2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧
1983年8月、葦書房から刊行された美村幹の第3詩集。 『岬の犬』『大泣橋』につぐ詩集である。 例によって、初出どきの目に余る不手際さに、鞭を当て、専ら削る方向で手を加えた。捨てるものは捨てた。『大泣橋』から、四年を経ている。 天草で生れ、水俣で育…
1978年8月、国文社から刊行された美村幹の第2詩集。写真は江良秀春。 目次 Ⅰ 枯野 公孫樹の村 トーテム・ポール 葦の花 なぜ死んだ 首輪 大泣橋 Ⅱ 煙突 道 野やき 雪 負い目 門 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索
1951年2月、協立書店から刊行された竹内てるよの詩集。装幀は鐵指公藏、文字・扉は辻まこと。 目次 序詩 ふるさと詩集生活篇 漁師中川與三松 山門古びぬ えぞせんにう 月見草 大笹繁氏 山口書記の妻 女満別の星空 馬 書記森山氏 判事竹内四郎 老いたる原始 …
1987年11月、文藝春秋から刊行された河原晋也(1943~1987)の遺稿作品集。 目次 幽靈船長 幽霊船長 「宿恋行」発掘記 たまゆら至福の時 方舟碇泊 桜の幹に十字の詩 ヒロポンと猫イラズ ペンキ屋通信 これで全部か 二代目志願 御用聞き 屋根の上から あの犬…
2009年10月、思潮社から刊行された稲川方人と瀬尾育生の対話集。装幀は稲川方人 目次 まえがき 稲川方人 1人間が露わになる場所から 2002. 7.6 2詩の時間をどう作るか 2002. 9.22 3根源に見えるもの 2003.3.4 4公開の責任 2003.7.14 5錯乱の詩法 2003, …
1952年4月、創元社から刊行された宮澤賢治の遺稿詩集。編者は宮澤清六。 この詩集は「春と修羅」第二第三第四集のカード式詩稿から寫したものと、焼け残つたノートから収録したものとの二種類から成立つてゐる。前者は概ね全集所載の詩の第一稿又は異稿が大…
1996年4月、漉林書房から刊行された山本陽子(1943~1984)全集の第四巻。編集は渡辺元彦。 目次 索引 凡例 索引表 作品補遺「青春~くらがり(続編)」 補遺作品の解題と解説 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索
1995年9月、芸術と自由社から刊行された中野嘉一(1906~1998)の評論集。 目次 Ⅰ 「セルパン」を見つけて 木下常太郎回想 『曠野のプリズム』と『衣裳の冬』 記憶の負担という言葉 詩人としての瀧口修造 不安の形象化について――古賀春江論 橋本甲矢雄の手紙…
1972年6月、河出書房新社から刊行された黒田喜夫の評論集。装本は杉浦康平、辻修平、海保透。 目次 深傷への眠り 黙秘 沈黙への断章 至近への旅――或る夏の死 彼岸と主体一 一 負の解放 二 村と幻 三 負の解放 四 村と幻 五 負の解放 六 村と幻 七 負の解放 …
1994年8月、漉林書房から刊行された山本陽子(1943~1984)全集の第三巻。編集は渡辺元彦。 目次 はしがき 19 青春―くらがり(1969…) 20 遺稿 付(本来Ⅲ) 訳・渡辺元彦書簡解題と解説 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索
2003年9月、海鳥社から刊行された中野隆之(1955~)の評論集。刊行時、福岡県立高校国語教諭、宮沢賢治学会会員。 目次 はじめに 第一章 豊島与志雄童話の世界 豊島与志雄童話の源泉 幼年童話から少年読物へ 境という場 日本と西洋の折衷 豊島与志雄童話の…
1991年5月、本多企画から刊行された本田寿の第5詩集。第42回H氏賞受賞作品。 一九八八年(昭・63)十二月十三日、父周市が延岡の自宅の庭で僅かな塵を焼却中、その火が着衣に燃え移って焼死した。 一九八九年(平・1)六月四日、兄利通が延岡の自宅近くの田圃に…
1990年9月、漉林書房から刊行された山本陽子(1943~1984)全集の第二巻。編集は渡辺元彦。 目次 はしがき 8 よき、の、しⅢ 9 泉18 10 遥るかする、するするながらⅢ 11 あかり あかり 13 序始 14 本来(Ⅱ―Ⅲ 抜翠) 15 付(本来Ⅲ) 16 梁來 17 ”活生” 18 次…
2003年7月、集英社から刊行された伊藤信吉(1906~2002)の評論集。装幀は司修。 目次 第一篇 『哈爾浜詩集』――露西亜文学の古きおもかげ 第二篇 『大陸の琴』――棄子捜し・孤児のさすらい 第三篇 戦争の詩人 第四篇 避戦の作家 解題 伊藤信吉と室生犀星 暮尾…
1976年8月、百鬼界から刊行された伊藤聚の第2詩集。ブックデザインは大野健一。 目次 1 パトロジィ 声の量 氷栽培 たんけんにいく 踊の地上へ ずっとバスルームに入っていて 燃える台地 食卓のサバンナで 発射台の近くで わたしたちの床はみどり 島々 オー…
1989年12月、漉林書房から刊行された山本陽子(1943~1984)全集の第一巻。編集は渡辺元彦。 目次 はしがき凡例 1 神の孔は深淵の穴 2 よき・の・し 3 視られたものうた 4 「し」と間隙 5 原覚Ⅰ 6 原覚Ⅱ 7 よき、の、しⅡ 12 とらじいえあつく籠めいで…
2000年3月、博文館新社から刊行された田辺徹の評論集。刊行時、成安造形大学学長。 目次 野にある人 大森・馬込 美術とのかかわり 庭と音楽 美術の仲間とともに やきもの収集 本の装幀 俳句からの旅立ち 魚と虫の博物誌 魚 虫 ドストエフスキーと「一冊のバ…
1947年5月、前田出版社から刊行された原口銑三の遺稿集。編集は伊達得夫。画像は改版決定版。 目次 訣別の辭に代へて Etudes I Etudes II Etudes III 跋に代へて(橋本一明) 書評等原口統三(まるい空)NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索
1966年3月、番町書房から刊行された竹内てるよ(1904~2001)の自伝。 だれ一人知る人のない還歴の日を、病院のベッドで、たったひとり心静かに迎えたとき、多病であった生涯をふりかえって、たとえ、一言の祝いのことばさえきけず、赤いちゃんちゃんを着な…
2002年9月、思潮社から刊行された四元康祐(1959~)の第2詩集。 目次 電話 ニューヨーク サブウェイライド 若さと健康 電子の波に乗る神々 北から 南から 混沌のピザ TVディナーの憂鬱 CNNウェザーリポート 星の家族 胎児の口上 振幅 回路 宇宙の出来事 DNA…
1980年6月、書肆山田から刊行された鈴木志郎康の詩集。装画は横田稔。 この詩集に収めた詩は一九七八年十一月から一九八〇年二月までに書かれたものの中から選んだ。「室内」「なつかしい人」を除いてすべて発表された。配列の順序は書かれた順序ではない。 …
1979年3月、青磁社から復刊された真壁仁(1907~1984)の詩集。底本は1958年昭森社版。 この長ったらしい題の詩集をこんど、青磁社の好意で復刊することになった。これは二十年前の一九五八年に昭森社から出版したもので、部数はたしか五○○部くらいだったと…
2004年12月、時間と空間の会から刊行された上田周二の評論・エッセイ集。刊行時、上田は文芸同人誌「時間と空間」発行人。 一昨年アパートでのひとり暮らしの孤独な環境で亡くなった老詩人風間光作は、かつてその発行する「詩人タイムズ」に、「詩集は、自分…
1972年8月、山梨シルクセンター出版部から刊行された新藤千恵の第2詩集。装幀は山口勝弘。 前詩集『現存」につづく詩作をあつめました。 この詩集に、目の覚めるような解説をお書き下さった大岡信氏に、お礼を申しあげます。とりわけ一篇の詩を丁寧に見てい…
1962年3月、カワイ楽譜から刊行された藤原義江(1898~1976)の随筆集。 目次 藤原義江年譜 藤原歌劇団誕生 初演「ラ・ボエーム」 「リゴレット」 「カルメン」 クズネツォヴァと「トスカ」 シャリアピンとクズネツォヴァ夫人 歌舞伎座とオペラ ニューヨーク…
1989年7月、百鬼界から刊行された井本木綿子の詩集。装幀は宮園洋。 目次 六月 夏のスケッチ 蝙蝠 橋燃え 闇になる前 星の笑い 戸惑い 失踪 さいはて 晩夏幻想 日々平安 マーガレットのように 悪意 夏の底意 ガブリエル 曠野 街角 足袋 酒場で 夕焼けの譜 花…
2008年10月、北冬舎から刊行された栗原澪子の詩集。装幀は大原信泉。木坂涼の母。 物心ついて私の最初に見た牛乳瓶は、細身で顔のすらりとしたものだった。口周りの左右に鉄の取っ手が付けられ、取っ手の先が瓶の蓋を咥えていた。蓋というよりそれは栓で、陶…
1957年8月、昭森社から刊行された大石紗代子の第1詩集。 目次 序 心のなやみ(イヴァン・ゴル)・堀口大学 I にちにちのみち 涙といふけれど 絵に 黴の美 埴輪 今様ドン・カルロス バー・リリエフ(貝がら) 夏の品評会 流行病院 II おちば 感傷をおさへて …
1993年11月、草加市立川柳小学校の開校百二十周年記念事業の一環として刊行された豊田三郎の童話集。編集は童話集編集委員会。 目次 さくら姫 白鳥 羊の外套 蛙の唄 土人の子 母の子守歌 義政と銀閣寺 上杉と武田 天草四郎 進水式 渡良瀬川の義人田中正造 解…
1983年10月、詩学社から刊行された水沼靖夫の第3詩集。装幀は十河雅典。 朱いほおずきがあった 掌にのせて呑みこんだ ほおずきは体内で点るように明るむことがある そんなとき瞼を閉じて、明りを視る そのようにしてこの集ができたと言っていい。 この集の主…