片山広子

近代劇全集第二十五巻 愛蘭土篇 松村みね子訳

1927年5月、第一書房から刊行されたアイルランド戯曲集。翻訳は松村みね子(片山廣子)。 目次 カスリン・ニ・フウリハン(イエーツ著 松村みね子訳) 心のゆくところ(イエーツ著 松村みね子訳) 鷹の井戸(イエーツ著 松村みね子訳) 海に行く騎者(シング著 松村…

ありらん峠 金文輯

1957年6月、第二書房から刊行された金文輯(1909~?)の短編小説集。装幀は前田政雄。 「聖家族」を読んで、なんだ、俺の恋人F子がモデルになってるじゃないか!ちくしょう!と歯を食い縛る所で、幕があく。 堀辰雄を殺し損ねてやけくそになり、酒場の女を…

野に住みて 片山廣子歌集

1954年1月、第二書房から刊行された片山廣子の歌集。 目次 東北にて 東北 秋夜 中尊寺 仙臺にて 石の卷 ふるき家 秋 湖魚 海鳥 栗 はうれんさう 微笑 待つ 六義園 早春 影 野牛 淺間山 柳 九品佛にて 母 よき言葉 恐れつつ 白鷺 大森海岸 外人墓地 鐵橋 沼袋…

燈火節 片山廣子

1953年6月、暮しの手帖社から刊行された片山廣子(1878~1957)の散文集。装本は花森安治(1911~1978)。画像は1954年5月の再版版。 もう二十何年か前、昭和の初めごろ、私は急に自分の生活に疲れを感じて何もかもいやになつてしまつた。それまで少しは本も…