アナキズム
1976年3月、黒色戦線社から刊行された金子文子(=金子ふみ子)の歌集。 目次 解説 瀬戸内晴美 金子文子歌集 己を嘲るの歌 獄舎に想う 歌稿を見た後に 栗原一男 古川時雄 金子文子をおもう 会田紀子 取り残された母親 河北新報 あとがき 望月百合子 NDLで検…
1972年12月、同成社から刊行された安成二郎(1886~1974)の随筆集。 目次 序 「花万朶」の著者 荒畑寒村 ・幸田露伴博士 秋風鱸魚 帝国学士院に入った露伴博士 雀に喰われた菊 省減療法 露伴氏と菊池氏の将棋 カタクリ騒動 菊の賦 山が恋しい 先生の駒 東京…
1968年9月、たいまつ社から刊行された押切順三(1918~1999)の詩集。著者は秋田県雄勝郡生まれ。刊行時の住所は秋田市大町。 目次 第一章 (一九六七年~六五年) 勳章 短章 空洞 土崎港浜ナシ山 斜坑 ある日に ラーメンについてのノート 斜めに日が 放棄 首…
1980年3月、JCA出版から刊行された向井孝(1920~2003)による山鹿泰治の評伝。 目次 一 はじめに 知行合一の死 生き方としてのアナキズム エスペラントとアナキ ズムの生活者 二 エスペラントとの出合い(一九〇七~一一) 生い立ち 草創期の日本エスペラント…
1978年1月、VAN書房から刊行された伊藤正斉(1913~)の第5詩集。著者は瀬戸市生まれ。 私の詩の先輩、木原実は「漂う草」という詩集発刊のあと、「コスモス雑記」で、「詩集を出すことははじめてのことで、いざできあがってみると少なからず驚きあわてた、…
1977年10月、栄光出版社から刊行された上野壮夫(1905~1979)の詩集。版画は飯野農夫也、装画は新田壽朗、装幀は谷口尚男。 目次 ・抒情詩 方向 方向 歌 抒情 墓標 斜面 黒い河 八月のイメージ 古風なる思慕 雨 最後の穴で 風・故郷 詩(わが叙事詩へのはし…
1970年4月、麦社から刊行された秋山清(1904~1988)の評論集。刊行時の著者の住所は中野区鷺の宮。 目次 1章 アナキストの文学とアナキズムの文学 2章 アナキストの文学 宮嶋資夫 安成二郎 和田久太郎 中浜哲 新居格 飯田豊二 3章 昭和の詩人群 (付)大…
1996年10月、土曜日術出版販売から刊行された岡田孝一による秋山清(1904~1988)の評伝。装幀は居島春生。 目次 ・詩人秋山清の孤独 秋山清論への試み 「毎日一つ仕事のこと」 秋山清の「われをはげます歌」 道草の楽しさ 背なかにある眼 秋山清のやさしさ …
1997年3月、高島洋追悼録刊行会から刊行された高島洋の詩・エッセイ・追悼録。 目次 ・詩抄 新しき情熱 老百姓 あんこ 裁く者が裁かれる 悪夢 火葬 いのしし 雨の休日 本町界隈 義足 追放(一) 追放(二) 会話(一) 会話(二) 会話(三) 風景(一) 風…
1942年5月、大新社から刊行された大泉黒石(1893~1957)の随筆集。 目次 上越アルプス・三國山塊の横顏 紅葉の中をゆく・片品川溪谷 谷底の絃歌 銀山平の今昔 駒鳥の唄・鬼怒川溪谷 六字の題目 秋の夜の旅 雪の中の浮世 雪橇は走る 利根の深溪・湯の小屋の…
1983年10月、WRI-JAPAN出版部から刊行された向井孝の詩集。 目次 Ⅰ 夕闇の中 『熱烈歓迎!?自衛隊様』 十一月二日の、戦争と平和 三尺高い木の枝の しろい背中 阿倍野橋 Ⅱ 深夜定期便 〈赤い鳥〉奇聞 怪談 夜景 同行四人 「遺留証拠物」報告書 張り込み捜査…
1970年9月、現代思潮社から刊行された秋山清(1904~1988)の評論集。 あとがき――吾を追及するもの 『近代の漂泊』・わが詩人たち、もう一ついえば、吾を追及するもの。この一冊の本を編集したわたしの、それがテーマ、とでもいわばいうべきものであろうか。…
1923年4月、東雲堂書店から刊行された荒畑寒村の評論集。装幀は西村陽吉。 目次 靴の悲哀 道頓堀界隈 獄を出てから 革命黨か密偵か 無政府主義思想の墳墓 勞農ロシア攻撃の素養 幻滅の幼兒 社會進化論 近代劇論 フアスト論 個人主義の破滅 電車問題長講三席 …
1929年、学校詩集発行所から刊行されたアンソロジー。編集は伊藤信吉。1981年12月、麦書房が復刻。 年月の流れの装飾的表現として二十五年を四半世紀といったり、五十年を半世紀と言ったりする。数えてみると『学校詩集』刊行の昭和四年(一九二九)は既に五十…
2004年11月、文治堂書店から刊行された秋山清(1904~1988)の詩論集。付録栞は、飯島耕一「久々に秋山清を読む」、大牧富士夫「秋山さんと『幻野』」、西杉夫「『弾道』のころ」。 目次 わが解説1 暴力から詩への考察 詩集『ある孤独』について わが解説2…
1981年4月、私家版として刊行された倉橋顕吉の遺稿詩集。編集は顕吉の弟、倉橋志郎。 今は、人間の詩が政治にふみにぢられている時代だ。 水遠に詩が政治の足の下にあるとは、しかし考へられない。 …………生きること、この眼をこらし、この眼でたしかめ、私は…
1960年1月、國文社から刊行された伊藤和(1904~1965)の詩集。 目次 ・泥 町へ売る お祭りだというて おばあさん おふくろ 冬晴 泥 馬を休ませる 鶺鴒の尾 麦踏み 馬 タバコ 一枚の着物 手紙 赤いピラピラ 九月 稲を刈る 無題 老ばれめ 号外 本町通り コッ…
1988年8月、コスモス社から刊行された高島洋の第2詩集。 第一詩集(高島洋詩集)を発行したのが昭和四十七年八月であったから、すでに十一年の歳月が経過している。その間、わたしは詩誌「コスモス」に拠って細々と作品をかいてきた。従って本詩集に集めた二十…
1969年10月、太平出版社から刊行された秋山清(1904~1988)の評論集。装幀は山本義信。 目次 戦後詩の私的な回想はじめに Ⅰ「事件の詩」について Ⅱ二、三のアンソロジーについて Ⅲ『祖国の砂』と『京浜の虹』 Ⅳ人民詩精神 Ⅴプチ アナ・ボル論争 Ⅵ民主主義へ…
1974年4月、立風書房から刊行された岡本潤(1901~1978)の自伝。『罰当たりは生きている』(未来社、1965年)の増補版。 こんど自伝の増補新版を出すに際して、書名もあたらしく『詩人の運命』としたいという岡本さんの意向が、一子さんを通じて私に知らさ…
1990年12月、黒色戦線社から刊行された金子ふみ子(1904~1926)の全歌集。付録は「連帯」金子文子建碑特集号。 目次 解説 瀬戸内晴美 金子文子歌集 己を嘲けるの歌 獄舎に想う 補遺 歌稿を見た後に 栗原一男 古川時雄 金子文子をおもう 会田紀子 取り残され…
1963年8月、国文社から刊行された陀田勘助(1902~1931)の詩集。編集は渋谷定輔(1905~1989)。装幀は松永伍一(1930~2008)。 目次 ●黒い青春 諦め ある日 この頃 ある夜 手をさし延べよう! 一情景 おれと月光 ●●・ 冬の朝 無題 囚人自動車 三つの風景 …
1952年7月、詩と詩人社から刊行された内田博(1909~1982)の第3詩集。装幀は古賀兼吉。 目次 序 壺井繁治 第一部 暗い谷間 早春 四月寒冷 残雪 ひと隅の記 月明 お父さんの武運を祈ろう 冬夜独居 柿 郷愁 歳月 童謡(骨壷・鏡) 白い蝶 十年 花々のゆれ た…
1980年4月、青磁社から刊行された植村諦(1903~1959)の遺稿詩文集。編集は秋山清。 目次 鎮魂歌 九月一日を憶う 弔詩 上村実 一年は過ぎて 堀浩 父と子 山崎真道 報知 九月十六日大杉栄 宗一少年に 橘宗一 桜 君は行ってしまった 伊藤悦太郎 先駆者 幸徳秋…
1964年1月、組合書店から刊行された矢橋丈吉(1904~1964)の自伝詩。著者自装。 目次 第一部 石狩の屯田へ 渭ノ津分教場 遁走の東京 叛逆への道 マヴオ(I) マヴオ(II) 頭脳労働と肉体労働と 十年間(I) 十年間(II) 十年間(III) かれらとかれら 初…
1916年1月、近代思想社から刊行された宮嶋資夫(1886~1951)の長編小説。装幀はアナキストの百瀬晋。1月5日に発売されて1月9日に発禁。序文は堺利彦(1871~1933)と大杉栄(1885~1923)。画像は復刻版(法政大学西田勝研究所/不二出版)。 序 去年の春頃…