田村俊子賞

往還の記 日本の古典に思う 竹西寛子

1964年9月、筑摩書房から刊行された竹西寛子(1929~)の評論集。第4回田村俊子賞受賞作品。著者は広島市皆実町生まれ、1962年まで筑摩書房勤務。 目次 ・往還の記 その一 「竹取物語」と「なよたけ」 羽衣とあんなあな 古物語の解体 作者の存在証明としての…

お前よ 美しくあれと 声がする 松原一枝

1970年3月、集英社から刊行された松原一枝(1916~2011)による矢山哲治の評伝。第10回田村俊子賞受賞作品。 この小説は、早稲田文学昭和四十四年九月号十月号十一月号に連載されたものである。 矢山哲治のことを書くのに、私が適任であるかどうか。 当時、…

海辺の生と死 島尾ミホ

19794年7月、創樹社から刊行された島尾ミホの随筆集。装幀は早川良雄、挿絵は島尾伸三。第15回田村俊子賞受賞作品。 目次 序文 島尾敏雄 Ⅰ 旅の人たち――沖縄芝居の役者衆 旅の人たち――支那手妻の曲芸者 旅の人たち――赤穂義士祭と旅の浪曲師 旅の人たち――親子…