永瀬清子

すぎ去ればすべてなつかしい日々 永瀬清子

1990年6月、福武書店から刊行された永瀬清子(1906~1995)のエッセイ集。装幀は麻生征子。著者は岡山県生まれ。 目次 幼かりし日々 私を教えた人々 父母のことども 私の読書 若い日々の夢 金沢の声など 詩を書き始めたころ 従兄たち わが詩の師たち 女性が…

あけがたにくる人よ 永瀬清子詩集

1987年6月、思潮社から刊行された永瀬清子(1906~1995)の詩集。装画は西本多喜江。 目次 第一章 あけがたにくる人よ あけがたにくる人よ 古い狐のうた 小さい水車のように その家を好きだった 老いたるわが鬼女 黙っている人よ 藍色の靄よ 若さ かなしさ …

うぐいすの招き 日々の紀行 永瀬清子

1983年11月、れんが書房新社から刊行された永瀬清子(1906~1995)のエッセイ集。装幀は宮園洋。著者は岡山県赤磐郡豊田村熊山生まれ。 同人誌『女人随筆』の誌上に発表していたもののうち、「日々の紀行」として書いていた二十五篇をここに集めました。 『…

大いなる樹木 永瀬清子詩集

1947年4月、櫻井書店から刊行された永瀬清子(1906~1995)の第4詩集。装幀は三岸節子。 この詩集を日本の若い人々に捧げたいと思ひます。 これらの詩は前著「諸國の天女」を出したあと、昭和十五年から現在昭和二十一年夏までにかられた作品の中から選びま…

美しい國 永瀬清子詩集

1948年2月、爐書房から刊行された永瀬清子(1906~1995)の第5詩集。装幀、木版カットは山本遣太郎。爐詩叢書第2輯。 目次 美しい國 年月をすごしても 踊りの輪 手品 墓 冬 辿る 元日 自然詩章 電電圖 松 翅 日々 しづの女 天空歌 夜に灯ともし 降りつむ 地…

光っている窓 永瀬清子

1984年6月、編集工房ノアから刊行された永瀬清子(1904~1995)の随筆集。カバーは松島明、扉カットは著者。ノア叢書3。 昭和五十三年の春から、福音館の「母の友」にしばらく随筆をつづけて書きました。それを中心にして、あと若干同様な種類のものを集め第…

春になればうぐいすと同じに 永瀬清子詩集

1995年4月、思潮社から刊行された永瀬清子(1906~1995)の遺稿詩集。装画は岡村幸右ヱ門。 目次 第一章 春になればうぐいすと同じに アンターレス 緑 唯一の手紙 幸福の帳尻 私らとうぐいす 春になればうぐいすと同じに 春の夜のしなさだめ 人間馬鹿 一番近…

かく逢った 永瀬清子

1981年12月、編集工房ノアから刊行された永瀬清子(1906~1995)の随筆集。カバーは松島明、装幀は粟津謙太郎。 主として家庭内の仕事に、又戦後は農事に忙しかった私は、男性詩人や、或は若い女性の詩人に比べても、交友の範囲は狭く、又、その人々にお会い…

諸國の天女 永瀬清子詩集

1940年8月、河出書房から刊行された永瀬清子(1906~1995)の第2詩集。画像は函欠本。 第一詩集「グレンデルの母親」を出してからいつの間にか十年たちました。その十年の間に書いたものの中から詩と詩に關するものを選んで、第二詩集「諸國の天女」を編みま…

山上の死者 永瀬清子詩集

1954年10月、日本未来派発行所から刊行された永瀬清子(1906~1995)の第7詩集。装幀は舟越保武。 目次 蒼いものさびしいあけ方 滅亡軌道 天国でも 影を失った人々 廃墟はまだ冷えていない わが麦 今日精神病院へ 山上の死者 鎌について 私の足に この海の …

卑弥呼よ卑弥呼 永瀬清子詩集

1990年1月、手帖社から刊行された永瀬清子の詩集。双書現代詩一千行4。装幀は宮園洋。 目次 第一章・卑弥呼よ 卑弥呼 さえずり 圭(かど) 紙屑籠 卑弥呼よ 卑弥呼 サンショウクイ すれちがったよ藤の花と 六月の夜 まだ まだ まだ ナーシッサスの唄 一九八…

永瀬清子 井坂洋子

2000年11月、五柳書院から刊行された井坂洋子による永瀬清子の評伝。装幀は東幸央。カバー作品はイケムラレイコ「両手を口に入れながら」。 永瀬清子の詩やことばは、生きることを引き換えとするような熱のこもりと、格闘がある。それに向き合うほどの力が自…