水芦光子

雪の喪章 水芦光子

1959年11月、東都書房から刊行された水芦光子(1914~2003)の長編小説。装幀は鈴木義治(1913~2002)。 目次 序 そのひと 鴨料理 深淵 谺 秤が揺れる 灰燼 燃えなかったもの 氷室 青いデンキの病院 凄惨な団欒 施療院ヘ 春はからし菜 留守家族 ある画会の…

奪われるもの 水芦光子

1975年4月、ゆまにてから刊行された水芦光子(1914~2003)の書き下ろし長編小説。小説本としては9冊目にあたる。装幀は染色研究家の木村孝(1920~2016)。第3回泉鏡花記念金沢市民文学賞受賞。 北陸線の車窓から白山連峰を仰ぐたびmあの山の麓ではどんな…

九月派の歌 水芦光子詩集

1984年9月、北国出版社から刊行された水芦光子(1914~2003)の第二詩集。水芦は室生犀星の初女弟子。跋文は永瀬清子。 室生犀星という方はおそろしい方である。終戦よ奥年の昭和二十一年に上梓した私の詩集「雪かとおもふ」に、先生は序文をよせられたが、…