嵯峨信之

OB抒情歌 嵯峨信之詩集

1988年12月、詩学社から刊行された嵯峨信之(1902~1997)の詩集。装幀は落合茂。 この<OB抒情歌>と題した詩集一冊はぼくの生涯の余白の歌かも知れない。しかし余白の歌というにはまだ少し生生しいところがあって、むしろ余白にふみ迷っているとでも言うべきだろう。あ</ob抒情歌>…

黄金の砂の舞い 嵯峨さんに聞く 栗原澪子

1999年5月、七月堂から刊行された嵯峨信之の聞き書き自伝。聞き書きは栗原澪子。 この「聞き書き」を活字にすべきかどうか、私は長いこと迷っていました。「聞き書き」といっても、これは、質問の力によって、はじめて引き出された領域のほとんど無いもので…

愛と死の数え唄 嵯峨信之詩集

1970年5月、詩学社から刊行された嵯峨信之(1902~1997)の第1詩集。1957年版の再刊。 目次 異邦の詩人Z氏の手紙 ノアの方舟 孤独者 心性 ノアの方舟 別離 イヴ以前の女 時 夜 火 死 声 ある島 洪水 寓話 小雀 利根川 愛の唄 エデンの妻 水辺 女を愛するとは…