中野嘉一

モダニズムの時代 中野嘉一

1986年1月、宝文館から刊行された中野嘉一(1907~1998)の評論集。 本書は十年程前に出した『前衛詩運動史の研究』モダニズム詩の系譜(大原新生社刊・昭和50・8)以後に書いたエッセイ・ノートの類をまとめたものである。本書にも私自身の詩的体験を根底に、…

避雷針と藁屋根の間 中野嘉一詩集

1971年12月、多摩書房から刊行された中野嘉一(1907~1998)の第5詩集。装幀は出岡実。付録栞は飯島耕一。著者は1931年生まれ。著者は精神科医。太宰治を診たことでも知られる。 目次 偏執的な話 現象の意味 火事現場からは遠いところ 地誌的な抽象 楕円の軌…

新短歌と詩のあいだ 非定形の美学をもとめて 中野嘉一

1995年9月、芸術と自由社から刊行された中野嘉一(1906~1998)の評論集。 目次 Ⅰ 「セルパン」を見つけて 木下常太郎回想 『曠野のプリズム』と『衣裳の冬』 記憶の負担という言葉 詩人としての瀧口修造 不安の形象化について――古賀春江論 橋本甲矢雄の手紙…