翻訳詩集

戈麦詩集 是永駿訳

2000年11月、書肆山田から刊行された戈麦(ゴーマイ、1967~1991)の詩集。翻訳は是永駿。装幀は亞令。 目次 戈麦自述 Ⅰ 終末の日 太陽の雨 秋の呼び声 さまよえる思い 白昼 未完の詩篇 渡し口 麦打ち場 逃亡者の十七篇(抄録) 泳ぐ 家 誓い 歳末ソネット1 歳…

現代ギリシャ詩選 中井久夫訳

1985年11月、みすず書房から刊行された中井久夫(1934~2022)によるギリシャ詩のアンソロジー。 これは二〇世紀ギリシャの輝かしい大詩人たち数人の訳詩集である。コンスタンディノス・カヴァフィスが五六詩、ヤニス・リッツォスとオジッセアス・エリティス…

フランシス・ジャム詩集 倉田清訳

1980年2月、朝日出版社から刊行されたフランシス・ジャム(1868~1938)の詩集。翻訳は倉田清(1928~)。 フランシス・ジャムの詩は、昭和三年に堀口大学氏によって、日本に紹介されて以来、多くの人に愛され続けている。私がジャムのこまやかな感情を包ん…

水準器 シェイマス・ヒーニー詩集 村田辰夫・坂本完春・杉野徹・薬師川虹一訳

1999年6月、国文社から刊行されたシェイマス・ヒーニー(1939~2013)の詩集。翻訳は村田辰夫、坂本完春、杉野徹、薬師川虹一。装画は星野勝成。 目次 雨筒 アイルランド在住のオランダ人陶芸家へ 聖ブリジッドの腰輪 ミント 四〇年代のソファ 相変わらずの…

シルヴィア・プラス詩集 シルヴィア・プラス 吉原幸子・皆見昭訳

2023年8月、土曜社から刊行されたシルヴィア・プラス(1932~1962)の詩集。翻訳は吉原幸子(1932~2002)と皆見昭(1931~)。1995年の思潮社版を底本として再編集したもの。 目次 追跡 森の神(フォーン) 婚礼を飾る花輪 水晶球占い師 ハードカースル断崖…

死んだ少女 N・ヒクメット詩集 峰俊夫訳

1958年11月、国文社から刊行されたナーズム・ヒクメット(1901~1963)の詩集。翻訳は峰俊夫。装幀は育野纓子。ピポー叢書。 目次 死んだ少女 雲が人間を殺さないように 日本の漁夫 武器なき人々 船は朝鮮へ行く わたしたちの子どもたち アフメッドへ おまえ…

ボストンの北 ロバート・フロスト 藤本雅樹訳

1984年8月、国文社から刊行されたロバート・フロスト(1874~1963)の詩集。翻訳は藤本雅樹(1953~)。 目次 牧場 石垣修理 雇人の死 山 百本のカラー 埋葬 黒い家 ブルーベリー 召使たちの召使 林檎摘みをおえて 掟 子孫たち 家政婦 恐怖 自己探求者 薪の…

李箱作品集成 李箱 崔真碩訳

2006年9月、作品社から刊行された李箱(1910~1937)作品集。翻訳は崔真碩(1973~)。李箱(イ・サン)は朝鮮・京城生まれ、本名は金海卿(キム・ヘギョン)。モダニスト作家。 目次 ・小說 蜘蛛、豚に会う 翼 逢別記 童骸 黄牛と鬼(トッケビ) 終生記 失…

壁に描く マフムード・ダルウィーシュ 四方田犬彦訳

2006年8月、書肆山田から刊行されたマフムード・ダルウィーシュ(1941~2008)の詩集。翻訳は四方田犬彦。装幀は亜令。著者はパレスチナ独立宣言の起草者。 目次 道のなかにさらなる道 この大地にあって また野蛮人がやって来る 死んでいるわたしが好き 山裾…

マチュ・ピチュ山頂 パブロ・ネルーダ詩集 田村さと子訳

1997年8月、風書房から刊行されたパブロ・ネルーダの詩集。翻訳は田村さと子。装幀は吉野史門。 目次 マチュ・ピチュ山頂 パブロ・ネルーダ年譜 解説あとがきスペイン語原文 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

戯訳 寒山詩百首 三好豊一郎

1989年5月、私家版として刊行された三好豊一郎による寒山の訳詩集。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

夜のガスパアル アロイジウス・ベルトラン 城左門訳

1948年11月、操書房から刊行されたアロイジウス・ベルトラン(1807~1841)の詩集。翻訳は城左門(城昌幸)。 目次 ベルトラン小傳 西山文雄 ・弗拉曼土派 とんがり髭 魔宴への門立 ・巴里古調 猶太人ふたり 夜の浮浪群 懸行燈 ネエルの塔 伊達者 治安殿 書…

シェイクスピア詩集 吉田健一訳

1956年1月、池田書店から刊行されたウィリアム・シェイクスピアの詩集。翻訳は吉田健一。 目次 シェイクスピアの十四行詩に就て 十四行詩抄 後記 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

詩人クリスティーヌ・ド・ピザン 沓掛良彦 横山安由美

2018年9月、大和プレスから刊行されたクリスティーヌ・ド・ピザン詩集。編訳は沓掛良彦と横山安由美。アートディレクションは原耕一、デザインはせい。 このほど大和プレス社長佐藤辰美氏の望外のご支援を得て、積年の夢であったクリスティーヌ・ド・ピザン…

バベル パティ・スミス詩集

1994年1月、思潮社から刊行されたパティ・スミスの詩集。翻訳は山形浩生、中上哲夫、梅沢葉子。装幀は芦澤泰偉。 目次 序文(日本版へのパティ・スミスからのメッセージ) [山形浩生訳] Ⅰ ラジオ・エチオピア[山形浩生訳] 通告 notic イタリア(ラウンド) ita…

シュルレアリスム詩集 飯島耕一訳

1969年9月、筑摩書房から刊行されたシュルレアリスム詩集。翻訳は飯島耕一。 目次 ジャック・プレヴェール レイモン・クノー ポール・エリュアール ルネ・シャール ロベール・デスノス バンジャマン・ペレ アントナン・アルトー エーメ・セゼール オクタビオ…

ヘッセ詩画小編 ヘルマン・ヘッセ 高橋健二訳

1977年10月、木耳社から刊行されたヘルマン・ヘッセ(1877~1962)の詩画集。翻訳は高橋健二。詩画5枚と解説、ヘッセのポートレイト。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

青ぶどう イユクサ詩文集 伊吹郷訳

1990年2月、筑摩書房から刊行された李陸史(イユクサ)の詩文集。翻訳は伊吹郷。装画は玉一成。 目次 はじめに Ⅰ 詩 うま 春愁三題 たそがれ 失題 ひとつの星をうたおう 海潮詩 路程記 草ぶきの家 江を渡っていったうた 小公園 鴉片 年譜 ナムアン山城 みず…

地球のすすり泣き ジュール・ラフォルグ 中江俊夫訳

1977年5月、吟遊社から刊行されたジュール・ラフォルグ(1860~1887)の詩集。翻訳は中江俊夫。画像は硫酸紙カバー欠。 目次 ニースのノートルダムのおるがん弾きのなげきうた かーにばるの晩 小さな心臓肥大症患者のうた 七月の夜の憂鬱 束の間の喜劇 神格…

キャスリン・レイン詩集 片瀬博子訳

1960年11月、書肆ユリイカから刊行されたキャスリーン・レイン(1908~2003)の詩集。翻譯は片瀬博子。海外の詩人双書8。 目次 石と花 抒情詩 牛の夢 虎の夢 母の歎き 落下 水晶の頭蓋 収穫 ノクターン 時の中で 滝の傍で 小川の中で 聖霊降臨節―一九四二年 …

罌粟と記憶 パウル・ツェラン 飯吉光夫訳

1989年5月、静地社から刊行されたパウル・ツェラン(1920~1970)の訳詩集。翻訳は飯吉光夫(1935~)。 『罌粟(けし)と記憶 Mohn und Gedächtnis』は、一九五二年に出版されたパウル・ツェラン Paul Celan(一九二〇~七〇)の処女詩集である。この詩集には…

ツルゲエネフ 散文詩 中山省三郎訳

1933年2月、第一書房から刊行されたイワン・ツルゲーネフ(1818~1883)の散文詩集。翻訳は中山省三郎(1904~1947)。 目次 セニリア 田舍 會話 老婆 犬 競爭相手 乞食 愚かしき者の審判を聽け 處生法 滿足してゐる人 この世の終末 マーシャ 馬鹿もの 東方…

ロビンソン・ジェファーズ詩集 中島完訳

1969年7月、思潮社から刊行されたロビンソン・ジェファーズの詩集。翻訳は中島完。表紙写真はジェファーズの住んでいたトア・ハウスとその周辺(訳者撮影)。現代の芸術双書32。刊行時の翻訳者の職業は帝塚山大学講師、住所は枚方市。 目次 Ⅰ・一九四八 キャ…

詩集平和の味 ギュヴィク 長谷川四郎

1957年9月、国文社から刊行されたギュヴィクの詩集。翻訳は長谷川四郎。表紙は蛭間重夫。ピポー叢書。 目次 岩 皮をはがれた牛 債権者たち 顔 知覚 シャンソン 物語 灼熱 バラード 場末 詩法 知覚 知覚 時間 護符 思い出 祭 実物敎育 見る 眠りの森の美女に …

エリック・サティ詩集 藤富保男訳

1989年12月、思潮社から刊行されたエリック・サティ(1866~1925)の詩集。翻訳は藤富保男(1928~2017)。カバー、扉、本文中の絵は八木美穂子。表紙、「スポーツと嬉遊曲」のイラストは藤富保男。 目次 ・スポーツと嬉遊曲 序 食欲をそそらないコラール ブ…

試練、悪魔祓い アンリ・ミショー/小島俊明訳

1964年9月、思潮社から刊行されたアンリ・ミショーの詩集。翻訳は小島俊明。表紙は瀧口修造。 目次 序言 とほうもない大声 ラザロ、おまえは眠っているのか 呪われた年 疲れたはいたかよ 大きく飛べ 奇妙な均衡 衝突音 虚無の仮面 剣の平和 テラス 糸状の人…

幼な子の歌 タゴール詩集 タゴール/神戸朋子

1991年3月、日本アジア文学協会から刊行されたラビンドラナート・タゴール(1861~1941)の訳詩集。翻訳は神戸朋子。装幀は橋本小百合。 目次 序文 江間章子 世界の海の岸辺に お母さんが好き かくれんぼ 船頭 心優しい人 船旅 心配 思いやり 疑問 お休みの…

破滅を終らせるために ギンズバーグのことば アレン・ギンズバーグ

1971年11月、思潮社から刊行されたアレン・ギンズバーグ(1926~1997)の入門書。編集は諏訪優。 目次 第一部 評論 『吠える・その他の詩篇』覚えがき 諏訪優訳 どのようにして『カディッシ』はうまれたか 諏訪優訳 ルネッサンスか死か 山尾三省訳 破滅を終…

ワイルド全詩 日夏耿之介訳 創元社版

1950年11月、創元社から刊行されたオスカー・ワイルドの詩集。翻訳は日夏耿之介。 目次 ワイルド全詩敍 ラヹンナ(一八七八) 詩集(一八八一) 自由女神 エロオスの花園 奇しき玫瑰花 イティスの歌 莬蕟 ハルミデエス 黃金の華 劇場の印象 パンテア 第四樂…

人生摘要 英米現代詩集 衣更着信訳

1983年12月、書肆季節社から刊行された衣更着信の翻訳詩集。装幀は政田岑生。 わたしが詩の翻訳をするようになったのは、あきらかに中桐雅夫の影響による。終戦間もなくの香川県知事選挙が、戦後の地方選挙を占うモデルとかで、各新聞社の本社記者がそろって…