室生犀星詩人賞
1963年9月、地球社から刊行された磯村英樹(1922~)の第5詩集。デッサンは西條紀子、デザインは森下景喜。第3回室生犀星詩人賞受賞作品。著者は東京生まれ、刊行時の住所は川崎市。 目次 1 発生 えんどう 冬の旅 土偶 はじめのおんな 野菊 花のように あな…
1964年4月、木犀書房から刊行された薩摩忠(1931~2000)の第2詩集。第4回室生犀星詩人賞受賞作品。吉原幸子『幼年連禱』は同時受賞。 目次 海の誘惑 テーブルマナー フランスパン 凧 栄養 質問 夜の色 時間 金魚 雨だれ 富士山 木魂 ヴオストーク バランス …
1960年3月、書肆ユリイカから刊行された滝口雅子(1918~2002)の第2詩集。第1回室生犀星詩人賞受賞。著者は朝鮮・京城生まれ、刊行時の職業は国会図書館司書。 一九五五年五月に「蒼い馬」を出してから五年たった。そのあとがきで私は、水のなかから出てい…
1965年9月、土橋治重の風社から刊行された寺門仁(1926~1997)の第2詩集。第5回室生犀星詩人賞受賞。 第一詩集から九年経った。その初めの六年間は根無草だったので、首を左右に伸ばして苦しむばかりで自滅に向っていた。 そのとき、土橋治重氏が「風」に誘…
1965年7月、思潮社から刊行された吉原幸子(1932~2002)の第1詩集(1964年に歴程社から自主出版されたものを思潮社が再版)。第4回室生犀星詩人賞受賞。 この本全体が、私のノート(覚え書)になってしまった。 こんな、作品としての不完全さの意識が、長い間…