2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

詩人の鶏 村野四郎

1957年1月、酒井書店から刊行された村野四郎の随筆集。 目次 はしがき 万有霊魂論 グルモンの恋人の毛 生け花 秋の水 小鳥と少年 逆説泥棒論 続・泥棒論 体操 続・体操 青いバラ 自信というもの 近代の寓話 夏帽子 娘の人生 校歌 緑の羽根・赤い羽根 音楽と…

まだらしか 久保島繁夫詩集

1948年7月、創藝社から刊行された久保島繁夫(1924~1947)の遺稿詩集。装幀は児島喜久雄。 これらの詩にはいろいろなものを取り入れようとして、重荷になつたのもある。巻頭十數篇のやうな素直な行方をした詩に却つて作者の將來の榮光がある筈だが、つひに…

青年文学者 同人雑誌壊滅の歴史 今井潤

1984年11月、中央公論事業出版から刊行された今井潤の作品集。 目次 まえがき・短篇集 常識 河鹿 俄雨 凍る日 秋 続・秋 再会 青春暮色 敗北 毛深い女 椿夫人 失業の春 青年文学者――同人雑誌壊滅の歴史―― ・随筆 日々是忙日 老人保健漫筆 Amazonで検索日本の…

死をめぐるトリロジイ 菅谷規矩雄

1990年10月、思潮社から刊行された菅谷規矩雄(1936~1989)の遺稿詩文集。装幀は東幸見。 目次 第一部詩篇 Zodiac Series [かな、名] [サンスイ] 至近 [なるか、ミ] METS 84(Part1) METS 84(Part2) [2.5R 7/7] Papegai/savoir Non si volta chi a stell…

愛撫の画家 村岡空詩集

1966年12月、思潮社から刊行された村岡空の詩集。 目次 夏 秋 冬 男 夢うつつ 芽と実 空 滴る 海 弔 分っている 業 わかよたれそつねならむ 愛撫の画家 声なき声 両界曼荼羅 金剛界曼茶羅 胎蔵界曼茶羅 輪廻転生 梵 春 日本破壊党 一発 地獄変相図 人柱 金釘…

砂金 西条八十詩集

1919年6月、尚文堂書店から刊行された西条八十の第1詩集。画像は重版。 目次 ・砂金 梯子 蠟人形 鶯 パステル 正午 桐の花 戀と骨牌 石階 鸚鵡 黒子 七人 文穀 蹠 誰か 薔薇 トミノの地獄 悲しき唄 朱のあと 凧 今日も 柚の林 柚の實 躑躅 錶 懈怠 雞頭 海に…

遊園地 市川君江詩集

1958年1月、甲陽書房から刊行された市川君江の第1詩集。編集は日本未来派。装幀は木原孝一。 目次 土塀 猟人 遊園地 干潮 箱庭 雪の吊り橋 ふるさとの湖 鳥居 藤 水門 行楽 風鈴 灯籠流し 煙突について 鳥籠 高原の朝 高原素描 遺跡の丘 火事 私はこういう詩…

花意無情 関谷忠雄詩集

1957年11月、牧神詩社から刊行された関谷忠雄の詩集。 私が詩を書きはじめたのは、中学生の頃で、多分15才位だと記憶している。それから27才で入営するまでの約12年間の詩活動が、自分としては詩に熱情を傾けた時代で、この間に、詩誌「牧神」「鯱」を編集し…

日付のない日記 中村千尾詩集

1965年7月、思潮社から刊行された中村千尾の第3詩集。 この詩集は、無限、ポエトロア、風、ゆり、詩苑、詩学、朝日新聞、三田文学、GALA、JUANE、に発表したもので、旧作の一部と最近の詩を集録いたしました。特に「日付のない日記」の四篇の詩は亡き夫、島…

日本女性詩人集 詞華集 1930年版

1930年7月、詩集社から刊行されたアンソロジー詩集。 日本に於ける女性詩人の詩華集が、いまだ刊行されぬのを遺憾として、先輩諸姉のお力を借りてこの集を編みました。 私たちはこの集のために、あらゆる愛と熱とを注ぎましたが、微力の致すところ、なほ不滿…

銀河名作選 吉田甲子太郎編

1950年10月、新潮社から刊行された少年少女雑誌「銀河」アンソロジー。 目次 まえがき・吉田甲子太郞 銀河のはじめに・山本有三 十二歲の半年・北畠八穗 イモムシ工場・櫻田常久 フンドウ屋のえんとつ・氏原大作 おまわりさんと少年・阿部知二 小さいあらし…

遺稿集 跡地 小長谷静夫

1996年10月、私家版として刊行された小長谷静夫(1933~1990)の遺稿集。編集は実弟の小長谷清実と夫人の小長谷嘉子。装画は小長谷静夫、装幀は宮園洋。 平成二年に小長谷静夫が他界して六年になります。主人の散文をまとめることを始めようと決めたのは、去…

横浜詩集 横浜詩人会編

1964年10月、横浜詩人会から刊行されたアンソロジー詩集。装幀・カットは鉄指公蔵。 このアンソロジイは題して《横浜詩集》と名づけられたが、それは、私たち横浜詩人会の会員の作品集であるという意味でしかない。 横浜詩人会は、横浜在住の、もしくは居住…

レクイエム アントニオ・ダブッキ/鈴木昭裕

1996年5月、白水社から刊行されたアントニオ・タブッキの中編小説。翻訳は鈴木昭裕。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

日々の跡地 小長谷静夫詩集

1991年6月、百鬼界から刊行された小長谷静夫(1933~1990)の遺稿詩集。装画は著者、装幀は宮園洋。附録栞は埋田昇二「吐息と希望と」、大賀渓生「念々に」、杉山高之「『キタ村より』の頃」、「小長谷静夫、その詩の歩み」。 目次 枯れ葉小論 生没不詳 荒廃…

戀歌 岡崎清一郎詩集

1976年1月、思潮社から刊行された岡崎清一郎(1900~1986)の第14詩集。 私は明けて七十四歳に相なった。 ところがである。正確に申し上げると七十二歳四カ月である。否、あとすこしばかり経過すると五カ月である。そしてまた七十三歳なのだと言っても出鱈目…

恋ごっこ それぞれの恋の巻 富島健夫

1975年2月、集英社から刊行された富島健夫の官能小説。 目次 わたしは見た 浮気ごころ 再会の人 それぞれの秘密 浮気妻 炎のたわむれ 一歩手前 そそっかし屋 待ちぼうけ 誘いの手 見せつけられて 美青年たち 車の中 はじめての接吻 夜の公園 男の指 NDLで検…

坂の日 小長谷静夫詩集

1988年7月、百鬼界から刊行された小長谷静夫(1933~1990)の第4詩集。装幀は宮園洋。 目次 坂の日 坂をおりて 町内のどぶさらいの日に というにの先は 白っぽい秋 今朝も駅舎に向って 四月のキウイ キウイのいる部屋 鳥類考 潮干狩りに行く日 ソチラをまわ…

灰家 川上明日夫詩集

2016年5月、思潮社から刊行された川上明日夫の詩集。装画は長谷光城。 目次 灰霊 灰墓 灰売り 灰人 灰岸 灰景 灰・しらかみ 灰花 灰の河原 灰虫 灰聞 灰座 灰屋 むかしの家 灰の芽 灰の屋 灰雨 NDLで検索Amazonで検索

恋ごっこ かりそめの夜の巻 富島健夫

1975年2月、集英社から刊行された富島健夫の官能小説。 目次 博多の少女 女の復讐 嫉妬の電話 トトカマ少女 電話セックス ライバル出現 遊びたい 大胆な写真 つぎの誘惑 夫婦の夜 内憂外患 脅迫者 疑惑の午後 快楽のとき 女の論理 決心 NDLで検索日本の古本…

ハイヌーン以後 小長谷静夫詩集

1983年9月、私家版として刊行された小長谷静夫(1933~1990)の第4詩集。装画は柴田俊。 いつもそうだが、この詩集は特に敗戦処理の気持ちが濃い。詩に対して不熱心だったのか、ことほどさように、心弱い日が続いたのだろうかとも思う。 タイトルは、サロー…

風花 菅野清子歌集

1941年4月、青垣會から刊行された菅野清子の歌集。 歌といふものをひとりでつくりはじめたのは、女學校四五年の頃であつた。長澤美津樣に歌の指導をしていただく樣になつたのは、昭和三年二月のことでそれ以來歌の上は申すまでもなく、すべての上に恩情を戴…

戦後詩 ユリシーズの不在 寺山修司

1965年11月、紀伊國屋書店から刊行された寺山修司による戦後詩解説書。 目次 第一章 戦後詩における行為 1 代理人 2 書を捨てるための時代考察 3 われわれはもっと「話しかける」べきではないか 4 実証不能の荒野へ― 5 自分自身の失踪 第二章 戦後詩の…

キタ村より 小長谷静夫詩集

1977年3月、百鬼界から刊行された小長谷静夫(1933~1990)の第1詩集。小長谷静夫は小長谷清実の兄。 目次 キタ村より 草千里 土産には 埴輪 二十七人のクラス 夢からは 早朝の散歩 どのように詩を 日録 夜のタブロオ 旅・シベリア| メモ 李朝石蛙水滴 昨夜…

師父 前田鐵之助詩集

1946年10月、大元社から刊行された前田鐵之助(1896~1977)の詩集。 此處に収められた詩篇は昭和七年から十三年に恆る七年間の作品の一部を成すものであるが、此期間は私の詩作上、また、生活上に於て最も困難な時代であつた。と云ふのは昭和六、七年と私は…

不来方抄 城戸朱理詩集

1994年5月、思潮社から刊行された城戸朱理の詩集。附録栞は高貝弘也「永遠の言葉」。第5回歴程新鋭賞受賞作品。 私は、北の小都邑で生まれた。東と西を山系に狭まれた盛岡は、川に恵まれた山あいの地方であり、高地特有の低い空と北国特有の深々とした針葉の…

黒い流れ 一瀬直行 

1965年6月、世界文庫から刊行された一瀬直行の作品集。 目次 浅草の女 黒い流れ NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

アランの鼻は冷たい 内山登美子詩集

1965年11月、思潮社から刊行された内山登美子の第3詩集。装幀は嶋田秀子。 目次 アランの鼻は冷たい 願望 アランは喋る 愛玩犬アランの独白 錆色の霧 島 アランの鼻は冷たい ひとつの名ひとつの場所 海辺で 蜜のあわれ 短い饒舌 ひとつの名ひとつの場所 風 …

風と鳥 藤森秀夫詩集

1958年11月、私家版として刊行された藤森秀夫(1894~1962)の詩集。著者自装。 処女詩集「こけもも」が本郷四丁目文武堂から出たのが大正八年十月十五日であった。次の「若き日の影」は神田交蘭社から、それとほぼ同時に「フリヂヤ」と云う小曲集が神田金星…

浅草綺譚 一瀬直行 

1964年12月、世界文庫から刊行された一瀬直行の長編小説。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索