その他句集

処刑前夜 完全保存版 北さとり編

2010年5月、東京四季出版から刊行された死刑囚の俳句アンソロジー。編集は北さとり。 目次 第一部 まえがき 編集凡例 死刑囚の絶句 ・昭和二十四年 1「ひこばえ」はじまる ... 切実なる命 「ひこばえ」の起こり 叫び 死刑囚の俳句 ひこばえ抄(一) 2最初…

射手座 松崎麻美句集

2004年9月、角川書店から刊行された松崎麻美(1935~)の第2句集。装画は吉岡正人、装幀は代田奨。著者は埼玉県生まれ、刊行時の住所はさいたま市中央区。 目次 序 井上宗雄 青胡桃 平成六年~七年 蜷の道 平成八年 神隠し 平成九年 牡丹焚火 平成十年 黄鶺…

歳月 結城昌治句集

1979年9月、未来工房から刊行された結城昌治(1927~1996)の句集。 私が肺結核のため清瀬村の国立東京療養所に入つたのは昭和二十四年二月七日、二十二歳の誕生日を迎へた翌々日だつた。まだ敗戦後の食糧難時代で、医学もこんにちのやうに進歩してゐなかつ…

女の世紀 須知白塔句集

1954年11月、白塔句集刊行会から刊行された須知白塔(1928~)の第1句集。装幀は山高のぼる。著者は岡山市生まれ、刊行時の住所は北多摩郡小平町。 ○私の第一句集”女の世紀”は、昭和十八年から昭和二十七年八月に至る間の、即ち、中学三年の時から大学卒業後…

飛礫の歌 新谷ひろし句集

1964年2月、青森俳句会から刊行された新谷ひろし(1930~2020)の第1句集。暖鳥文庫5。 青森俳句会機関誌で同人誌の「暖鳥」を編集してからまもなく十年になろうとしている。その間いろんなことがあったことはいうまでせないが、この一月号が二百号であった…

階段 流れの死滅 坂本巽 熊田司

1968年8月、白燕発行所から刊行された坂本巽と熊田司の合同詩句集。著者は父子。刊行時の住所は神戸市長田区。 巽と司を思うとき、ひらいた一輪のかたわらから、蕾の覗くかきつばたが目に浮かぶ。あけぼのの静かな水を抽いて、まこと清らかな風情である。か…

水の居場所 永井章子詩集

1998年10月、白地社から刊行された永井章子の詩集。装画は田谷京子。 私は日常の話し言葉より書き言葉の方が、なぜか、いつも、もう少し自由で居られるように思ってきました。そんな気持ちで今も詩を書いています。遅くから書きはじめ、これがはじめての詩集…

スパナ 十亀弘史獄中句集

2001年9月、十亀弘史句集刊行委員会から刊行された十亀弘史(1944~)の句集。著者は横浜生まれの愛媛育ち。刊行時の著者は未決拘置者、住所は葛飾区小菅。 俳句は、ひょっとしたら、独房に似ているかもしれません。俳句はわずか一七字の定型詩です。字面だ…

絆 小尻みよ子句集

2002年4月、朝日新聞社から刊行された小尻みよ子の句集。編集は朝日新聞大阪本社編集局内句集刊行委員会。題字は小尻信克。絵は小尻信克・小尻みよ子。著者は、朝日新聞阪神支局襲撃事件で殺害された小尻知博の母。 一九八七年五月三日の夜、我が家に晴天の…

眠れる木 浦川聡子句集

2012年12月、深夜叢書社から刊行された浦川聡子(1958~)の第3句集。装幀は蟹江征治。付録栞は小池昌代「空洞の幹――眠れる木のために」。 『眠れる木』は、『クロイツェル・ソナタ』『水の宅急便』につづく私の第三句集です。二〇〇二年から二〇一二年まで…

夜風 都筑省吾歌集

1941年5月、砂子屋書房から刊行された筑紫省吾(1900~1997)の第1歌集。題簽は窪田空穂。槻の木叢書第7編。 目次 序文 窪田空穗 水際(大正十一年―十五年) 萬滿寺に住む(大正十五年) 燈影(昭和二年-五年) 我が住むは下宿なり(昭和六年-九年) 瓶の金魚(昭和…

咳きの杙 吉村清貧子句集

1955年4月、私家版として刊行された吉村清貧子(1913~?)の第2句集。金沢出身。吉村まさとしの筆名で詩作も行った。 目次 骨の髄は乾枯びて 昇天祭 反応帯 喘ぎと肉眼 胸板と骨と またも卑小なる書記 萎縮眼 坩堝のなかの生 水神 霧の血の影に 風騒 大陸と…

天然 鳴戸奈菜句集

1992年4月、深夜叢書社から刊行された鳴戸奈菜(1943~)の第2句集。 『天然』は『イヴ』につぐ私の第二句集である。その間、およそ六年間の句から三二四句を自選し収めた。 さて、いま俳句で何が詠みたいのかと自問してみると、私にとって不可視の世界は可…

水を聴く 高浦銘子句集

1990年10月、牧羊社から刊行された高浦銘子(1960~)の第1句集。 桃咲いていちばんやさしい人でゐる 人声はとほく落花は激しかり 逢ひにゆく道カンナの緋途切れざる 茶の花はほのかなるほのかなる花 臘梅の花のひとりが瞬きぬ 高浦銘子さんの第一句集『水を…

小島に生きる 長島愛生園編

1952年7月、宝文館から刊行されたハンセン病文学アンソロジー。 ハンゼン氏病菌(癩菌)は、人類の発生と同時に、世界に存在したようである。人体の皮膚粘膜、末梢神経に好んで寄生して、人間を苦しめて来たものであり、人の面皮を破り、手足の自由を奪い、つ…

無伴奏 岡田幸生句集

2015年4月、ずっと三時から復刊された岡田幸生(1962~)の句集。 これは句集『無伴奏』(そうぶん社出版・一九九六年)の新版である。消したい句もあるが、青いものは青く残すべきだろう。三〇代前半だった。そこかしこが青くまぶしかったのだ。新たに六〇句…

啓示 中岡毅雄句集

2009年7月、ふらんす堂から刊行された中岡毅雄(1963~)の句集。装幀は君嶋真理子。藍生文庫33。栞は「いのちみづみづしくあれよ」(友岡子郷)、「高野の水」(黒田杏子)、「俳句に憑かれた人」(小澤實)、「吾がいのちなり」(加藤治郎)。 目次 Ⅰ 平成…

雪間以後 松村武雄句集

2003年10月、同友館から刊行された松村武雄(1922~2001)の第3句集。遺稿集。編集は松村悦子。松村は詩人・北村太郎の双子の弟。 春に入院、手術のあと退院して一旦は快方に向かい、句会にも顔を出すようになった松村でしたが、秋口に再発、再入院、そのま…

火のいろに 大木あまり句集

1985年8月、牧羊社から刊行された大木あまりの第2句集。装幀は伊藤鑛治。 目次 火のいろに 大原富枝 吉野 1980~1981 火のいろに 1982~1984 花冷え 1984~1985.4 あとがき Wikipedia(大木あまり) 日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

蜘蛛うごく 畑耕一句集

1941年2月、交蘭社から刊行された畑耕一の句集。 言葉 北原白秋 蜘蛛うごく。 この一巻の中から感知されるのは、寧ろ本體そのものにあらずして、その動きの速度や投影の妖かしにある。 壁上の蜘蛛うごくとき大いなる 又、 燈をまともすばやき蜘蛛として構ふ …

雪降る音 井越芳子句集

2019年9月、ふらんす堂から刊行された井越芳子の句集。装幀は間村俊一。青山叢書第138集。 『雪降る音』は『鳥の重さ』に続く第三句集になる。平成十九年暮れから平成三十年四月までに作成した作品の中から三七二句を収めた。 この間、父が逝き母が逝った。…

露ある道以後 相澤俊子句集

1990年11月、不識書院から刊行された相澤俊子の第2歌集。遺稿集。附録栞は「相澤俊子を偲ぶ―弔辞」(清水以譽子)、「父のこと母のこと」(相澤幹雄)。 この歌集は、昭和四十一年十一月出版の歌集『露ある道』につづく相澤俊子の第二歌集にして遺歌集です。…

芝桜 志摩角美句集

2018年9月、ふらんす堂から刊行された志摩角美(1918~)の句集。装幀は君嶋真理子。 目次 序句・稲畑廣太郎序 深見けん二 第一章 昭和五十三年~平成元年 第二章 平成二年~十一年 第三章 平成十二年~十九年 第四章 平成二十年~二十八年 あとがき NDLで検…

冬夕焼 金子敦句集

2008年6月、ふらんす堂から刊行された金子敦(1959~)の第3句集。装幀は君嶋真理子。 目次 蜜柑 二〇〇三年 端居 二〇〇四年 風花 二〇〇五年 豆飯 二〇〇六年 送火 二〇〇七年 あとがき 書評など『冬夕焼』のお菓子俳句について(石原ユキオ商店)俳人・金…

佐野まもる句集 佐野まもる

1937年2月、沙羅書店から刊行された佐野まもるの第1句集。馬酔木叢書第14篇。 目次 病 關東煮店風景 友 鰆 五月もをはる日に 南阿波哀感一 南阿波哀感二 寫樂 貧しき巷には 渚の墓原 德島公園漫吟 札所の村 旅の斷片 祈雨 秋色 颱風 旅情三片 1 南方阿波 2 …

柿腸 近藤浩一路句集

1934年1月、私家版として刊行された水墨画家・近藤浩一路の句集。画像は函欠本。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

竹花忍歌集 竹花忍

1980年4月、木馬社から刊行された竹花忍の歌集。編集は中林良雄、米屋陽一、愛敬浩一。 目次 作品Ⅰ 作品Ⅱ 評論 近代文学としての短歌の考察 絵画の美と短歌の美 跋 倉持正夫 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

風樹 北村耕一路句集

1992年7月、卯辰山文庫から刊行された北村耕一路(1913~)の第2句集。装幀は森潮。 目次 ジャワ・終戦 昭和二十年―二十一年 帰還‧戦後 昭和二十一年―二十二年 かかり凧 昭和四十五年―五十二年 穗高 昭和五十三年―五十六年 菊月夜 昭和五十七年―五十九年 大…

アダムの骨 高木一恵句集

1996年2月、ふらんす堂から刊行された高木一恵の句集。装幀は伊藤礦治、装画は中村真一郎「横たわるエバ」。 目次 序句・天のふるさと クピドの矢 春 初蛙 夏 秋扇 秋 小夜時雨 冬 ・アダムの骨 連作 花吹雪 十句 アダムの骨 十句 しづやしづ 八句 雄心の 十…

鴻志 渡辺通子句集

1999年2月、花神社から刊行された渡辺通子(1958~)の第2句集。装幀は熊谷博人。 ある若手の句会の帰りのことである。「女流女流っていうけれどすごい数だよね。やっぱり女流でしか詠めないドロドロした、そういうものを詠まないと駄目じゃないのかな。」「…