こたきこなみ

そして溶暗 こたきこなみ詩集

2018年10月、思潮社から刊行されたこたきこなみ(1936~)の第7詩集。著者は北海道生まれ。 思春期のころから私は家と名のつくものに違和感があった。 何故人はそこに囚われなくてはいけないのか、何とかしてそこから外れよう。それでいて無為に時は流れ、気…

キッチン・スキャンダル こたきこなみ詩集

1982年7月、レアリテの会から刊行されたこたきこなみ(1936~)の第1詩集。表紙装画は小紋章子。 小学生時代、北海道酷寒の辺境での人肉嗜食事件が報道された。後に武田泰淳の「ひかりごけ」のモデルになった事件である。地元新聞の猟奇的筆致に、子ども心に…

夢化け こたきこなみ詩集

2006年10月、書肆青樹社から刊行された、こたきこなみ(1936~)、第5詩集。第14回丸山薫賞候補。第16回日本詩人クラブ詩界賞候補。装画は「飛龍に乗る儺神」。 目次 I 奔馬 夢化け 怪しい関係 悪食考 魔法の国 裹窓の奥 花の生涯 飢霊 夏化粧 つかのま こ…