稲垣瑞雄

音の絵 稲垣瑞雄詩集

1994年4月、書肆山田から刊行された稲垣瑞雄(1932~2013)の第2詩集。装幀は青山杳。著者は愛知県豊橋市生まれ、刊行時の住所は八王子市。 目次 ・藍よりも アマン 入江にて 疼く朝 冤罪 沖の声 ・風と雲と 風と油 霧の凧 雲と契 烟る犬 コバルトの蜂 ・殺…

月と蜉蝣 稲垣瑞雄詩集

2001年8月、思潮社から刊行された稲垣瑞雄(1932~2013)の第4詩集。 この詩集が思いがけず早々と世に出ることになったのは、大学時代からの畏友三善晃君が、妻との二人誌「双鷲」第54号(二〇〇〇年十月刊)の巻頭詩「月と蜉蝣」を、合唱曲にしてくれたおかげ…

淡きものたちよ 稲垣瑞雄詩集

2005年3月、書肆山田から刊行された稲垣瑞雄(1932~2013)の第6詩集。装画は浜田洋子。 目次 ・雨のかたち 雨のかたち 水の器 砂の砦 鉄の岬 空のくぼみ ・浅い魚影 触る魚 紙魚 集く魚 蝉の魚 そよぐ魚 ・青の寺 鐘の坂 絹の甍 櫛の畳 烟の蔵 鯉の丘 ・あ…

地の魚 星の魚 稲垣瑞雄詩集

2003年5月、書肆山田から刊行された稲垣瑞雄(1932~2013)の第5詩集。装画は浜田洋子。 目次 ・地の魚 山の魚 泥鱒 木洩れ日の魚 雨の魚 丘に棲む魚 沙魚 眠る魚 ・少年の魚 目高 鯉 虹鱒 鯰 闘魚 鮒 赤鮠 ・星の魚 鮎 光 爪 剣 音 ・天翔る魚 紫陽花 石首…

半裸の日々 稲垣瑞雄詩集

2008年9月、思潮社から刊行された稲垣瑞雄(1932~2013)の第7詩集。装画はジョルジュ・スーラの”Theanchor”。 目次 蜂の時間 蜂の時間 姫鱒の暦 梟の夜明け 箆鮒の季節 海鞘の夕べ はためく日々 はためく日々 開く朝 顫える夏 経巡る月 ほとばしる午後 半裸…

神の礫 稲垣瑞雄詩集

2000年2月、思潮社から刊行された稲垣瑞雄(1932~2013)の第3詩集。 ガンを宣告されたのは一九九七年四月、思潮社から第二詩集『海聴け』を出した直後だった。まさか胃の全摘手術に至るとは思ってもいなかった。が、気がつくとぼくは、鯔背ならぬ”胃無し男”…

海亀に聴け 稲垣瑞雄詩集

1997年4月、思潮社から刊行された稲垣瑞雄(1932~2013)の第2詩集。装幀は村松秀太郎(1935~)。 ぼくに師はいない ひれ伏すべき神も 従うべき群もない だから自由に書く だが自由とは またなんと不便なものか 気がつくといつのまにか 自らに枷をはめてい…