嶋岡晨

永久運動 嶋岡晨詩集

1964年10月、思潮社から刊行された嶋岡晨(1932~)の詩集。 前詩集以後、この三年ばかりの間にたまった作品群を整理し選び出し、詩集名を「永久運動」とした。私の仕事は、現代が排泄するニヒリズムの濁流の中を、彼岸へ泳ぎわたろうとする意識の永久運動で…

人間誕生 嶋岡晨詩集

1961年10月、思潮社から刊行された嶋岡晨(1932~)の第4詩集。著者は高知生まれ。 目次 序言 三好豊一郎 現代 祭壇 海 うめく 妊婦 はらむ 空 はらむ 胎動 生まれてくるおれの子供よ 誕生 無名人登場 屈葬人骨 へその緒 夢 むすめに 首実験 子供のけんかの…

日本文学の百年 現代詩の魅力 嶋岡晨

2000年2月、東京新聞出版局から刊行された嶋岡晨の評論集。装幀は竹田壮一朗。 目次 第1章 現代詩の歩み――一〇〇年 森鷗外ほか訳「ミニヨンの歌」 島崎藤村「小諸なる古城のほとり」 与謝野晶子「君死たまふことなかれ」 薄田泣菫「ああ大和にしあらましかば…

詩人という不思議な人々 わたしの現代詩人事典 嶋岡晨

1999年4月、燃焼社から刊行された嶋岡晨(1932~)のエッセイ集。 目次(各項に記した人物名のリスト) 序文まがい あ 阿部弘一 笹原常与/永井善次郎/真辺博章/チャドウィック/F・ポンジュ/ヴァルザー/雪舟/道元 お 大野順一 嶋岡晨/金子光晴/片岡文雄/笹原…

巨人の夢 嶋岡晨詩集

1959年2月、国文社から刊行された嶋岡晨(1932~)の第2詩集。装幀は著者、カバーは笹岡信彦。ピポー叢書56。 目次 薔薇色の逆説 扉 かくれんぼ 飛翔 歴史 記憶 未来 孤独な象の物語 幻影の兵士 縄梯子をのぼる赤ん坊 バナナを噛じっている男 射手 もしも一…

青春の遺書 嶋岡晨詩集

1957年3月、国文社から刊行された嶋岡晨の詩集。著者自装。ピポー叢書。 目次 一、青春 希望 訛り 青春 雲のあいだから もしも一羽の鳩が ひとつの墓石になるために 食卓なんか無い 祝砲 風景 二、精神史 精神史 時間の街かど 海の労働者 掌の上の道 乳搾り…

死を宣告された家畜たち 嶋岡晨

1968年3月、三一書房から刊行された嶋岡晨(1932~)の長篇小説。カットは日和崎尊夫。 目次 第一章 ある男の告白 第二章 死の周辺 第三章 兇悪な細胞 第四章 地獄への出発 第五章 夢の獲物 第六章 肉の祭り 第七章 残忍な仔羊 第八章 危険な快楽 第九章 崩…

八月のパリの黒い汗 嶋岡晨詩集

1978年12月、飯塚書店から刊行された嶋岡晨(1932~)の第11詩集。解説は吉野弘(1926~2014)。表紙写真はパリのバトー・ムーシュの甲板ではたらく黒人とエッフェル塔。 学生のころ私家版で出した『薔薇色の逆説』からかぞえて、これで十一冊目の詩集になり…