小熊秀雄賞

黄土の風 坂本つや子詩集

1990年8月、花神社から刊行された坂本つや子(1926~)の詩集。第24回小熊秀雄賞受賞作品。著者は東京生まれ、1938年に渡満。刊行時の住所は足立区西新井。 母と娘が、この世の悪意と善意をきっちりと二等分し、一つの計算違いもなく天から分けもたされる――…

大連 弓田弓子詩集

1988年12月、ワニ・プロダクションから刊行された弓田弓子の第11詩集。第39回H氏賞候補作品。第22回小熊秀雄受賞作品。 私が大連(現在の中華人民共和国大旅市)にいたのは、昭和十四年初夏から昭和二十二年一月迄でした。零歳から八歳の私の記憶は当時の身…

水版画 峯澤典子詩集

2008年7月、ふらんす堂から刊行された峯澤典子の第1詩集。装幀は君嶋真理子。第42回小熊秀雄賞候補作品。 目次 雛流し 焚く 火送り、 形見 雛祭り 花火 古沼 空蟬 石あまり うた 春待ち 津波 ねがい 音楽 舟遊び 水しるべ 出発点 祈る 天気図 書評等 詩はど…

馬車の出発の歌 小熊秀雄賞受賞詩人集

1982年11月、小熊秀雄賞受賞詩人集刊行会から刊行されたアンソロジー。装幀は谷口広志、装画は小熊秀雄。 目次 友田多喜雄 : 死んだ村/名付け方/十度目の根雪に/一九七〇年六月二十三日/バッタ塚/雪の歌/正倉院へ/胸底で 萩原貢:残響―赤岩にて/残光…

北方砂漠 川田靖子詩集

1971年7月、思潮社から刊行された川田靖子の第2詩集。装幀は入江観。第5回小熊秀雄賞受賞作品。 目次 北方沙漠 双子橋(トゥインブリジ)への散歩 北方沙漠 WALLA・WALLA・ONION 番人のいない博物館 タバコを買いにオレゴンヘ 野の果てまで フェアウェル・パ…

ロックンロールは死んだらしいよ 山﨑修平詩集

2016年10月、思潮社から刊行された山﨑修平(1984~)の第1詩集。装幀は中島浩。付録栞文は、黒瀬珂瀾と中尾太一。中原中也賞候補、小熊秀雄賞候補作品。 目次 乾季のみ客を受け入れる街の隅に置かれた毛布はひとつの哲学 美しい日々 天使の跳躍 スンの近く…

家系 米屋猛詩集

1979年10月、思潮社から刊行された米屋猛の第1詩集。第13回小熊秀雄賞受賞作品。 目次 1 家系 船越駅で その朝 船川線 センチメンタルジャーニー サムカゼ山 夜の男鹿線 夜ごとみる夢 2 わが日常譚 愛されない小犬ゴンべを愛するうた 秋田市広小路 上野 ば…

中庭にむかいて 小松郁子詩集

1974年12月、思潮社から刊行された小松郁子(1921~2009)の詩集。イラストは著者。第8回小熊秀雄賞佳作。 「内部の苦悩から、たとえば中庭のそれのような、ある外部の光景にいたる道のなんと遠いことだろう」と、フランツ・カフカは一九二二年四月四日に、…

コザ 中の町ブルース 岸本マチ子詩集

1983年11月、花神社から刊行された岸本マチ子(1934~)の第4詩集。装幀は高麗隆彦。第17回小熊秀雄賞受賞作品。 いぜん紅葉を血のしたたるような色だと、思った事があった。故郷(ふるさと)の山の紅葉は美しい。全山燃えあがるような凄絶さに触れて、気も…

初めの頃であれば 花潜幸詩集

2015年9月、土曜美術社出版販売から刊行された花潜幸(1950~)の第3詩集。装幀は直井和夫。第23回詩と思想新人賞受賞作。第49回小熊秀雄賞候補作。第11回三好達治賞候補作。 目次 I 「みかんの花咲く丘」 初めの頃であれば 帰還 遺書になる 小さきものをそ…

不羈者 阿部岩夫

1981年7月、永井出版企画から刊行された阿部岩夫(1934~2009)の第3詩集。装画は加賀美勣。第15回小熊秀雄賞受賞作品。 これらの作品は、みな自分の体験を引き金にして書いたものです。ささやかな思想的な行為も、気がついてみると、犯罪としてあつかわれて…

帰郷手帖 片岡文夫詩集

1976年1月、慕蝉堂から刊行された片岡文夫(1933~2014)の第7詩集。箱絵は片木太郎、表紙絵・扉絵は日和崎尊夫(1941~1992)。第9回小熊秀雄賞、第21回高知県出版文化賞受賞作。 目次 プロローグ 薄明 幻郷譜 家族 産褥幻想 母 母 石臼 凧揚げ幻想 別れの…