その他評論評伝

世界は愛に飢えている 賀川豊彦の詩と思想 三浦清一

1957年6月、的場書房から刊行された三浦清一による賀川豊彦の評論。装幀は渡辺優。三浦は牧師。石川啄木の義弟。 目次 序 三浦清一 賀川豊彦は詩人である 魂は呻く ―「涙の二等分」を読む― 旅に、自然に、求むるもの 「永遠の乳房」を鑑賞しながら 坊やの赤…

大木よね 三里塚の婆の記憶 三留理男編

1974年3月、田畑書店から刊行された三留理男(1938~)による大木よね(1907~1973)の聞き書き。 目次 序 よねにとっての三里塚とは 第一章 生きることへ専念する 姉の家にもらわれてきたこと 七歳のとき子守り奉公に出されたこと よねが生まれた頃の世の中…

北の詩人たちとその時代 永井浩

1990年1月、北海道新聞社から刊行された永井浩(1929~)の北海道詩人評伝。カバーは萩原勇雄。著者は後志管内島牧村生まれ。 本書は、「北海道戦後詩史」というタイトルで、一九八九年一月四日から七月二十九日まで百回にわたって北海道新聞に連載したもの…

物語・北海道文学盛衰史 北海道新聞社学芸部編

1967年6月、河出書房から刊行された北海道文学史。編集は北海道新聞社学芸部。装幀は熊谷明宏、イラストは一木万寿三。 目次 序文 伊藤整プロローグ 道文学への招待 北海道百年の文学の歴史と特質―異風土に育つ新しい伝統―札幌農学校創設とクラーク・内村鑑…

北方農民詩の系譜 農民の生活と思想 小坂太郎

1977年1月、秋田書房から刊行された小坂太郎(1928~)による評論集。あきた文庫4。著者は秋田県羽後町生まれ、刊行時の職業は中学校勤務、住所は秋田県雄勝郡羽後町。 目次 序 真壁仁 一 戦前・戦中 昭和初年の北方の農民風土 北本・稲村との出会い 稲村容…

近代詩の敗北 詩人の戦争責任 阿部猛

1980年2月、大原新生社から刊行された阿部猛(1928~2016)の評論。装画は藤井秀平。 目次 はじめに 1詩人の評価 (一)抒情詩と戦争詩――三好達治| (二)愛国詩 2十二月八日の感激 (一)十二月八日――岡崎清一郎 (二)「蛙」の参戦――草野心平 (三)「ウ…

ふくいの文学 風土からの照射 南信雄

1988年10月、福井県文化振興事業団から刊行された南信雄(1939~)の評論集。装幀は橋本寛光。写真は水谷內健次。著者は越前海岸生まれ、刊行時の職業は仁愛女子短期大学助教授。 目次 <序>風土にかかわる文学 序にかえて ・嶺北編 中野重治の文学 中野重…

現代九州詩史 増補版 黒田達也

1974年10月、葦書房から刊行された黒田達也(1924~2008)による九州詩壇史。 目次 Ⅰ 大正初期から昭和三十九年五月まで 一、 草分けの章 二、 若い詩人の群れ 三、 戦火のなかで 四、 廃墟のなかで 五、 復興期の足跡 六、 谷間のなかで 七、 新らしい詩人…

いろはの人びと 北荻三郎

1978年6月、文化出版局から刊行された北荻三郎(1923~?)による「いろは」木村家の評伝小説。装幀は田代光。 牛鍋店「いろは」は、私が東京暮らしを始めたときはむろんのこと、私がこの世に生まれたころにも、すでに姿をとどめてはいなかった。だが、その…

戦前の詩誌・半世紀の年譜 志賀英夫

2002年1月、詩画工房から刊行された志賀英夫(1925~)による詩誌研究書。著者は京都府生まれ。刊行時の職業は詩画工房社主、住所は大阪府豊能郡。 平成八年七月号から、平成十年二月号まで「柵」に連載したものに、その後収集した資料を加え、大幅な改訂版…

現代作詩講座Ⅲ 名作にまなぶ 壺井繁治・村野四郎・伊藤信吉編

1969年1月、酒井書店から刊行された詩論集。第13版。編集責任者は壺井繁治・村野四郎・伊藤信吉。装幀は木原孝一。 目次 ・名作にまなぶ 明治・大正期の詩 大江満雄 昭和期の詩第1 木原孝一 昭和期の詩第2 伊藤信吉 戦後の詩第1 大岡信 戦後の詩第2 清岡卓行…

現代作詩講座Ⅱ 詩の作りかた 壺井繁治・村野四郎・伊藤信吉編

1969年1月、酒井書店から刊行された詩論集。第13版。編集責任者は壺井繁治・村野四郎・伊藤信吉。装幀は木原孝一。 目次 ・詩の作りかた 自作解説 「ある序曲」 金子光晴 不断の詩作 深尾須磨子 言葉の科学 草野心平 いろいろの批評をめぐって 北川冬彦 地図…

現代作詩講座Ⅰ 詩作の手がかり  壺井繁治・村野四郎・伊藤信吉編

1969年4月、酒井書店から刊行された詩論集。第14版。編集責任者は壺井繁治・村野四郎・伊藤信吉。装幀は木原孝一。 目次 ・試作の手がかり 観察と体験 壺井繁治 知性と感性 小野十三郎 理想と現実 関根弘 詩の素材 北川冬彦 詩の形態 安藤一郎 ・実作指導 Ⅰ …

形象と変容 詩人は何を見たか 松浦直巳

1975年4月、科学情報社から刊行された松浦直巳(1931~)の詩人論。著者は兵庫県生まれ、刊行時の職業は京都女子大学文学部教授、住所は京都市右京区。 言葉に憑かれ、言葉に疲れて、なおやみがたく私を言葉へと駆り立てるもの、それは私が何よりも生きて今…

近代日本詩の史的展望 遠地輝武

1934年9月、耕進社から刊行された遠地輝武(1901~1967)の第2評論集。画像は函欠本。 目次 ・日本におけるブルジヨア詩發達の槪觀 一 はしがき 二 日本ブルジヨア詩の胎生期 新體詩抄 小說眞髓、その他 美妙、梅花、湖處子 三 日本ブルジヨア詩の勃興期 浪…

俳句史大要 歴史と評伝と評釈 橋閒石 赤松勝編

2011年6月、沖積舎から復刊された橋閒石の俳論集。編集は子燕連句会の赤松勝。底本は1952年關書院版。 この小著は主として俳句の道に初心の人達を対象として筆を執ったものです。従って俳句史と名付けても、単に歴史的推移の大要のみを扱うに止まらず、簡単…

詩人秋山清の孤独 岡田孝一

1996年10月、土曜日術出版販売から刊行された岡田孝一による秋山清(1904~1988)の評伝。装幀は居島春生。 目次 ・詩人秋山清の孤独 秋山清論への試み 「毎日一つ仕事のこと」 秋山清の「われをはげます歌」 道草の楽しさ 背なかにある眼 秋山清のやさしさ …

プロレタリア歌論集 渡邊順三編

1930年1月、紅玉堂書店から刊行されたプロレタリア短歌歌論アンソロジー。編集は渡邊順三(1894~1972)。画像は函欠本。編者は富山市生まれ。 目次 定型律短歌の歷史的限界性 (伊澤信平) プロレタリア・リアリズムへの基礎 (會田毅) 無產階級短歌への問題 (…

プロレタリア詩の達成と崩壊 西杉夫

1977年3月、海燕書房から刊行された西杉夫(1932~)の評論集。著者は東京生まれ。「コスモス」同人。 これまでにわたしが書いてきた評論のうち、プロレタリア詩関係のものだけをまとめてみた。プロレタリア詩について体系的な研究を、最初から志したのでは…

原爆文学史 長岡弘芳

1973年6月、風媒社から刊行された長岡弘芳(1932~)の評論集。装幀は中矢恵子。著者は東京生まれ、刊行時の住所は世田谷区豪徳寺。VIKING同人。 目次 Ⅰ 原爆文学史 原爆文学通史 原爆詩歌史略説 Ⅱ 原爆文学論 原爆文学論 原爆文学とナショナリズム 『屍の街…

「灌木」おぼえ書 1953-1991 山本格郎・水谷なりこ

1992年3月、編集工房ノアから刊行された月刊詩誌「灌木」38年の記録。著者は同人の山本格郎と水谷なりこ。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

意志と情熱 十返一

1941年7月、通文閣から刊行された十返一(肇)の評論集。青年藝術派叢書。 目次 序章 新時代の環境について 第一部 ジユリアン・ソレル 1 自己殺戮 2 精神の密室 3 意慾的狂氣 4 「精製」について 第二部 ラスコオリニコフ 5 不安な夢 6 憑かれた人々 …

国民詩朗讀のために 榊原美文

1942年6月、日本出版社から刊行された榊原美文(1906~1979)の評論集。著者は愛知県生まれ、刊行時の職業は中学校教師。戦後、愛知学芸大学教授、帝塚山大学教授。 目次 序 Ⅰ國民詩朗讀のあらまし 一 大東亞戰と國民詩 二 國民詩の朗讀 三 朗讀の要領 1 明…

村上昭夫 作品と生涯  ふくしのりゆき

1972年10月、三人会から刊行された、ふくしのりゆきによる詩人・村上昭夫の研究書。刊行時の著者の職業は岩手県立高校教諭。 村上昭夫との付合いは、ずいぶんふるいことだが、先年盛岡へ行ったとき、彼は国立療養所で寝ていた。大坪君や高橋君といっしょに、…

失われた「文学」を求めて【文芸時評編】 仲俣暁生

2020年10月、つかだま書房から刊行された仲俣暁生の評論集。ブックデザインはミルキィ・イソベ。 目次 はじめに:文学(へ)のリハビリテーション 政治を語る言葉を失った日本の小説 村田沙耶香『コンビニ人間』 崔実『ジニのパズル』 単なる政権批判や反原…

谷崎潤一郎と書物 山中剛史

2020年10月、秀明大学出版会から刊行された山中剛史(1973~)による谷崎潤一郎の書籍評論集。カバーデザインは『麒麟』『人魚の嘆き』『蓼食ふ蟲』『新槧春琴抄』『鍵』『武州公秘話』『自画像』からの引用。タイトル文字は小村雪岱文字(『女人神聖』)か…

詩人と戦争 櫻本富雄

1978年1月、小林印刷株式会社出版部から刊行された櫻本富雄(1933~)の評論集。 目次 序章 宴のはじまり 日本文学報告会詩部会の誕生 第一章 国を挙りて 「十二月八日」の詩人たち 第二章 糊塗の全景 草野心平・愛国詩人覚書 第三章 金子光晴論の虚妄地帯 …

沖縄 記憶と告発の文学――目取真俊の描く支配と暴力 尾西康充

2019年11月、大月書店から刊行された尾西康充(1967~)による目取真俊論を中心とした沖縄文学論。装幀は鈴木衛。 目次 はじめに 第一章 《知る》ことと《語る》ことの倫理――目取真俊の文学を考えるために 第二章 「風音」――死と性をめぐる記憶の葛藤 第三章…

「世界文学」はつくられる 1827年―2020年 秋草俊一郎

2020年7月、東京大学出版会から刊行された秋草俊一郎(1979~)の評論集。 目次 序章 「世界文学」とはなにか ヴェルトリテラトゥーアの野望 1827-2019 1 ワイマールの邸宅で 2 ゲーテのまねびによって 3 「世界文学全集」というカノン 4 新しい「世界文学」…

行きかう詩人たちの系譜 和田英子

2002年12月、編集工房ノアから刊行された和田英子による評伝。 目次 ・ある出会い ある出会い――廣瀬操吉と小熊秀雄 『一九二九年関西詩集』 「神戸文藝」投稿の頃――足立巻一少年 盛岡――富田砕花出身地 富田砕花「創作」・「詩歌」の頃 ・歌集『白樺』ほか 歌…