三井葉子
1984年2月、七月詩の会から刊行された高木なお(1920~)の詩集。装本は倉本修。七月叢書。著者は北海道未唄市生れ、刊行時の住所は大阪市阿倍野区。 大阪文学学校の存在を息子に教わったのは七年も前のことでした。私にはものごとを書いて表現するなど思い…
1969年8月、思潮社から刊行された三井葉子の詩集。 目次 赤まんま 魚 たんす 雪 つつじ のど よる さくら つづら 雨だれ 花 煙 花 藤 恋 恋 恋 椀 ひかる君(きみ) 盃 もくれん 花 なりも扁平になって 山焼け 火が移るまでを 五月の藤 雨 心中 かたひら ら…
1987年1月、編集工房ノアから刊行された三井葉子(1936~2014)の随筆集。 目次 Ⅰ 大阪人 大阪・正月 節分・お化け・豆を打つ 大阪 作る 散歩 わたしの河内記 星田 鶏 淡雪 くんなかという所 入学のこと わたしが詩を書きはじめた頃 Ⅱ 先生 小野十三郎 明後…
2013年9月、青娥書房から刊行された三井葉子(1936~2014)の詩集。装幀は司修。 もう、いいかなと思う。いえ、もうちょっとねと八十歳を目のまえして思う。ことばに寄り、離れ。五十年・六十年が過ぎた。一生、なアンにもしなかったナと思うわが春秋は、こ…
1972年3月、私家版として刊行された三井葉子の第6詩集。 目次 三味線草 はなの傘 はなのふじ 櫛 さくら あかい椿 梅 手 池 川 不実 刺青 ぼたん 雀 泣いている 馬 糸取り 芽 めぶきやなぎ 月 肉 蝶 はだし 芹 ひかり 嘘 柳 太鼓 露 ゆめ 噛む 借り着のさくら…
1964年12月、龍詩社から刊行された三井葉子(1936~2014)の第1詩集。装幀は喜谷繁暉。龍series第6巻。 目次 供花 赤や黄になれ 雨 なきごえ 花嫁 十五夜 五月 まるで自由のように 八百屋お七 白昼 蝶々 恋着 こがね虫哀歌 星 朝 肢 自在にうごきまわる垣が…
1980年1月、文童社から刊行された市川幸三の第1詩集。 「私と詩との交際は大阪文学学校の三井さんの教室にまぎれ込んだことに始まる。私は小説を書きたいと思い続けてきたのであるが、どうしても手につかない。文学学校に行けば 無理にでも書かされると聞い…
2001年6月、深夜叢書社から刊行された三井葉子のムック。詩篇と三井葉子論。編集は斉藤慎爾と関根愛子。装画は池田満寿夫「庭を横切る昆虫」(1962年)、装幀は高林昭太。 目次 幻視あるいは夢刺し――三井詩のエッセンス 八百屋お七 春 椀 あやめ さるすべり つ…
1986年7月、冨岡書房から刊行された、三井葉子(1936~2014)の第13詩集。 日の記をまとめてみて、やはり恋の記とでもしたほうがよいのかしら、と思っている。過ぎて行く日のかげり、うつろいのあいまあいまに囀る鳥のように、日を移し心をすかせてみせる、…
1989年1月、富岡書房から刊行された三井葉子(1936~2014)の第14詩集。 目次 秋* 乱菊 秋の林檎 ほうずき 光る鍋 夕焼ける秋 秋祭 混ぜ酢 朝になると 浮いたところ おばさんの鏡 日中のカンナ 文字 春* 春の傷 弁当 桃 空の梅 のっと日の出る 濃く咲く梅 …
1998年5月、深夜叢書社から刊行された三井葉子(1936~2014)の第17詩集。 目次 はなびら 藤の宿 夢一夜 畳屋街 萩の朝 秋が 咲いて出たら めじるし 川 表札のこと ∨の字 水鏡 藤 とんぼ 波間 われもこう 草のような文字 橅の墓 花 や とおりゃんせ 甘い冬 …