現代詩手帖賞
1998年12月、書肆山田から刊行された加藤律子(1973~)の第1詩集。装幀は青山杳。付録栞は平田俊子「匂い立つ人」。第34回現代詩手帖賞受賞。著者は横浜生まれ。 目次 エリゼ 肉と雪 南の人 全部の赤 チキン 川の底 ヴェエル。ナーヴァス。 ベイビーをさが…
1987年4月、思潮社から刊行された千島数子の第1詩集。第23回現代詩手帖賞受賞作品。 人目をはばからず、あるいははばかることができずに書かれてしまうことばが詩には多い。他者としての自己、自己としての他者が入れ替りながら、書く主体にかかわってゆく。…
1966年1月、思潮社から刊行された沖浦京子の第1詩集。著者は1964年現代詩手帖賞を受賞。 一日示して云く、吾れ在宋の時禅院にして古人の語録を見し時、ある西川の僧道者にてありしが、我に問て云く、語録をみてなにの用ぞ。答て云く、古人の行李を知らん。僧…
1964年11月、思潮社から刊行された長谷康雄の第1詩集。第4回現代詩手帖賞受賞作品。 目次 同意 せみ つつじ だれも 秋の園 詩 海 同意 母系家族 幼年 黄 枳殼 母系家族 草の葉 灯 自転車競技 畳 能面 とらわれのアクション ぼくの髪 長子 家去るよしもなし …
2017年10月、思潮社から刊行されたマーサ・ナカムラの第1詩集。装画は小笠原あり、装幀は奥定泰之。付録栞文は朝吹亮二、中本道代。第23回中原中也賞、第54回現代詩手帖賞受賞作品。 目次 犬のフーツク 柳田國男の死 おわかれ 遠い山 発見 背で倒す 石橋 貝…
2012年5月、思潮社から刊行された白鳥央堂(1987~)の第1詩集。附録栞には「白鳥央堂の詩について」(瀬尾育生)、「終わらない浅い息」(杉本真維子)を収録。著者自装。第47回現代詩手帖賞受賞作。第18回中原中也賞候補作。 目次 雷鳴語による新しい音楽 …
1999年10月、思潮社から刊行された高岡淳四(1969~)の第1詩集。挿画は沢野ひとし、装幀は南伸坊。第27回現代詩手帖賞受賞。 十八歳から二十三歳にかけて東京で書いた詩を、二十七歳から二十九歳にかけてフランスのポワチエでまとめた。(「おわりに」より…
2005年11月、思潮社から刊行された廿楽順治(1960~)の第1詩集。栞解説は山本哲也と和合亮一。第43回現代詩手帖賞。第11回中原中也賞候補。 目次 Ⅰ すみだがわ 歩行論 早来迎 草千里 ひょうどうさんの講義 くしゃみ えんそく 燃える教室 音をぬすむ ひばり…
2003年9月、思潮社から刊行された杉本真維子(1973~)の第1詩集。第40回現代詩手帖賞受賞。写真は著者、カットはカンディンスキーDREISSIGより、栞解説は横木徳久。 目次 百年 朱色に熟れるランドセル 声 点火期 発色 制服とゆうひ 家 28番目の、 甘い芽 魂…
1985年8月、思潮社から刊行された筏丸けいこ(1950~)の第1詩集。表紙は、築地仁(1947~)によって撮られたポール・クレー『憑かれている少女』、装幀は菊地信義(1943~)。付録は『再婚譚とめさん』手帖。「女ターザンの(詩的)名器」(藤井貞和)、「…