2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

川に棄てられていた自転車 松岡政則詩集

1998年9月、澪標から刊行された松岡政則(1955~)の第1詩集。付録栞は倉橋健一「『川に棄てられていた自転車』に」。本詩集収録の「家」で第27回新日本文学賞受賞。著者は広島県戸河内町生まれ。刊行時の住所は広島市佐伯区。 目次 家 TAXI・BLUES 石 自己…

風俗 村崎凡人歌集

1949年6月、徳島歌人社から刊行された村崎凡人の第1歌集。表紙は西原比呂志。徳島歌人叢書第五篇。刊行時の著者の職業は早稲田図書出版社員。 目次 序 窪田空穂 東京の別れ 古兵 ウスリーの岸邊 花鳥 比律賓哀乱士 偶成 後記 NDLで検索Amazonで検索日本の古…

夫婦百景 獅子文六

1966年11月、東方社から復刊された獅子文六(1893~1969)の随筆集。装幀は赤坂三好。 目次 夫婦論 美男と美女の夫婦 強情妻 ある恋愛結婚の夫婦 関自亭主とその妻 失格女房とその良人 中間夫婦 母親女房 もう一人の母親女房 アベコベ夫婦 学生夫婦 惜春女房…

覇旅十歳 三好達治詩集

1942年6月、臼井書房から刊行された三好達治(1900~1964)の詩集。 目次 曲浦吟 短詩二十章 鴉 信號 旅人 旅舎 本 裾野 黄葉 空山 瀧 頬白 雪景 千曲川 訪問者 雷蝶 海邊 燈下 回花 薔薇 一枝の梅 旅人 新雪 南の海 砂上 大阿蘇 艸千里浜 鷗どり 寒林小唱 …

東京の悪口 獅子文六

1959年10月、新潮社から刊行された獅子文六(1893~1969)の随筆集。装幀は谷内六郎。 目次 東京の悪口 粗妻のすすめ 新劇忘じ難し パリの演能の意義 流浪の夢 商館番頭 フランス女 西洋亭 タダ飲み正月 安兵衛 きのこ料理 ナマコとタワラゴ 貝鍋 熱いタオル…

ゑいもせず 真下章詩集

2020年2月、榛名まほろば出版から刊行された真下章の遺稿詩集。装幀は浅見恵子。 真下章氏の最後の詩集「ゑひもせす」は、清書したA4原稿用紙をコンビニでコピーし、市販の台紙に黒い綴じ紐で綴じたものだ。とてもとても、H氏賞受賞詩人の詩集として、ふさわ…

悦ちゃん 獅子文六

1952年8月、東成社から刊行された獅子文六(1893~1969)の長編小説。ユーモア小説全集24巻。 目次 子を連れて 海水着を買いに 松風汐風 帆影島影 横丁の残暑 秋風は斜めに 婚約 かりそめのくちべに 音楽会 赤とんぼ 島田に結う日 風に舞う 置手紙 霜日和 女…

「灌木」おぼえ書 1953-1991 山本格郎・水谷なりこ

1992年3月、編集工房ノアから刊行された月刊詩誌「灌木」38年の記録。著者は同人の山本格郎と水谷なりこ。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

七時間半 獅子文六

1960年10月、新潮社から刊行された獅子文六(1893~1969)の長編小説。装幀は長尾みのる。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

幻を持てる人 梅本育子詩集

1954年9月、現代詩研究所から刊行された梅本育子(1930~)の第1詩集。著者は東京生まれ。 私の詩のつばさが、なめらかなとなつて、あなたの海へ漕ぎ出すことが出来たら、なんと嬉しいことだろう。幾条かの縞となって、私の上へおりてくる光と、美しいイメー…

大番 雲の巻 風の巻 竜の巻 獅子文六

1956年12月(雲)、1957年6月(風)、1958年4月(竜)、新潮社から刊行された獅子文六(1893~1969)の長編小説。装幀挿画は宮本三郎。 ・雲の巻 めくり あるスパルタ教育 月夜の天女 夏の夜の夢 夏の夜の夢の続き 高舞い 日本橋 パチンコの玉 ギュー公 適業…

受難者 江馬修

1916年9月、新潮社から刊行された江馬修(1889~1975)の長編小説。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

ちんちん電車 獅子文六

1966年4月、朝日新聞社から刊行された獅子文六(1893~1969)の随筆集。装幀は原弘/NDC、装画は吉岡堅二、六浦光雄。 目次 なぜ都電が好きなのか 〝ちんちん〟の由来 品川というところ 泉岳寺―札の辻 芝浦 東京港―新橋 新橋―銀座 銀座―京橋 日本橋 続・日本…

雪むしとしずく 野崎裕子詩集

1959年秋に私家版として刊行された野崎裕子の詩集。表紙は海野経。 作者野崎裕子さんは現在盛岡工業高校工芸科三年に在学中です。この詩集は中学時代から高校三年の夏までの作品から集めたものです。 この詩集をつくるについては、野崎さんから特に意志表示…

達磨町七番地 獅子文六

1937年6月、白水社から刊行された獅子文六(1893~1969)の短編小説集。 目次 達磨町七番地 日本贔屓 藝術家 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

松本悲歌 松本圭二詩集

2019年12月、航思社から刊行された松本圭二(1965~)の詩集。カバー写真は小山泰介、デザインは前田晃伸。普及版。著者は三重県四日市市生まれ。刊行時の住所は福岡県福岡市、職業は、福岡市立図書館のフィルム・アーキヴィスト。 NDLで検索hontoで検索

自由学校 獅子文六

1951年1月、朝日新聞社から刊行された獅子文六(1893~1969)の長編小説。装幀は小穴隆一、装画は宮田重雄。 目次 彼女がさう叫ぶには 五笑会の連中 夏の花咲く 触手 鮎料理 悪い日 自由を求めて その道に入る 都会の谷間 乱世 地下の人 ふるさとの唄 あらく…

水姫 川口晴美詩集

1985年10月、書肆山田から刊行された川口晴美(1962~)の第1詩集。付録栞は清水哲男「不思議な水感覚」。 目次 水眠 草々の寝台 夜の川を流れて、海まで 濡れる髪 南中 こい する あさ 新種のさかなが泳ぐ場所 水音 逢瀬 新生 すいおん 落雷の色 午睡 トリ…

南國滑稽譚 獅子文六

1948年9月、新潮社から刊行された獅子文六(1893~1969)の短編小説集。装幀は宮田重雄。 目次 無賴の英靈 鹽百姓 桐の木の怪 共產黨とエンコ 遲日 田園浮世床 奉安殿 夏の餠 野球大會 たうがらし 兵六夢物語 日高山伏簡略話 NDLで検索Amazonで検索日本の古…

白い雲 岩倉憲吾詩集

1964年3月、光線書院から刊行された岩倉憲吾の詩集。表紙は花柳章太郎。刊行時の著者の住所は杉並区下高井戸。 目次 序句(久保田万太郎)1 コオラス パン 手を離れたコップ 星と噴水 叫び 星の街 友達 罠 鳩の巣 白鳥 2 その男1 その男2 その男3 その男…

信子 獅子文六

1946年10月、双山社から復刊された獅子文六(1893~1969)の長編小説。装幀は三浦勝治。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

新集・月的現象 佐藤弓生詩集

1991年3月、沖積舎から刊行された佐藤弓生(1964~)の詩集。1990年発行の私家版『月的現象』を増補改訂したもの。 目次 Ⅰ 月の航路 地下鉄ノーチラス号 花園 R荘 青嵐 あじさいの森 夜行電車に乗って 夏の窓辺 しゃむ猫 九月の喝采 星花草畑の一夜 死なない…

但馬太郎治傅 獅子文六

1967年11月、新潮社から刊行された獅子文六(1893~1969)の長編小説。装幀は芹沢銈介。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

句集東風 第二輯 大島青松園邱山会編

1953年7月、大島青松園協和会文化部から刊行されたハンセン病句集。 私等の詩碑として、五百二十二句を再び世に送る事の出來ますことは此の上もない欣びであります。 本句集は昭和十一年に発行されました、「邸山句集」に次ぐ第二句集でありまして、量質共に…

夫婦百景 獅子文六

1957年11月、新潮社から刊行された獅子文六(1893~1969)の随筆集。装幀は西山秀雄。 「夫婦百景」は、最初、婦人俱楽部に、数年後、主婦の友に、それぞれ連載した。夫婦論から中間夫婦までが、前者の掲載の分で、それは、私の持っていた材料で書いた。 主…

超える影に 畑中良輔詩集

2002年2月、不識書院から刊行された畑中良輔(1922~2012)の第1詩集。著者は福岡県門司市生まれ。音楽家。 私の最初の詩集である。 幼い頃から詩人か小説家になりたくて、学業はそっちのけ。文学書を読み耽っていたが、いつの間にか音楽家になってしまった…

ドイツの執念 獅子文六

1958年9月、大日本雄弁会講談社から刊行された獅子文六(1893~1969)の短編小説集。装幀、扉は益田義信。 この書には、私が国外に取材した作品の全部(長編「達磨町七番地」を除き)を、収めた。戦前から戦後にかけて、三十年近い時期の折々に、書いたもので…

骨片文字 栗生詩話会編

1980年11月、皓星社から刊行されたハンセン病合同詩集。 栗生楽泉園の詩話会の合同詩集『くまざさの実』が刊行されてから七年経った。そのときの詩人のうちの六人に、新たな詩人四名が加わって、今回の十人詩集『骨片文字』が編まれることになった。新たな詩…

呑氣族 獅子文六

1949年4月、尾崎書房から刊行された獅子文六(1893~1969)の短編小説集。装幀は澤野井信夫。 目次 青空の仲間 女給双面鏡 櫻桃三壘手 呑氣族 昭和孝子傅 海景異彩 ホルモン奇談 新興花見風景 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

1981 手塚敦史詩集

2016年4月、ふらんす堂から刊行された手塚敦史(1981~)の第5詩集。 あることの悲しみのため、小さな字で書き込んでおいたわたしとは、誰か誰でもないものを指す一人称なのかもしれない。小さな字で書き込んでおいたあなたとは、誰でもない誰かを指す二人称…