2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

小説三億円事件 佐野洋

1970年10月、講談社から刊行された佐野洋(1928~2013)の長編小説。装幀は村山豊夫。 目次 系図・三億円事件 三億円犯人会見記 三億円犯人の情婦 三億円犯人の挑戦 三億円犯人の秘密 三億円事件について NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで…

一郎とにぎりめし 秋田雨雀

1952年8月、東洋書館から刊行された秋田雨雀(1883~1962)の童話集。挿絵は菅野陽太郎、装幀は藤橋正枝。 目次 太陽と花園 三人の百姓 啞の殿樣 老僧と三人の弟子 白鳥の国 つるとかに 旅人とちょうちん 鷹の御殿 幸福の鐘 つるの湯 先生のお墓 監督判事 犬…

風道 増田みず子

1993年11月、筑摩書房から刊行された増田みず子(1948~)の長編小説。表紙は吉野晃生、装幀は藤本路子。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

氷河が来るまでに 森内俊雄

1990年9月、河出書房新社から刊行された森内俊雄(1936~)の短編小説集。装幀は菊地信義。第42回読売文学賞、第41回芸術選奨文部科学大臣賞受賞作品。 目次 a 笑う泉 b 痛き夢 c 湿地の葦 d 食中花 e 煙なき炎 f 隣人 g 優しい檻 h 影絵 i 宿木 j 冷たい光 …

レモンの月 藤沢桓夫

1952年12月、朝日新聞社から刊行された藤沢桓夫(1904~1989)の長編小説。装幀挿絵は中村貞以。 目次 夜の球場 ピアノをたたく男 女と夢と ほたる籠 昼と夜 味方 夏花 赤い信号燈 暗いワルツ 断崖の感情 悲歌 銀河 無言の抗議 都会の谷間 わかれ路 運命の針…

自選詩集 地球民のうた 大江満雄詩集

1987年6月、土佐出版社から刊行された大江満雄(1906~1991)の自選詩集。装幀は織田信生。付録栞は、「大江満雄の維新思想」(上林猷夫)、「詩の自覚の歴史を貫く」(片岡文雄)、「義眼」(木村次郎)、「血の花を」(金子鐵雄)、「灰の中より『ヨブ』の…

ノアの忘れもの 森内俊雄

1973年11月、文藝春秋から刊行された森内俊雄(1936~)の連作短編集。装幀は粟屋充。 目次 鳩(序にかえて) 夢のはじまり 門を出て 降誕祭 月下氷人 あり得ざる日 カーネーション 死者還る 洪水 冷蔵庫の中のバター 路地を左に曲って 見えない蛙 公園 蠅 夜…

家庭の幸福 鶴田知也

1941年3月、櫻井書店から刊行された鶴田知也(1902~1988)の長編小説。画像は再版(1948年)。初版は表題作以外に5篇入り。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

運動公園 西杉夫詩集

2009年7月、砂子屋書房から刊行された西杉夫(1932~)の第5詩集。装本は倉本修。著者は東京生まれ、刊行時の住所は多摩市落合。 これがわたしの第五詩集だ。二〇〇一年から現在まで、十年近くの詩から選んだ。ほとんどは詩誌『騒』に発表したもので、部分的…

女ひとり原始部落に入る アフリカ・アメリカ体験記 桂ユキ子

1962年9月、光文社から刊行された桂ユキ子(桂ゆき)のルポルタージュ。カバー、口絵、イラスト、写真は著者。 目次 まえがき アフリカ生活/黒い秘境の原住民とともに 野たれ死んでもいい そこに創造の泉がある 見当のはずれた映画スターたち 傷だらけの黒…

高原列車 濱本浩

1941年12月、輝文館から刊行された濱本浩(1891~1959)の長編小説。装幀挿絵は小出卓二。 目次 艦長 夏草の記 從兵 高原列車 息子 火花 天使の巣 少年の日 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索

指あそび 森沢友日子詩集

1982年10月、反架亜から刊行された森沢友日子の第2詩集。刊行時の著者の住所は京都市右京区。 目次 指の役割 望む指 眠る指 親指へ 若い指 母の指 求める指 さむがり指 悔やむ指 恋う指 かゆい指 数える指 ほんとうは こだわる指 指のひと仕事 指へのラブレ…

金子文子歌集

1976年3月、黒色戦線社から刊行された金子文子(=金子ふみ子)の歌集。 目次 解説 瀬戸内晴美 金子文子歌集 己を嘲るの歌 獄舎に想う 歌稿を見た後に 栗原一男 古川時雄 金子文子をおもう 会田紀子 取り残された母親 河北新報 あとがき 望月百合子 NDLで検…

琉球舞姫 火野葦平

1954年8月、山田書店から刊行された火野葦平(1907~1960)の随筆集。装幀は竹谷富士雄、挿絵は火野葦平。画像は裸本。 目次 歌姬 珊瑚座 梯梧の花 舞姬 島 山原乙女 赤道祭抄 新琉球記 三たび「ひめゆり」の島へ NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤ…

ウコギの家 伊藤啓子詩集

2000年6月、夢人館から刊行された伊藤啓子(1956~)の第2詩集。写真は新関昭男、装幀は直井和夫。刊行時の著者の住所は山形市。 子どもの頃、中耳炎を患って難聴の時期があった。自分の声が聴こえないので発声する前に幾度も反すうし、人の声には頭痛がする…

誰もいない文学館 西村賢太

2022年6月、本の雑誌社から刊行された西村賢太(1967~2022)のエッセイ集。デザインは重実生哉、装画は信濃八太郎。 目次 ・誰もいない文学館 藤澤淸造『根津権現裏』 呉承恩 田中英光『西遊記』 朝山蜻一『キャバレー殺人事件』 大木雄二『童話を書いて四…

夏至祭り 阿部泉

2001年6月、TaKaRa酒生活文化研究所から刊行された阿部泉(1950~)のエッセイ集。装画はM.K.チュルリョーニス「夏、トリプティックⅡ」、装幀は南伸坊、デザインは橋本金夢。酒文ライブラリー。ダイナーズクラブ会報誌『シグネチャー』連載の「ボヘミアンの…

盗人 桐野かおる詩集

2020年11月、砂子屋書房から刊行された桐野かおるの第11詩集。カバー写真は著者、装本は倉本修。 齢をとるというのはなかなかシビアなもので、テレビなどで、(生涯現役です)だとか(年齢は関係ありません)、などと言っている人をみると思わず、ホンマかいなと…

東京四次元紀行 小田嶋隆

2022年6月、イースト・プレスから刊行された小田嶋隆(1956~2022)の短編小説集。編集協力は宮田文郎。 目次 序文 残骸 ─新宿区 地元 ─江戸川区 傷跡 ─千代田区 穴 ─墨田区 トラップ ─世田谷区 サキソフォン ─杉並区 ギャングエイジ ─台東区 八百屋お七 ─文…

月禱 平野敏詩集

2008年5月、梗興社から刊行された平野敏(1934~)の詩集。表紙カバーは仏の森 (京都·蓮華王院三十三間堂の千体千手觀音立像)。著者は青森市生まれ、刊行時の住所は埼玉県入間市。 目次 序 叫び 橋物語 老後の巻 橋物語 精霊の巻 橋物語 光明の巻 橋物語 奇…

影法師 久谷雉詩集

2015年12月、ミッドナイト・プレスから刊行された久谷雉(1984~)の第3詩集。著者は埼玉県深谷市生まれ。 目次 生活 雲を刻む 桜前線 円筒形 骨よりもながく 宿 天の近所 蟬 さゝげるな 本の死 物理 機影 雲雀 空の材料――関口文子公演『余生のはじまり』に…

解体へ 藤本直規詩集

1978年12月、私家版として刊行された藤本直規(1952~)の第1詩集。制作は黒瀬勝巳、イラストは鷲見四郎、カバー題字は金森務。刊行時の著者の住所は京都市左京区。 目次 ・子供たちへ 子供たちへ ・ケンの魂 ケンの魂 少年の唄 たそがれ 二十二歳 俺たちに…

沼へ 立花種久詩集

1984年8月、れんが書房新社から刊行された立花種久(1947~)の第2詩集。装幀は藤原健人。刊行時の著者の住所は世田谷区成城。 目次 鉱泉町再訪 歌姫 愛鬱な祈蕎師 雨の三つの森 狂想曲 白昼の大通り 不法滞在 肉屋の女房 沿道 森の家 星々と輪舞 臨検 北窓 …

高見順賞五十年の記録 一九七一―二〇二〇

2020年10月、公益財団法人高見順文学振興会から刊行された高見順賞の記録。ブックデザインは白井敬尚形成事務所。制作は港の人。 目次 ・高見順賞歴代受賞詩集 高見順賞五十年 公益財团法人高見順文学振興会理事長 吉増剛造 1 高見順賞五十年 高見順賞のあ…

メー・ティはそれを好まない 愛敬浩一詩集

2021年5月、土曜美術社出版販売から刊行された愛敬浩一(1952~)の詩集。装画は宇野亞喜良、装幀は直井和夫。 目次 朝/回避するために アパート/領域 もう一つのアパート/足場がいるのだ ベンヤミンは書いている/基調報告 メッセンジャー/行程 あっせん団交…

P 森ミキエ詩集

2000年7月、七月堂から刊行された森ミキエの詩集。 目次 P 静かな距離 ブルーグレー・テリトリー 日曜日の車輌 栗ノ木虫 彼女の爪先 桃の匂い 乾いた魚 アンモナイトの石段 窓辺 ジューン・ドロップ 緑蟹 スペイン婦人の足首 月を飼う ソファ 理科室 球を剥…

春になればうぐいすと同じに 永瀬清子詩集

1995年4月、思潮社から刊行された永瀬清子(1906~1995)の遺稿詩集。装画は岡村幸右ヱ門。 目次 第一章 春になればうぐいすと同じに アンターレス 緑 唯一の手紙 幸福の帳尻 私らとうぐいす 春になればうぐいすと同じに 春の夜のしなさだめ 人間馬鹿 一番近…

詩人だってテレビも見るし、映画へも行く。 愛敬浩一

2020年9月、土曜美術社出版販売から刊行された愛敬浩一(1952~)のエッセイ集。装幀は高木裕子。[新]詩論・エッセイ文庫10。 目次 序詩 私のブルース Ⅰ 毎日、テレビを見る。 〈つかこうへい以後〉と〈ゲシュタルト崩壊〉――二つの恋愛TVドラマ 「うそ、や…

発語の光景 古谷鏡子詩集

2000年11月、花神社から刊行された古谷鏡子の第4詩集。刊行時の著者の住所は練馬区上石神井。 三冊目の詩集『眠らない鳥』をまとめてから十年近く経ってしまった。 いまその後の作をまとめようとして、私はすくなからず戸惑っている。戸惑の気持は、たぶん、…

空から来るもの 増田みず子

1992年9月、河出書房新社から刊行された増田みず子(1948~)の長編小説。 目次 眠る街 夜景へ 硝子(ガラス)絵 隠れ家 えそらごと あとがき NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索