2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧
2003年11月、ミッドナイト・プレスから刊行された久谷雉の第1詩集。装幀は土田省三。付録栞は清水哲男「俯いて、颯爽と……」。第9回中原中也賞受賞作品。Midnight press original poems 7。 目次 イロ目 冷え 賭博 名前 フリダシ エイリアンの夜 象 記憶の小…
2006年11月、七月堂から刊行された根本明(1947~)の第7詩集。装幀は直井和夫。著者は宮崎県生まれ。 蓮の葉群れのなかに紅の蕾が突き立っている。二千年前の地層から発見された一粒の種に始まる蓮の繁茂は、時間の古層が不意に立ち現れることを示すかのよ…
1990年4月、思潮社から刊行された井坂洋子(1949~)の第7詩集。写真は下野好朗、装幀は芦澤泰偉。 目次 Ⅰ in love 西日 ミツバチの午後 ワンルームマンションにて 傷の色 タバコの学習 ●片思い Ⅱ at office 彼女自身 まひるの声 位置の感情 立像の腕 黒いく…
2022年6月、思潮社から刊行された峯澤典子(1974~)の第4詩集。装画はサカモトセイジ、ブックデザインは片桐寿子。著者は茨城県生まれ。 目次 夏の雨と ・ブルーピリオド グラス カーテン アクアマリン ドロップス Ripple 紅玉の 薔薇窓 ヒヤシンス 未完の…
1960年、書肆ユリイカから刊行された飯島耕一(1930~2013)の詩集。今日の詩人双書6。 『他人の空』は一九五三年刊、二百五十部限定、ほぼ半年で絶版となつた。一九五七年の『ミクロコスモス』(百部限定版―絶版)は、五五年刊『わが母音』(三百部―――絶版)以…
2013年10月、思潮社から刊行された浦歌無子の第2詩集。装幀・写真は毛利一枝。 目次 海のケモノ あいのことばをとりもどすために、少女は 波の椅子 人魚姫 パチパチとあな とっておきの午後 サヨナラココロガチルヨウニ 十五の脈拍 きんいろ 雪待ち 「I、こ…
1958年5月、緑園書房から刊行された荒木太郎の短編小説集。装幀は島田章三。 目次 序 丹羽文雄 春の歌 霞網 流れる影 堅田にて 湖のある町 あとがき NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索
1941年2月、河出書房から刊行された北川冬彦(1900~1990)の詩集成。 これは、今日までの私の詩の上の仕事の殆どすべてゞである。すなはち、六つの詩集「三半規管喪失」「檢溫器と花」「戰爭」「氷」「いやらしい神」「あたゝかい島にて」の諸篇と、最近の…
2012年2月、澪標から刊行された山中従子の第1詩集。装幀は倉本修。刊行時の著者の住所は堺市。 目次 Ⅰ 私の死体と 出会い橋 置き去り 青空 バケツ 農家 大通り 春 白 刃 紐のような 遊園地 枝 ブランコ 甲板 ビル 墓地 落ち葉 信号 道 雨上がり シーソー 外…
1943年2月、厚生閣から刊行された百田宗治(1893~1955)の評論集。 目次 序 戰線からの詩 銃後のまもり 勤勞の詩 わが生活より 景觀の詩 民謠體 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索
1948年2月、臼井書房から刊行された百田宗治(1893~1955)の評論集。 目次 序 I 回想 1 島崎藤村 2 蒲原有朋 3 薄田泣菫 4 上田敏 5 河井醉茗 6 横瀬夜雨 7 伊良子清白 8 岩野泡鳴 9 北原白秋 10 三木露風 11 高村光太郎 12 福士幸次郎 13…
1983年8月、混沌社から刊行された大家節子の第1詩集。題字は小林一平、扉は日和崎尊夫。著者は高知市生まれ、刊行時の住所は高知県南国市。 目次 戸惑い ささやき 岩 予定日 煙突 <あ> 耳 過失 思い 美土里疾走 出自 そして、見ることのなかった戦いの 少…
2021年8月、七月堂から刊行された神泉薫(1971~)の評論集。著者は中村恵美のペンネームでも詩集がある。 目次 鳳小舟の舳先から見えるもの 与謝野晶子 人類の時間、ことば、金色のウィスキーに酵う 田村隆一 「わて」の詩 永瀬清子 拳玉少年の夢想 吉岡実 …
1989年11月、福田正夫詩の会から刊行された亀川省吾の第3詩集。題字は井上靖、装画は福島せつ。焔叢書11。著者は日向生まれ、刊行時の住所は横浜市鶴見区。 目次 ・水牢 夏がゆく日に 産む男 水牢 水牢史 私達は奇妙な家族です トンボは凍り、自転車は… 光る…
1981年10月、ワニ・プロダクションから刊行された武田多恵子(1951~)の第2詩集。装幀は武田修。刊行時の著者の住所は埼玉県入間郡。 目次 秋 櫂 日曜学校 ぶらんこ シグナル 肉! 雨 果樹 線香花火 どしゃぶり、野良猫、ぬれねずみ 金魚のてんぷらフライデ…
2022年6月、編集工房ノアから刊行された山田稔(1930~)のエッセイ集。装幀は山田稔、森本良成。 目次 はじめに シネマ、夢うつつ…… ・某月某日 シネマのある日常(一九九二―九六) 一九九二年 一九九三年 一九九四年 一九九五年 一九九六年 Occupied Japan…
2020年3月、私家版として刊行された小峰慎也の詩集。刊行時の著者の住所は埼玉県鴻巣市。 目次 十月 大きな鳥 駅 生かしておいてもいいような犬 温泉 紙でさわる 監督は一人ではない 気くばりのすすめ 行儀よく グーニーズ 鳥と野球 銃 橋 やっぱり 単純な虫…
2007年10月、思潮社から刊行された久谷雉の詩集。装幀は芦澤泰偉。新しい詩人8。 仕事をみつけることができずに、ふるさとに帰ってから、半年ばかりがすぎました。庭の山椒の木と背くらべをしたり、荒れほうだいの川べりを歩き回りながら、ぼくは時々、ひと…
1989年3月、あざみ書房から刊行された高階杞一(1951~)の第3詩集。装画は原律子。第40回H氏賞受賞作品。 目次 Ⅰ 象の鼻 長い物語 春 てこの原理 ぷかぷか つぶされて 破裂 ホッチキスがやってきて 三分間 SWEET MEMORIES 質問 ファンタジーの贈り物 秋深し…
2004年12月、ミッドナイト・プレスから刊行された岩木誠一郎(1959~)の第6詩集。装幀は永畑風人。著者は北海道生まれ、刊行時の住所は札幌市。 目次 ふるえる耳 ピース 傷 夜の半分 バスを待つ アジサイのころ 夜明け前のホテルで 十二月の店で 後朝 駅 か…
1996年7月、思潮社から刊行された長野規(1926~2001)の第4詩集。 目次 ・巻の一 坂上の里 理願さま 雨あがりの屋前 翟麦のうた ・巻の二 家刀自 疫瘡 田庄 ・巻の三 夕立 従駕の歌 春眠 安積皇子 肆宴 ・巻の四 書持さま 礪砺波志留志 遊行女婦 家持黄金 …
2007年12月、私家版として刊行された筒井星舟(1958~)の詩集。装幀は塚嵜智恵。刊行時の著者の住所は京都府向日市。 目次 ひとのかたち 鯖ずし 龍の腹 伏見の踏切 橋上 石 Sの死 吊鐘草 独活 Sよ、いつかまた パイカル 酒猫 腹の虫 菜種梅雨 雨のひかり 雨…
1995年12月、思潮社から刊行された長野規(1926~2001)の第3詩集。 目次 ・序 入鹿誅殺 ・鸕野讃良皇女の章 母追慕 建皇子 含綬鳥 天智漏刻 履 入興 ・鸕野讃良妃の章 幼妃 有間皇子 牟婁湯 斉明崩御 近江遷都 遊猟 宴 吉野行 ・壬申乱の章 朴井連雄君 国栖…
1994年5月、思潮社から刊行された長野規(1926~2001)の第2詩集。装画は森通。 目次 ・猟人 原始 狼火 受胎 黎明 風葬 回帰 ・落日 落日 落日 猶予 未明 遠来の客たち 早春 革命 ・夜の檻 囚虜 再会 ある目撃 残暑 えさ 夕凪 夜の檻 人類考 みじかい夏 ピカ…
1980年6月、沖積舎から刊行された香川紘子(1935~)の第5詩集。装画は山本進。著者は姫路市生まれ、刊行時の住所は松山市。 生れて初めて投稿した私の幼い散文詩「夜露」が中学生毎日新聞の詩壇に入選してから三〇年の歳月が流れた。この間、神さまのお守り…
1995年11月、私家版として刊行された冬園節(1923~)の詩集。著者自装。刊行時の著者の住所は徳島県名西郡石井町。 目次 序詩 残照 1 あげくの果て 一 幾日も死と 二 おもわず自分の声で 三 もの音ひとつしない 四 差し入れられた花篭の 五 することが何も…
1975年3月、河出書房新社から刊行された小沢冬雄(1932~1995)の長編小説。写真は立花義臣。第11回文藝賞受賞作品。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索
1985年7月、矢立出版から刊行された坂井信夫の詩集。帯絵は日野日出志。 目次 分身1 梅雨に入った夜 分身2 部屋の壁にむかって 分身3 扇風機のゆるい風で 分身4 ぬるくなった徳利の酒 分身5 この地に引っ越してから朝 分身6 できるだけ単純な仕事が 分身7 こ…
1981年10月、WHO'Sの会から刊行された樫村高(?~2015)の詩集。装幀は難波敦郎。WHO'S叢書Ⅲ。刊行時の著者の住所は八王子市犬目町。 人のことばがその人自身を超えるということはないように思える。ことばがその人自身の手綱を振り切って、一つの生き物と…
1933年12月、日本公論社から刊行された河東碧梧桐(1873~1937)の随筆集。 目次 時鳥鳴く頃 街頭小景 大利根溯江記 溪谷より溫泉へ高原へ 黑部峽谷紅葉を見ざるの記 狩勝峠 人文化する地文―北海道から樺太へ― 南豫枇杷行 中國の三溪流 瀨戶内海ルンペンの記…