その他評論評伝

紫苑の人 半田喜作さんを偲ぶ

2015年4月、あさを社から刊行された半田喜作(1921~2002)追悼集。半田は安中市の郷土史家。編集は金井治子。カバーデザインは戸塚佳江。 目次 「父」の詩と喜作叔父さん ・喜作さんの著書 「新島襄』 『湯浅半月』 『湯浅治郎と妻初』 『磯貝雲峰』 『安中…

「戦後派」の研究 思想の科学研究会編

1951年6月、養徳社から刊行された戦後派(アプレゲール)に関するシンポジウムの記録。編集は思想の科学研究会。出席は宮城音弥、南博、関根弘、松本正夫、鶴見和子、鶴見俊輔。 目次 まえがき 戰後(プロローグ) 浮浪兒 戰後犯罪 賭博 競輪 新興宗敎 性風…

内なるシベリア抑留体験 石原吉郎・鹿野武一・菅季治の戦後史 多田茂治

1994年5月、社会思想社から刊行された多田茂治による石原吉郎の評伝。写真は共同通信社。 昨年の夏、私は十五年戦争にかかわる二つの展示会を見た。一つは、「七三一部隊展全国実行委員会」による『七三一部隊展』(東京・新宿区民ギャラリー)であり、もう一…

〈異〉なる関西 日本近代文学会関西支部編集委員会

2018年11月、田畑書店から刊行された関西文学論。編集は日本近代文学会関西支部編集委員会。編集委員は、浅子逸男、天野知幸、大橋毅彦、木田隆文、木谷真紀子、斎藤理生、高木彬、田口律男、中谷いずみ、三品理絵、山本欣司。 目次 まえがき 第一章 移動と…

詩の文明批評的性格 荏原肆夫

1966年4月、思潮社から刊行された荏原肆夫の評論集。装幀は粟津潔。 目次 詩の現代性 詩の現実感 「宝石の文学」批判 散文の詩化と詩の散文化現象について 現代詩と神の問題 ある詩人への書簡 メタフィジック詩論について メタフィジック詩の主題とイメージ …

金子光晴 この遅れてきた江戸っ子 堀木正路

1991年9月、沖積舎から刊行された堀木正路による金子光晴(1895~1975)の評伝。作家論叢書14。 目次 第一部金子光晴・この遅れてきた江戸っ子 新版・私的金子光晴論 Ⅰ 金子さんと江戸っ子 Ⅱ 金子さんとフランス Ⅲ 金子さんと二度目のフランス Ⅳ 金子さんと…

作品で読む現代詩史 澤正宏 和田博文

1993年3月、白地社から刊行されたアンソロジー詩集。編者は澤正宏(1946~)と和田博文(1954~)。ブックデザインは倉本修。刊行時の編者の職業は、澤は福島大学教育学部助教授、和田は奈良大学文学部助教授。 目次 第一章 前衛詩の時代 神原泰 真昼の市街/…

茨木のり子への恋文 戸村雅子

2016年12月、「茨木のり子への恋文」刊行事務局から刊行された戸村雅子(1941~)による茨木のり子評伝。装幀・装画は長谷川結。著者は山形県大石田町生まれ、鶴岡市在住。「茨木のり子六月の会」事務局長。 この本は鶴岡市在住の戸村雅子さんが、まさに茨木…

ハンサムな、詩学。 川岸則夫

1988年7月、詩学社から刊行された川岸則夫の評論集。表紙写真はハービー山口。 目次 「恐竜になりたい」言葉たち――三つの詩にみる「風俗の中の詩」 当世風「恋愛」の描き方――佐々木安美、川田絢音、山本かずこの場合 ポストモダンの詩とコピー――ねじめ正一と…

大阪戦後詩史年表 福中都生子編

1996年8月、平和問題研究会(証言)発行所・ひまわり書房から刊行された大阪戦後詩年表。編集は福中都生子(1928~2008)、編集協力は平原比呂子、神田さよ。 目次に代えて 一、本年表は、一九四五年八月十五日以後一九九五年十二月末までの五十年間の詩活動…

ポストコロニアル台湾の日本語作家 黄霊芝の方法 下岡友加

2019年2月、渓水社から刊行された下岡友加(1972~)による黄霊芝論集。表紙写真は黄明川、王秀郷。 目次 ・序 黄霊芝とは誰か? 一 黄の履歴 黄霊芝の主な文芸活動表 二 黄の言語観 『黄霊芝作品集』内容一覧表 ・第一部 小説と俳句の諸相 総論 黄霊芝文学…

小説家の起源 徳田秋聲論 大杉重男

2000年4月、講談社から刊行された大杉重男(1965~)の評論集。装幀は斎藤秀弥。 目次 第一章 畏怖と安易――『あらくれ』論 第二章 帝国の縮図――徳田秋聲の戦争 第三章 小説家の起源 第四章 自然主義の荘厳について――『仮装人物』論 あとがき NDLで検索Amazon…

向井孝の詩 百弐拾人聚 批評と感想

1997年10月、ウリージャパン出版部から刊行されたアンソロジー批評集。装幀は坂井てい。 目次 序 山口英 向井孝様 Ⅰ 紹介〈向井孝の詩〉をひらく 池田浩士 向井孝詩集の軽さと重さ 黒川洋一 ほんのちょっと〈IOM〉のこうさんへ 松本恭輔 『向井孝の詩』評 冨…

連帯と孤死 毛利ユリ

1970年7月、深夜叢書社から刊行された毛利ユリの評論集。装幀は中村宏。 目次 Ⅰ 批評の適確性について パピエ・コレ「物体」 続・批評の適確性について 告白的美術論 左翼美術再編成論 狂犬讃歌 ひとつの軽回を―「疎開派」への提言 Ⅱ 俗流左翼芸術―本郷新・…

メダカのメダカ 松下和夫

2011年11月、草原舎から刊行された松下和夫のエッセイ集。表紙は秋田かなえ。刊行時の著者の住所は千葉県市川市。 目次 はじめに メダカのメダカ ある日ある時1 ある日ある時2 ある日ある時3 ある日ある時4 ある日ある時5 ある日ある時6 ある日ある時7 ある…

麻痺した顔 らいの検診カルテから 原田禹雄

1979年5月、ルガール社から刊行された原田禹雄(1925~)の記録集。著者はハンセン病療養所の国立療養所長島愛生園医長、邑久光明園長、等歴任。著者は、寺山修司、塚本邦雄、山中智恵子らと共に、前衛短歌誌「極」で活躍。 主として戦後になってから、らい…

津田治子の歌と生涯 川合千鶴子 成瀬晶子 福原滉子 枡本良

1979年4月、古川書房から刊行された津田治子研究書。共同著者は、川合千鶴子、成瀬晶子、福原滉子、枡本良。 目次 序歌 五味保義 序に代えて 內田守人 津田治子と言いそむ 鶴田ハルコ 回春病院――ミス・ライト 短歌との出逢い 肉親(一) 肉親(二) 肉親(三…

詩歌の待ち伏せ 北村薫

2020年7月、筑摩書房から刊行された北村薫(1949~)の詩論集。2006~2009年、文藝春秋から刊行された同名文庫3冊を合本し、加筆訂正を行ったもの。カバー装画は群馬直美、カバーデザインは宇都宮三鈴。 目次 はじめに 一、「集団」アンドラージ 二、「師よ …

十三人の詩徒 神泉薫

2021年8月、七月堂から刊行された神泉薫(1971~)の評論集。著者は中村恵美のペンネームでも詩集がある。 目次 鳳小舟の舳先から見えるもの 与謝野晶子 人類の時間、ことば、金色のウィスキーに酵う 田村隆一 「わて」の詩 永瀬清子 拳玉少年の夢想 吉岡実 …

雑誌『むらさき』総目次と執筆者索引 池田利夫編

1993年10月、武蔵野書院から刊行された「むらさき」の総目次索引。編集は池田利夫。 目次 戦前版 戦後版 執筆者索引 紫式部学会との三十年 「あとがき」に代えて 付録 紫式部学会略年譜 源氏物語講演会一覧 紫式部学会役員 「古代文学論叢」一覧 NDLで検索Am…

切腹 上野治子

1984年7月、北国出版社から刊行された上野治子(1916~)によるノンフィクション。 目次 はじめに 尾崎秀樹 切腹 発端 由緒書 金沢 本多図書 七代半左衛門 明治 新聞と写真 終焉 葵園会 葵園会 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

幸福への招待 ヨガ秘伝の公開 三浦関造

1953年2月、東光書院から刊行された三浦関造(1883~1960)によるヨガ解説本。三浦は大正時代からのオカルティスト。 目次 一 智慧と力の源泉 二 実話の発端 印度の一小学教師が全米を驚かす 三 不死の救世主ババヂ 四 大聖ババヂとその弟子ラヒリ・マハサヤ…

俳人原石鼎 鑑賞と生涯 小室善弘

1973年4月、明治書院から刊行された小室善弘による原石鼎の評伝。 目次 序にかえて 原石鼎の位置 鑑賞編 伝記編 一 深吉野以前 石鼎のなかの混沌 浪漫的心情はいかに馴化されたか 俳句との結びつき 二 深吉野時代 明治四十五年春深吉野入山以後、大年二年九…

詩人の抵抗と青春 槇村浩ノート 宮崎清

1979年10月、新日本出版社から刊行された宮崎清(1927~)による槇村浩の評伝。 目次 序説 槇村浩の詩と生涯 第一章 「生ける銃架」について 第二章 「間島パルチザンの歌」の土壌と背景 第三章 意識の変革と詩のリアリズム 第四章 牢獄と詩人の抵抗 第五章 …

歌人松倉米吉 米田利昭

1980年2月、筑摩書房から刊行された米田利昭(1927~)による松倉米吉の評伝。 目次 Ⅰ 糸魚川へ 1墓を訪う 2米吉の学籍簿――糸魚川へ 3暗い釣りランプの水車小屋――再び糸魚川へ 4日毛安之助のこと 5兄の生涯 Ⅱ 投稿者の群れ 1投稿者の群れ 2富山行――前…

赤色戦線を行く 勝本清一郎

1931年1月、新潮社から刊行された勝本清一郎(1899~1967)のノンフィクション。 目次 1 海上四十五時間 ウラヂオと豚 大陸の背中を 一日廿五時間づつ シベリヤ斷章 2 モスクワのABC モスクワの手帖 モスクワで見た芝居 3 新ポーランドの經驗 4 第二の赤都か…

黄瀛 その詩と数奇な生涯 佐藤竜一

1994年6月、日本地域社会研究所から刊行された佐藤竜一(1958~)による黄瀛(こうえい・1906~2005)の評伝。装幀は松永るみ子。 目次 プロローグ 第一章 詩壇の寵児 最初の挫折 日本の中国侵入 詩人の誕生 草野心平との出会い 詩壇の登竜門を突破 萩原朔太…

回想 宮本百合子 平田敏子

2000年5月、斎藤麗子の私家版として刊行された平田敏子(1923~1999)の回想録。聞き書き・構成は斎藤。平田は元筑摩書房編集者。 目次 はじめに 初めての出会い 筑摩書房入社 お茶汲み論争 辰野隆先生 社員旅行での出来事 臼井先生のキス 宴会での騒動 松田…

島根の詩人たち 田村のり子

1998年8月、島根県詩人連合から刊行された田村のり子(1929~)による島根県詩人評伝。著者は松江市生まれ。 新聞切抜きとして持っている「いずも・いわみ文人列伝」の束のことは、時どき記憶に上ることがありました。いつか本の形にできたらいいのに、とい…

作家の診断 ロールシャッハテストによる創作心理の秘密をさぐる 片口安史

1966年6月、至文堂から刊行された片口安史(1927~1995)による心理学的手法による作家分析。 目次 I ロールシャッハ法について 1 インクのシミ(検査図版) 2 インクのシミを用いる理由 3 人格の“投映”ということ 4 ロールシャッハ反応に映ずる人格特徴…