同時代

校庭の歳時記 池崇一詩集

1987年11月、舷燈社から刊行された池崇一(1927~)の詩集。デッサンは舟越保武。著者は福岡市生まれ、刊行時の住所は国立市。 目次 Ⅰ 校庭の歳時記 往復年賀状 立春偶感 花の道標 一篇の詩 こいのぼり 紫陽花 旅の手紙 夏の日記 九月の歌 十月の歌 娘よ愛は…

髪と舟 有田忠郎詩集

1989年10月、書肆山田から刊行された有田忠郎(1928~2012)の第3詩集。装画は小野絵里。 目次 Ⅰ Homo viator 聖餐 海と風のロンド 真夏の塔 書物の夏 ある語学 マジョルカの舟歌 旅のなかの旅 カズヌーヴ館 Ⅱ 銀河と舞踏 その人(丈たかいひとは) その人(…

邯鄲 大重徳洋詩集

2003年9月、舷燈社から刊行された大重徳洋(1947~)の第3詩集。著者は宮崎県生まれ、刊行時の住所は千葉県印西市。 十二年ぶりの詩集です。今年は油彩の個展も五年ぶりに開催します。 せわしく走っていた時間が、谷から平野に出た川のようにゆったりとした…

矢内原伊作詩集 1941~1989 矢内原伊作

1994年4月、思潮社から刊行された矢内原伊作(1918~1989)の詩集。装幀は菊地信義。付録栞は、串田孫一「後悔頻り――矢内原伊作と『冬夏』、宇佐見英治「遊びに来るのは」、池崇一「基層のポエジー」。 矢内原伊作が生前に出版した詩集は、私家版の『矢内原…

葡萄頌 加藤忠哉詩集

1983年1月、砂子屋書房から刊行された加藤忠哉(1930~)の第3詩集。 目次 河原で 鳶 五月の庭で 六月の庭で ひぐらし 秋 静物の方へ 葡萄頌 歩道で 騒音のなかで 魚 街角で やぶ椿 湖の方へ 森のなかで 入江で 林で 大和で 夜の部屋で 接地 ものの表情 花 …

ただ在るもの 加藤忠哉詩集

1991年2月、舷燈社から刊行された加藤忠哉の第4詩集。装画は竹久野生。「同時代」同人。 目次 林のそばの家族 ふるい人形 市況 百鬼夜行 海辺で 断念の殻 岩の上のロープ 繭 月下美人 ある銅版画のまえで 青い風景 断崖で 龍の国で 夜の潮 Ⅰ Ⅱ Ⅲ 岩よ あとが…

丘の時間 大重徳洋詩集

2006年10月、舷燈社から刊行された大重徳洋(1947~)の詩集。 目次 蝶と遠雷 谷地へ 距離 蛇 古い日の歌 ムラサキシジミ アオスジアゲハ ウラナミアカシジミ ウラギンシジミ モンキアゲハ カヤキリ 夏の夜の訪問者 螢 虹と蝶 カンタン 夢の口 カワセミ 踏切…

夢の汀 伊藤海彦詩集

1995年8月、透土社から刊行された伊藤海彦(1925~1995)の詩集。装幀は嶋崎治子。 目次 Ⅰ 夢のなかで 夢の背中 午後の絵 暗い鳥 寓話 過ぎる夢 夢のかたち 夢のかど Ⅱ 詩を書くということ 草の上の歌 風景画入門 沈黙 そよぐもの 結び目 午前 哀歌 ある挽歌…

青雀集 伊藤海彦詩集

1995年7月、思潮社から刊行された伊藤海彦(1925~1995)の詩集。 目次 青雀集 1 よみがえった記憶の…… 2 陽ざしでむすばれた…… 3 モーツァルトの流れる…… 4 水を張った田に…… 5 なかば砂に…… 6 朝 落葉松の新芽に…… 7 渓流のほとりで…… 8 ひなびた墓地の…… …

歎語抄 原子朗詩集

1989年12月、砂子屋書房から刊行された原子朗の詩集。装画・装幀は平野充。 近年の「歎語」連作中から変化を眼目にして「抄」とした。 もともと、自分の書いた詩を「詩集」にまとめるということに、私はそれほど執着をもっていない。まして洪水のように詩集…

多摩川探検隊 辻まこと

1993年12月、小学館から刊行された辻まことの選集。選者は柴野邦彦。カバー・写真は辻まこと。 目次 岩魚の岩太郎――ボクのタカラモノ 多摩川探検隊 小屋ぐらし 岩魚釣り 春の渓流 川岸の春 演奏会 風 鬼怒沼山 秋の彷徨 絵はがき三通 けものたち けもの捕獲…

加線の歎語 原子朗詩集

2007年11月、花神社から刊行された原子朗(1924~2017)の詩集。「歎語抄」第六。装幀は平野充。 目次 序(ついで)の歎語 人間の歎語 春は名のみの歎語 火の歎語――ちちみねじれる時代の詩風に反逆するクマソ・スナオのTango 闇の歎語 コスモスの歎語――黒姫…

空の砂漠 原子朗詩集

1993年11月、花神社から刊行された原子朗(1924~2017)の詩集。装幀は平野充。「歎語抄」第二。 私は技巧を好かない。私は抒情をあまり好かない。私はつきあいもへただ。そのせいか、あいつは人の詩の鑑賞はよくするが、自分の詩はさっぱりうまくない、と一…

幽霊たち 原子朗詩集

1977年11月、昧爽社から刊行された原子朗(1924~2017)の第2詩集。装幀は平野充。 目次 魚群 幽霊たち 半島 ツグミ 沖縄へ 雨 石工のうた 父性の愛の欠乏のうた 闘牛 レバノンの夕陽 高圓の野 夜半の歎語 シャトル讃歌 あとがき NDLで検索日本の古本屋で検…

わたしが生まれたとき 大重徳洋詩集

1991年8月、舷燈社から刊行された大重徳洋(1947~)の第2詩集。 長かった昭和は終わった。長すぎたというべきだろう。戦後に生まれた私の昭和を十年区切りで思い返すと、昭和四十年代や三十年代はすでに春の霞のむこう。さらに七歳までの二十年代は、渺々と…

影の変奏 伊藤海彦詩集

1980年9月、湯川書房から刊行された伊藤海彦(1925~1995)の第2詩集。 目次 挽歌 確かめる 運ぶ 土地 迷路 日の昏れに 扉をあけると 小径 その先の世界 北へむかって あの日 指と眼で 見える 見えない 春に 軋む神 場所 夢は鎖 漂着 一滴 NDLで検索日本の古…