 しんとぼん 小名木川 岸上さんの誕生日 潮風の思念 蟹を食べる 書庫と盗作 意…

やさしい現代詩 自作朗読CD付き 小池昌代/林浩平/吉田文憲編著

2009年2月、三省堂から刊行された現代詩入門書。編集は小池昌代(1959~)、林浩平(1954~)、吉田文憲(1947~)。収録詩篇の朗読CD付き。編集協力は用松美穂、表紙写真は土屋文護、組版・装幀は㈲オーポン 五味崇宏、スタジオ録音は2008年8月~9月。作品…

永遠に来ないバス 小池昌代詩集

1997年3月、思潮社から刊行された小池昌代(1959~)の第3詩集。第15回現代詩花椿賞受賞。第5回萩原朔太郎賞候補。 目次 つり橋――はしがきにかえて 湯屋 永遠に来ないバス 優雅な箒人(ほうきびと) 空豆がのこる 夏の弟 獣たち 水のなかの黙礼 夕立 ゆれて…

コルカタ 小池昌代詩集

2010年3月、思潮社から刊行された小池昌代(1959~)の第12詩集。第18回萩原朔太郎賞受賞。 本書に収めた詩は、印度・コルカタへの旅(二〇〇九年二月十八日~三月五日)から生まれたものである。旅の模様は、その後、世界一番紀行「世界で一番人がひしめき…

ババ、バサラ、サラバ 小池昌代詩集

2008年1月、本阿弥書店から刊行された小池昌代(1959~)の第11詩集。 ババ、バサラ、サラバとは何だろう。現代詩を書いていると、唇が寒くなる。濁った音はあたたかい。唇の破裂と爆発を、そこに生じる摩擦熱を、寒いわたしは、求めていた。(「あとがき」…

雨男、山男、豆をひく男 小池昌代詩集

2001年12月、新潮社から刊行された小池昌代(1959~)の第5詩集。 「日常のものを、流さないで、まっすぐに見ている。生きる希望がわいてくる詩だ」(川上弘美) 目次 Ⅰ 男たち 男たち 雨男 豆をひく男 浮浪者と猫 深い青色についての箱崎 築地 鈍いよろこび…