加藤温子

少女時代 加藤温子詩集

1986年2月、砂子屋書房から刊行された加藤温子の第1詩集。装画・装幀は星野美智子。 わたしが、いわゆる「現代詩」というものに出会ったのは、四年前でした。つらい闘病生活を経たあとの、その空白の只中でした。そのとき、考えたことは、詩というものの奥行…

春の声 加藤温子詩集

1997年5月、思潮社から刊行された加藤温子の第5詩集。 目次 茱萸 春の声 天使の回廊 春の声 駅 群馬 樹下 ハルシュタット ドナウ河畔イップス村 春の運河 水の標識 デルタ イリーナ 夜の観覧車 雨の舌 ノスタルジア NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検…

父の日曜日 加藤温子

1991年10月、思潮社から刊行された加藤温子の随筆集。 目次 Ⅰ 築地明石町 父の日曜日 皇后陛下の父上 神田神保町一丁目 殿様 地名 「いわく不可解」 勲章 ブンカ論 みのべさんの弁当 芳ヶ平 アネサン ピアノ 魚 リリーマルレーン Ⅱ パリケードの中の希望 早…

時禱集 加藤温子詩集

1994年3月、思潮社から刊行された加藤温子の第4詩集。 目次 《Ω》のテーマ I Fioretti 沼沢地帯 浦賀水道 繋船 山麓 シャリフ通りの窓辺から Sarahの日 Ode カール・ルドウィッヒ哀歌 雅歌 アジア 広場・・十一月 Legend ハミングバードの囁く日 投影図 あと…

オシャマンベのイカメシ 加藤温子詩集

1990年7月、思潮社から刊行された加藤温子の第3詩集。付録栞は清水哲男「うすみどりの荒技」。 私は駅がすきです。ただ、ぼんやりと人々の忙し気に行き交う姿を見ているだけですが、ここからなら、どこへでも行くことが出来るという、なにかしらの解放感にひ…

転校生 加藤温子詩集

1987年5月、書肆山田から刊行された加藤温子の第2詩集。附録栞は清水哲男「聖少女」。 私は転校生でした。生まれたのは東京のまん中ですが、風のようにびゅうびゅうと流れました。 流行としての現在をあたりまえのように生きながら、誰しもが思いもかけない…