稲葉京子

ガラスの檻 稲葉京子歌集

1963年、作風社から刊行された稲葉京子(1933~2016)の第1歌集。 稲葉さんの歌には、人の胸をぐさりと突き刺して平気でいるといったところがあり、そういうところを私はかねがね頼もしいと思っている。女の人の業のようなものを、いろんなことに仮託して歌…

沙羅の宿から 稲葉京子歌集

1992年10月、雁書館から刊行された稲葉京子の第6歌集。装幀は小紋潤、表紙は田中一村「白い花」。 『沙羅の宿から』は、私の六番目の歌集です。ここに収めました歌は目をいためる以前のものですが、編集をするのに大きな字で拾い書きをしなければならなかっ…