吉原幸子

詩人吉原幸子 愛について

2023年6月、平凡社から刊行された吉原幸子(1932~2002)の入門ムック。編集はコロナ・ブックス編集部。装幀は椋本完二郎。コロナ・ブックス230。 目次 <巻頭詩> まるのままの魂 谷川俊太郎 第1章 詩人・吉原幸子ができるまで 第2章 詩集より 幼年連祷 夏の…

シルヴィア・プラス詩集 シルヴィア・プラス 吉原幸子・皆見昭訳

2023年8月、土曜社から刊行されたシルヴィア・プラス(1932~1962)の詩集。翻訳は吉原幸子(1932~2002)と皆見昭(1931~)。1995年の思潮社版を底本として再編集したもの。 目次 追跡 森の神(フォーン) 婚礼を飾る花輪 水晶球占い師 ハードカースル断崖…

発光 吉原幸子詩集

1995年5月、思潮社から刊行された吉原幸子(1932~2002)の第11詩集。第3回萩原朔太郎賞受賞作品。 目次 Ⅰ 発光 散歩 海を恋ふ 火 生(ヴィ) 夏の日記より 来歴 出会い 女族 帰巣 むじゅん 確率や Ⅱ 霧 弟よ 天草の沙露姫 きみ待つと 櫛の 告白 きおく 白い…

ちどりあ詩 吉原幸子

1982年7月、思潮社から刊行された吉原幸子のエッセイ集。 ここ五、六年間のエッセイの中から、主に「ことば」や文芸作品に関連したものを集めた。自分ではマジメに書いたつもりでも、何ぶんにも守備範囲が狭く、あっちへょろよろ、こっちへよろよろ、脱線し…

魚たち・犬たち・少女たち 吉原幸子詩集

1975年12月、サンリオから刊行された吉原幸子の第5詩集。装画・装幀は司修。 ここ十年ほどの間に新聞や雑誌の求めに応じて書いたものを中心にして、この集を編んだ。 眉をひそめ、髪の毛をかきむしって「オンディーヌ」「昼顔」「夢あるひは……」などに収めた…

今をはばたく女たち 吉原幸子対談集

1988年12月、思潮社から刊行された吉原幸子の対談集。ラ・メールブックス4。装幀コンセプトは中島かほる、写真は折原恵、小坂泰子、薬師寺明美。 目次 われら馬ッコ牛ッコ仲間 三枝和子 「お寺の嫁さん」として 仕事か、子供か 男の貞操帯? 構想は大きく、…

夏の墓 吉原幸子詩集

1964年12月、思潮社から刊行された吉原幸子(1932~2002)の第2詩集。 このひとりぼっちの相聞歌を、誰でもなく、誰であってもよい〈あなた〉に捧げる。さうして別れを告げる。 半年前に刊行した「幼年連祷」のノートにも書いたやうに、これは私が突然覚悟を…

夢 あるひは… 吉原幸子詩集

1976年1月、青土社から刊行された吉原幸子(1932~2002)の第6詩集。装幀は著者。 たくさん生きてゐるつもりなのに、何故、死についてばかり考へるのだらう。実をいへば、この本を私は「死に方について」といふタイトルにしたかつた。不遜を承知、タブーの侵…

水蛇 北条裕子詩集

1977年9月、言葉の会から刊行された北条裕子の第2詩集。跋文は吉原幸子。 目次 Ⅰ 光 扉 指 街 海へ 街 風景論 水蛇 夢の穴 面 沼 この土地 Ⅱ 返礼 足萎 骨 遠い島 街角 凍った指 邂逅 季節の前の街 海蛇 跋 吉原幸子 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで…

幼年連祷 吉原幸子詩集

1965年7月、思潮社から刊行された吉原幸子(1932~2002)の第1詩集(1964年に歴程社から自主出版されたものを思潮社が再版)。第4回室生犀星詩人賞受賞。 この本全体が、私のノート(覚え書)になってしまった。 こんな、作品としての不完全さの意識が、長い間…

昼顔 吉原幸子詩集

1973年4月、サンリオ出版から刊行された吉原幸子(1932~2002)の第4詩集。第4回高見順賞受賞作品。 これは前詩集「オンディーヌ」のあと、五年にわたる作品の一部である。 この時期、私は変った。かつて「詩は排泄だ」とうそぶいてゐた私も、やっと世界をそ…

夜間飛行 吉原幸子詩集

1978年5月、思潮社から刊行された吉原幸子(1932~2002)の第7詩集。 飛行機を操縦できないから、私にとつて”夜間飛行”とは、むろん、”夢”のことである。 昼は飛べない。夜も、あまり飛べなくなつた。だが、夢のなかのある部分には、かつて踏みきつたきり、…