稲葉京子

槐の傘 稲葉京子歌集

1981年8月、短歌新聞社から刊行された稲葉京子(1933~2016)の第3歌集。装幀は大越芳江。著者は江南市生まれ、刊行時の著者の住所は杉並区下井草。 昭和五十年秋から、五十六年初めまでの三百五十首をまとめて一冊とし、『槐(えんじゅ)の傘』と名付けまし…

ガラスの檻 稲葉京子歌集

1963年、作風社から刊行された稲葉京子(1933~2016)の第1歌集。 稲葉さんの歌には、人の胸をぐさりと突き刺して平気でいるといったところがあり、そういうところを私はかねがね頼もしいと思っている。女の人の業のようなものを、いろんなことに仮託して歌…

沙羅の宿から 稲葉京子歌集

1992年10月、雁書館から刊行された稲葉京子の第6歌集。装幀は小紋潤、表紙は田中一村「白い花」。 『沙羅の宿から』は、私の六番目の歌集です。ここに収めました歌は目をいためる以前のものですが、編集をするのに大きな字で拾い書きをしなければならなかっ…