藤富保男

パンツの神様 藤富保男

1979年1月、TBデザイン研究所から刊行された藤富保男(1928~2017)のエッセイ集。装画は北園克衛。 ぼくは詩集『言語の面積』を境にして、その前後まで、詩についての勝手気ままなコメントをいくつか書いてきたが、それらは本にまとめられずに、あちらこち…

山田 藤富保男詩集

1985年12月、花神社から刊行された藤富保男(1928~2017)の詩集。見返し画は星野洋輝。著者は東京府石川区生まれ。 目次 わがわがまま ことのほかのこと なすべき事の虚しさ 左様 注文したままの形 やがて一人 いたずら 所詮 山田 失楽園 精巧な苦悩 小さい…

新聞紙とトマト 藤富保男詩集

1979年9月、国文社から刊行された藤富保男(1928~2017)の詩集。表紙はピエール・クルセール。 これらの各詩は斜めに読むとか、どこかから反対に読むと、詩行が一行、あるいは二行分、意識的に隠蔽されている。 こういうふうに一見、遊戯的にしたのは、自分…

エリック・サティ詩集 藤富保男訳

1989年12月、思潮社から刊行されたエリック・サティ(1866~1925)の詩集。翻訳は藤富保男(1928~2017)。カバー、扉、本文中の絵は八木美穂子。表紙、「スポーツと嬉遊曲」のイラストは藤富保男。 目次 ・スポーツと嬉遊曲 序 食欲をそそらないコラール ブ…

ハテナさんの冒険 藤富保男/桑原伸之

1976年1月、エルムから刊行された藤富保男と桑原伸之の画文集。 熊の逆立ち。数学のできる犬。もちあげた象の足の下にねそべる美しい女の子。道化師のヴァイオリン。 日本では、昭和のはじめころ曲馬団と呼んでいた頃のサーカスは、どちらかというと社会的に…

詩の窓 藤富保男

2011年12月、思潮社から刊行された藤富保男の評論集。装幀は山口信博。 目次 Ⅰ 魔ダダ模様 碑まわり 詩の光沢 おもしろい詩のことで ある詩人のことで スポーツと詩のことで 生誕百年の音楽家と死後六十年の詩人 詩作にふれて(1) 詩作にふれて(2) 偉人・異人…

一壺天 藤富保男

2014年10月、思潮社から刊行された藤富保男(1928~)の詩集。 本詩集は主として散文型の形をとったが、行ワケの篇もある。添画や写真を入れたが、詩画集という呼称は甚だ好まざるところ。詩の形を描いたり、書いたりしたので詩形集としたいのだが、発音をす…

客と規約 藤富保男詩集

1999年1月、書肆山田から刊行された藤富保男(1928~)の詩集。装幀は高橋昭八郎(1933~2014)。 目次 前半 客 はてな の巻 足跡の巻 後半 客帰る 足軽の巻 客帰る――文字隠れの巻 規約 NDLで検索Amazonで検索

第二の男 藤富保男詩集

2000年10月、思潮社から刊行された藤富保男(1928~)の詩集。 詩はわが身のよじれ、あるいはわだかまりより生ず、と信ずるものなり。混沌、隠蔽、彷徨、無駄さ加減の明瞭なる事実、事件に遭遇するや、わが苦悩と共鳴音を発しつつ、忽然と詩の虫、背筋を走り…