2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ぐさい 大森澄詩集

1974年6月、木犀書房から刊行された大森澄(1914~?)の第3詩集。刊行時の著者の職業は酒匂川サイクリングコース巡回指導員、住所は小田原市南町。 「宵待草」、「娑婆」にいただいた沢山の手紙や、その書評が図書新聞、その他の新聞詩誌等で好評だった時に…

UFOが見られまいかな 河井博信詩集

1983年10月、芸風書院から刊行された河井博信(1925~)の詩集。刊行時の著者の住所は八王子市横川町。 二年ほど前同名の詩集を自費出版したことがあります。その時には、今度はこの続きを出そう、そう思っていたのですが、いざ出してしまうと、同じ子であり…

これでいいへら 内田麟太郎詩集

1969年3月、潮流出版社から刊行された内田麟太郎(1941~)の第1詩集。カバー、デザイン、レイアウトは村田正夫。著者は大牟田市生れ、刊行時の住所は中野区大和町。 これは私の処女詩集です。もちろん満足なものではありません。いや我慢がならぬものといっ…

日常 塔和子詩集

1993年5月、日本基督教団出版局から刊行された塔和子(1929~2013)の詩集。装幀は熊谷博人。 私達、人間社会の中では、生存競争にしのぎをけずって傷つき疲よるべないことどもの中に、夫婦という至ってノーマルな人間関係があり、そこで互いにいたわりなが…

陣場金次郎洋品店の夏 甲田四郎詩集

2001年6月、ワニ・プロダクションから刊行された甲田四郎(1936~)の第8詩集。装幀・装画は内田克巳。第4回小野十三郎賞受賞作品。著者は東京生れ、刊行時の住所は大田区大森北。 八番目の詩集です。前の詩集を出してから六年、迷っていました。迷ったら初…

跫音 森万紀子

1988年2月、福武書店から刊行された森万紀子(1934~1992)の短編小説集。装幀は司修。 目次 海岸の舞台で 内空を行く 跫音 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

反聖畸人伝 吉野亨

1985年7月、青弓社から刊行された吉野亨(1922~)の評論集。編集は新日本文学会。装画は谷口幸三郎、装幀は今江誠人。著者は徳島市生れ、1964年に共産党より除名される。刊行時の職業は書店経営、住所は大阪市東淀川区。 目次 序文 針生一郎 Ⅰ 反聖畸人伝 …

打木村治作品集 打木村治

1987年7月、まつやま書房から刊行された打木村治(1904~1990)の短編小説集。 目次 耽美地獄 原罪歌の人 亀 喉佛 落日の賦 小坪物語 支流を集めて あとがき打木村治の文学について 榎本了 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

夜が来るので 八木幹夫詩集

2008年4月、砂子屋書房から刊行された八木幹夫(1947~)の第8詩集。装幀は辻憲。著者は神奈川県生れ、刊行時の著者の住所は相模原市。 目次 序詩 ・みどりのうねり 春の購買力 死亡広告 世間の思い、重い世間 読書で一日中過ごす 夜鴨渡る ミドリのハイキン…

山かげの石 宮脇紀雄

1958年10月、東光出版社から刊行された宮脇紀雄(1907~1986)の童話集。装画・装幀は大賀正。 目次 あらしと虫 シカの湯 モロコシ畑を風が渡って 山かげの石 カエルの合唱 花びらは肩に キリの花 ウシにのったおよめさん 泣くなコオロギ 草の中 雪おんば あ…

在野の息吹 立川健一詩集

2013年7月、土曜日術出版販売から刊行された立川健一(1948~)の詩集。装幀は直井和夫。著者は新潟県生れ、刊行時の住所は南魚沼市。 目次 笑い消しゴム 光の中を吹く風 母の贈り物 神々の寓話 網走の初氷 斜光 荒野 空へ 街 ゴッホの空 癌 下町 稲担ぐ人 …

死んだ少女 N・ヒクメット詩集 峰俊夫訳

1958年11月、国文社から刊行されたナーズム・ヒクメット(1901~1963)の詩集。翻訳は峰俊夫。装幀は育野纓子。ピポー叢書。 目次 死んだ少女 雲が人間を殺さないように 日本の漁夫 武器なき人々 船は朝鮮へ行く わたしたちの子どもたち アフメッドへ おまえ…

送信 甲田四郎詩集

2013年9月、ワニ・プロダクションから刊行された甲田四郎(1936~)の第11詩集。装画はリヒャルト・エルツェ「期待」。第32回現代詩人賞受賞作品。刊行時の著者の住所は大田区大森北。 目次 換気扇 上を向いて歩こう ひとつから 私は具体で生きている 奉安殿…

面影 伊藤佐喜雄

1972年11月、潮出版社から刊行された伊藤佐喜雄(1910~1971)の短編小説集。装幀は佐藤忠良。 目次 序文 保田與重郎 面影 炎 危機 THE LOST WORD 波紋 柔肌 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

PRESENT プレゼント 池上博子詩集

1991年12月、白地社から刊行された池上博子の詩集。装画は木村繁之、装幀は杉野諒。付録栞は清水鉄男「『音』の詩人・池上博子」。新鋭詩叢書12。 目次 ドラマトゥルギー すかすか I want to cry. Silent Dream 太陽のくに かなしみ ちがう 塀の上 清掃 Mari…

遠景 井戸川射子詩集

2022年6月、思潮社から刊行された井戸川射子(1987~)の第2詩集。装画は著者。 目次 水島 あなたはまだ若い、知らない 調和の入り江 巨大な母、形のいい耳 那覇 熱は内側から 育ち喜ぶ草 憂国 どれも潮のにおいを帯びて 土を打つ わたしは新しい言葉を なだ…

海にいったらいい 山崎佳代子詩集

2020年10月、思潮社から刊行された山崎佳代子(1956~)の詩集。表紙画はカタリーナ・ザリッチ「塔」、装幀・組版は扉野良人。 目次 百年の海 ・野鳥ではなく 蜜と胡桃 熟れた葡萄 初冬の鳥 立ちあがる人 ぴぴぴぴ 地図 痒み 渇き 灯を消す ・岸辺で犬は 珍…

女は今でも太陽なのです マンガとしての哲学 辻弥生

1974年6月、二十一世紀書房から刊行された辻弥生のエッセイ集。 目次 春 雨 夏 秋 冬 春立つ NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

いい影響 小峰慎也詩集

2016年10月、書肆梓から刊行された小峰慎也の詩集。表紙写真は関口国雄、装幀は福井邦人。 目次 M いい影響 犬にとって 顔 軽い心 学問 健康表 ごきげん 川の努力 三月 蛇 二月の車 汗の人形 星 星 雑な連絡 鹿の目 十字 集中 図形 鮨 それらしい痛み 着席 …

聖老人 百姓・詩人・信仰者として 山尾三省

1988年11月、野草社から刊行された山尾三省(1938~2001)のエッセイ集。装幀は青山貢、柏木早苗。写真は新西聡明。 この本の初版が出版されたのは、今からちょうど七年前の一九八一年十月のことであった。この七年間さらに数冊の本を出してきたが、自分の最…

ハングルへの旅 茨木のり子

1986年6月、朝日新聞社から刊行された茨木のり子(1926~2006)のエッセイ集。装幀は菊地信義。 ハングルを学んで十年を経た 十年やったぐらいで、こういう本を書くのはなんともおこがましい気がしたけれど、朝日新聞社図書編集室の広田一さんにすすめられる…

中澤系歌集 uta0001.txt

2015年4月、双風舎から刊行された中澤系の歌集。雁書館版の増補。造本・組版は米村緑。 目次 Ⅰ 糖衣(シュガーコート)1998 1999 Ⅱ 2000 2001 Ⅲ 1997 1998 編集後記(雁書館版)さいかち真 解説(雁書館版) 中澤系さんの歌集のために 岡井隆 栞(雁書館版)…

ふるさと幻想 森崎和江

1977年12月、大和書房から刊行された森崎和江(1927~2022)の評論集。装幀は司修。 目次 一、にほん文化誕生記 さわやかな笑顔 《生む・生まれる》モノローグ 水中の墓 朝毎に通ひましぎ 鮭神信仰 折口信夫における<伝承> 奈落の神 生む・生まれる話 二、…

トンカ・ジョンの旅立ち 北原白秋の少年時代 森崎和江

1988年11月、日本放送出版協会から刊行された森崎和江(1927~1922)による北原白秋の評伝。装幀は蟹江禅。 目次 第一章 トンカ・ジョン 第二章 バンバン 第三章 堀の夕暮れ 第四章 ままかかさん 第五章 オランダ 第六章 外目(ほかめ)村の祖父 第七章 うつ…

ちくわのいいわけ 田中りえ

2014年7月、愛育社から刊行された田中りえ(1956~2013)のエッセイ。編集は須川善行、装画は北村紀子、デザインは原田光丞。著者は田中小実昌の長女。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

名門 大森光章

1962年6月、南北社から刊行された大森光章(1922~2009)の短編小説集。表紙は杉原元人。表題作は第45回芥川賞候補作。著者は北海道虻田郡倶知安町生まれ。 目次 序に代えて 榊山潤 名門 雲の落胤 装身 海獣 蔵 鰾の孔 解説 NDLで検索Amazonで検索日本の古本…

沙漠の椅子 大野新

1977年6月、編集工房ノアから刊行された大野新(1928~2010)のエッセイ集。装幀は粟津謙太郎。 目次 Ⅰ 石原吉郎論――「ある<共生>の経験から」をめぐって 「位置」の位置 虚の顔 「動く標的」との対峙――清水昶『石原吉郎』 抽象の魔の鎮魂歌――詩集『北條』…

洪水はわが魂に及び 大江健三郎

1973年9月、新潮社から刊行された大江健三郎(1935~2023)の長編小説。装幀は司修。付録栞は渡辺広士との対談。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

いかに木を殺すか 大江健三郎

1984年12月、文藝春秋から刊行された大江健三郎(1935~2023)の長編小説。装幀は司修。 目次 揚げソーセージの食べ方 グルート島のレントゲン画法 見せるだけの拷問 メヒコの大抜け穴 もうひとり和泉式部が生れた日 その山羊を野に 「罪のゆるし」のあお草 …

戦ふ兵隊蟻 與田準一

1941年7月、中央公論社から刊行された與田凖一の童話詩集。装幀挿絵は深澤紅子。ともだち文庫3。 目次 村の出征 少年助手 戦ふ兵隊蟻(朗読詩集) NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索