阪田寛夫

わたしの動物園 阪田寛夫詩集

1965年4月、牧羊社から刊行された阪田寛夫(1925~2005)の詩集。 目次わたしの動物園 てんとうむし 熊にまたがり マンモス 河童 GORILLA 牽牛 こいうた からす マサシゲ おのこおみな 日曜学校のころ カミサマ オイノリ ああめんそうめん はこぶね 牧師さん…

燭台つきのピアノ 阪田寛夫

1981年6月、人文書院から刊行された阪田寛夫(1925~2005)のエッセイ集。装画は二見彰一(1932~)。 去年の正月に、京都人文書院でジュリアン・グリーソ全集の刊行を担当しておられる堀田珠子さんから、キリスト教についてのエッセイとエッセイ集の刊行と…

戦友 歌につながる十の短篇 阪田寛夫

1986年11月、文藝春秋社から刊行された阪田寛夫(1925~2005)の短篇集。装幀は山高登(1926~)。 二十歳をすぎた頃から、小説家になりたいと思っていた。友人と同人雑誌を始めたのが二十四歳の年で、最初の号に載せた作品は、小学校五年生の私が宝塚歌劇を…

漕げや海尊 阪田寛夫

1979年10月、講談社から刊行された阪田寛夫(1925~2005)の長編小説。装幀は栃折久美子(1928~)。 引用による重層化は、私小説の手法による作品の、構造と書かれる人物像の一面性を阪田に乗り越えさせた。表現されているのは独自な複雑さをそなえた知識人…