2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ひろ子の幸福 畔柳二美

1960年4月、東都書房から刊行された畔柳二美の児童小説。装幀・挿絵は松田穣。 目次 1父のポケット 2子もりさん 3花たば 4雨の日 5紺の水着 6夏休み 7遠足 8災難 9運だめし 10小づつみ 11冬と春 12からっ風 13新しい道 14病気 15人間の…

千絲の海 入江元彦詩集

1983年12月、漉林書房から刊行された入江元彦(1923~1993)の詩集。装幀はベイ・Argus。 目次 L'amour et la Mort 谷間の月 もどる海 地中の海 千絲の海 黙示のまばたき 万燈絵を流す千代子 冬の花火 緑衣の火車 生き小口 ペイレネ 千絲空 メルポメネの遺言…

遠い螢 以倉紘平詩集

2018年10月、編集工房ノアから刊行された以倉紘平の第8詩集。装画は伊藤尚子、装幀は森本良成。 九年前の二○○九年八月に、私は、三十五歳になったばかりの愛娘を肺がんでなくしました。この詩集の前半は、自分が書いたものに違いはありませんが、亡くなった…

ひかりの薔薇 新藤涼子詩集

1974年3月、思潮社から刊行された新藤涼子(1932~)の第1詩集。装幀は中村好絵。 目次 Ⅰ 鳥 逝く時 夢の中 遺跡 痛い 木の葉一枚 ひかりの薔薇 渦 ない 座っている 幸福な夏 なまけもののうた Ⅱ おんな 青い鳥籠 おおきな花 無花果 ピエタ 炎 メカニズム ち…

百眼巨人 入江元彦詩集

1980年1月、海風舎から刊行された入江元彦(1923~1993)の詩集。装幀はベイ・Argus。入江は坂口安吾に師事。1946年に福田律郎、小野連司、秋谷豊らと「純粋詩」を創刊。 目次 Ⅰ わが水底から 骨について 舞い わが魔窟から ペルセウスの血肉 ゴルゴン 角の…

『新体詩抄』前後――明治の詩歌 赤塚行雄

1991年8月、學藝書林から刊行された赤塚行雄(1930~)の評論集。装幀は寺尾眞紀。 目次 ・序章 東の「黄色い希望の国」 明治期の東京大学の教授たち 「當時一少年なりし余の如き者ならでは……」――「グレー氏墳上感懐の詩」 なぜ、ヨーロッパの文学者たちが、…

孤宴(ひとりうたげ) 葛原妙子随筆集

1981年1月、小沢書店から刊行された葛原妙子の随筆集。 散文を書こうとして、詩歌のごときものの介入に苦しむときと、むしろそれをやすやすとゆるしてしまうときとあった。いわば私は生得の歌作り以外の何者でもありえないので、そのような矛盾が起り、とき…

海とサルデーニャ D・H・ロレンス/武藤浩史

1993年4月、晶文社から刊行されたD・H・ロレンス(1885~1930)の紀行文集。翻訳は武藤浩史(1958~)。カバー画はJanJuta「トナーラ」。 目次 1パレルモまで 2海 3カリアリ 4マンダス 5ソルゴノへ 6ヌーオロへ 7テッラノーヴァへ、そして汽船 8帰る…

兵庫神戸のなんどいや 林喜芳

1987年12月、冬鵲房から刊行された林喜芳(はやし・きよし)(1908~1994)のエッセイ集。カットは浅田修一、写真は大西匡輔。 目次 和田宮ハンのだんじり 大仏前あたり 運河から新開地へ(一) 運河から新開地へ(二) 神戸のド真ん中に雲雀囀る 須磨まで歩…

病院のスケッチ オルコット

1985年4月、篠崎書林から刊行されたルイーザ・メイ・オルコット(1832~1988)の小説。1863年発表。翻訳は谷口由美子。 目次 第一章 準備 第二章 前進 第三章 昼 第四章 夜 第五章 非番 第六章 後記 あとがきオルコット年譜 NDLで検索Amazonで検索日本の古本…

年々の花 伊藤整

1970年8月、中央公論社から刊行された伊藤整(1905~1969)の遺作長編小説。装幀は吉岡堅二。あとがきは瀬沼茂樹。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

夢の汀 伊藤海彦詩集

1995年8月、透土社から刊行された伊藤海彦(1925~1995)の詩集。装幀は嶋崎治子。 目次 Ⅰ 夢のなかで 夢の背中 午後の絵 暗い鳥 寓話 過ぎる夢 夢のかたち 夢のかど Ⅱ 詩を書くということ 草の上の歌 風景画入門 沈黙 そよぐもの 結び目 午前 哀歌 ある挽歌…

同人詩誌舟の軌跡 <後記>集成(1~99号) 西一知

2000年8月、レアリテの会から刊行された同人誌「舟」の後記集成。 目次 1号(75年8月)創刊同人近況他 2号(75年11月)●詩=人間の自由の証 3号(76年2月)●詩は個の所有に属さない 4号(76年5月)●「舟」では画も詩である 5号(76年8月)●読者に迎合しない詩を 6号(77…

あまだれのおとは… 花田英三詩集

1954年3月、書肆ユリイカから刊行された花田英三(1929~2014)の第1詩集。 目次 あまだれのおとは 豆 足跡 波止場で まどろむ人に もし プチブル・インテリの冷たさについて 貝殼の歌 風船 僕の特売 犬ころのように ちつぽけな恋 はげましにきた友に サロン…

天皇詩集 天皇詩集編集委員会編

1989年4月、オリジン出版センターから刊行されたアンソロジー。編集は天皇詩集編集委員会。装幀は山崎晨。 はじめに 昨年の九月十九日の天皇病変から今日までの時間は、この日本という国に住むわたしたちにとって、天皇と天皇制について考え、昭和という時代…

まだ手さぐりの天使 丹羽正

1980年8月、冥草舎から刊行された丹羽正の短編小説集。 目次 水の上の映像 鳥 まだ手さぐりの天使 あとがき NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

ナナコの匂い 林あまり歌集

1988年12月、マガジン・ハウスから刊行された林あまり(1963~)の第2歌集。装画は福井真一。鳩よ!の本。ブックデザインは藤林省三。 まず主人公を設定します。机に向かってあれこれ場面を考えます。私の短歌は、そんなふうに出来あがっていきます 。日々の…

現存 新藤千恵詩集

1959年12月、昭森社から刊行された新藤千恵の第1詩集。 目次 プレザンス 昨日の花 風の吹きくるとき 夜に ピアノ カオスの死 余韻 煙となつて 銀と黒 牡丹のつぼみに 怖れ 花のありか 習作 萼 青い苞 風に 転身譜 1 稲妻 2 メタモルフォオゼ 3 終局 夢 噴…

ほんとうでしょうか 両角享子詩集

1997年8月、宝文館から刊行された両角享子の第3詩集。装幀はたけだとしこ。 日本での生活も、生まれ育った旧満洲より遙かに長くなりましたが、相変らず昔のこと、戦争のことを書いたものが多く、今更ながら戦後の五十年は何であったのかと、考えさせられる今…

愛情 林芙美子

1936年11月、改造社から刊行された林芙美子(1904~1951)の短編小説集。装幀は南澤用介。画像は函欠本。 目次 枯葉 追憶 葡萄の岸 鯉 泉 幸福 愛情 市立女學校 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

なだいなだ全集1 詩集スケルツォ/しおれし花飾りのごとく なだいなだ

1982年12月、筑摩書房から刊行されたなだいなだ全集の第1巻。装画は倉本修。 目次 詩集スケルツォ(みゆき書房、1968年3月) しおれし花飾りのごとく(毎日新聞社、1972年7月) 著者自身による解説 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

夜の旅 山本哲也詩集

1967年11月、思潮社から刊行された山本哲也の第2詩集。装幀は清水俊彦。 目次 声 ながい午後 一週間 死ねない 半現在あるいはHopelesshope 出発 センチメンタル・ジャーニイ 風の船 唄のこども 三十歳 魂への38行 夜の旅 冒険ⅠⅡⅢⅣⅤ 追放のためのオード クル…

漂ふ舟――わが地獄くだり 入沢康夫詩集

1994年6月、思潮社から刊行された入沢康夫(1931~)の第19詩集。第12回現代詩花椿賞受賞作品。 目次 Ⅰ 到来まで 到来 梯子 舟 Ⅱ 「前表」の追認 帰途または舟** NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

朝鮮冬物語 許南麒詩集

1949年9月、朝日書房から刊行された許南麒の詩集。 目次 傷だらけの詩に与える歌 望郷詩集 釜山詩集 慶州詩集 大邱詩集 木浦詩集 光州詩集 扶余詩集 ソウル詩集 春窮詩集 動物詩集 十月詩集 山脈詩集 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

悼 大西和男さん=KazuoOnishi

2013年1月、「大西和男さんの追悼文集編集委員会」から刊行された編集者・大西和男の追悼文集。カットは西脇順三郎。委員会メンバーは、榎木融理子、大日方公男、尾澤孝、小柳玲子、直井和夫、松井妙子、森田弘子。入力・校正は、小野光子、高瀬陽子、根本明…

憂鬱なる季節 玉井敬之

2000年5月、翰林書房から刊行された玉井敬之(1929~)のエッセイ集。 『高畑之家』以後の文章を拾った。『高畑之家』には楽しみながら書いたものが多かったが、ここには苦痛を伴なったものもいくつか納められている。大半は同人誌「遅刻」、「楽市』に載せ…

高畑の家 玉井敬之

1990年10月、桜楓社から刊行された玉井敬之(1929~)のエッセイ集。 目次 有終館高畑の家 音読小感 あの本・この本 『フランクホーレー氏蒐集和紙關係文献目録』と『紙漉村旅日記他』 中川芳太郎著『英文学風物誌』 図書封印事件について 私の卒業論文 或る…

秩父醫院 豊田三郎

1941年3月、昭和書房から刊行された豊田三郎(1907~1959)の短編小説集。装幀は福澤一郎。 目次 秩父醫院 火口より 顎 狼狽 夏草 歡樂 開拓者 浮薄の仲間 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

花の騒ぎ 小山田弘子詩集

1969年5月、時間社から刊行された小山田弘子(1939~)の第1詩集。表紙・挿画は生野敬明、題名選定は北川冬彦、レイアウトは北川多紀。 詩集『花の騒ぎ』の著者小山田弘子さんは、東京都民生局を職場に、社会福祉主事の肩書をもつ公務員である。しかも彼女は…

金鳳花 青島清一

1957年9月、青島書院から刊行された青島清一の長編小説。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索