その他歌集

空耳飛行 近藤達子歌集

1999年4月、短歌研究社から刊行された近藤達子(1958~)の第1歌集。著者自装。 目次 Ⅰ 風が吹く耳 私という事件 胡桃の外の世界 Ⅱ クラインの涙壺 普通の国のアリス 冬の耳 ランゲルハンス島まで 天使卵伝説 ゼラチン主翼 Ⅲ キホーテの海馬 空耳飛行 ドード…

太陽が西から昇った 太宰瑠維歌集

1996年5月、不識書院から刊行された太宰瑠維(1924~)の歌集。 四十年も五十年も前の歌を、あらためて活字にすることに躊躇いがあって、放置してあったわたしの初期歌篇だが、戦後五十年を奇縁に、すこしずつ整理をはじめ、これが最後の機会かと考えて、思…

夏の落葉 桜井登世子歌集

1992年5月、不識書院から刊行された桜井登世子(1930~)の第3歌集。装画はWoodblock Prints。第1回ながらみ現代短歌賞受賞作品。刊行時の著者の住所は杉並区阿佐谷北。 この歌集は『海をわたる雲』『冬芽抄』につづく私の第三歌集で、一九八七年から一九九…

日本の地図 渡辺順三歌集

1954年10月、新興出版社から刊行された渡辺順三(1894~1972)の第5歌集。著者は富山県生まれ、刊行時の住所は世田谷区北沢。 目次 1946年 監視孔(九首) あの頃、折々(八首) 「アカハタ」編集室(三首) 第五回党大会(三首) ビラ貼り(六首) 演説…

聖戦歌集

1941年10月、岡倉書房から刊行されたアンソロジー歌集。第2集に合わせて刊行された新装版。 目次 ・齋藤茂吉選 現地篇 銃後篇 ・佐佐木信綱選 現地篇 銃後篇 ・北原白秋選 現地篇 銃後篇 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

神聖娼婦 阿木津英歌集

1992年10月、沖積舎から刊行された阿木津英(1950~)の合本歌集。装幀は戸田ヒロコ、装画は紀元前8世紀オリエント・カルけミュ出土象形文字。著者は福岡生まれ。 目次 紫木蓮まで・風舌 天の鴉片 白微光 見の売り方 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検…

蝸牛疾走 足立三郎歌集

1965年9月、赤堤社から刊行された足立三郎(永守國祐)の第1詩集。編集は香川進、装幀は田中岑。地中海叢書第41篇。 生 大正十年二月。日本橋吻穀町の鞄・袋物商に生まる。父は三代前から江戸に住みついた商人で、几帳面な反面、極めて剛直頑固、気に喰わぬ…

きみはねむれるか 大林明彦歌集

1975年5月、反措定出版局から刊行された大林明彦(1946~)の第1詩集。著者は佐渡生まれ、刊行時の住所は調布市、日大三高勤務。 目次 I 言葉は現実の絵である 1 アンカーの季 2 青空 3 ラグビィと少年 4 そこにはきみの朝焼がある II 戦争とメルヘン 1 五千…

花綵列島 築地正子歌集

1979年11月、雁書館から刊行された築地正子(1920~2006)の第1歌集。刊行時の著者の住所は熊本県玉名郡。第24回現代歌人協会賞受賞作品。 昭和二十年代の終りから、五十年初め頃迄の作品を自撰し、逆年順にならべてみた。歌は何かといふ答は、私自身まだ出…

空を指す枝 三國玲子歌集

1954年6月、白玉書房から刊行された三國玲子(1924~1967)の歌集。装幀は三國恭三。潮汐叢書第18篇。第2回新歌人会賞受賞作品。 目次 ・昭和二十二年 光 望鄕歌 雪の詠唱 風の音 津輕早春 若き世代 友を悼む パンを燒く ミシンライト 移る季節 初冬行 ・昭…

土の歌 中村孝助歌集

1948年12月、尚学社から刊行された中村孝助(1901~1974)の選歌集。画像は裸本。装幀は長嶋武彦。 この選集を出版するにあたつて、「その歌」と「野良に戰う」の部わ、尚學社の花村誠哉氏に選歌していただいた。若い花村氏の好みがあざやかにあらわれたのも…

白へ 藤田千鶴歌集

2013年12月、ふらんす堂から刊行された藤田千鶴の第2歌集。装幀は和兎。塔21世紀叢書第242篇。 目次 Ⅰ 光 光 「白」 Ⅱ 土 第一話 犬のセブン 第二話 オカリナ 第三話 検針員K 第四話 耳 第五話 小野さん 第六話 風のはじまり Ⅲ 風 風 火 「ふゆのチョウ」 緑…

菩提樹 杉田鶴子歌集

1940年11月、相模書房から刊行された杉田鶴子(1882~1957)の第1歌集。著者は杉田玄白の5世孫。 目次 序文 窪田空穗 大正九年(五首) 朔風 行啓 大正十年(十八首) 箱根堂ケ嶋 病床の伯父 從妹夏子病む 新居 淺間山麓 從弟不及を悼む 大正十一年(九首) …

死の灰 高田清子歌集

1954年11月、第二書房から刊行された高田清子の歌集。 目次 序・尾山篤二郞 聲 思想するもの 死の灰 水爆實驗 やめぬ實驗 福龍丸被爆者 憎しみ 放射能の雨 蓄積されて 原子兵器 ビキニの灰 汚染されしもの 水爆 再軍備 死の微粒 世界の情勢 平和を希ひて 人…

松倉米吉歌集

1923年3月、古今書院から刊行された松倉米吉(1895~1919)の遺稿歌集。 松倉君の歌集の序文を書かねばならぬと思ひながらつひ筆をとらずにゐるうら、自分は、突然父の死に遭うて、家郷に歸つて來た。 昨日初七日の法要をいとなみ、今日は家の土の茶畑で、母…

風俗 村崎凡人歌集

1949年6月、徳島歌人社から刊行された村崎凡人の第1歌集。表紙は西原比呂志。徳島歌人叢書第五篇。刊行時の著者の職業は早稲田図書出版社員。 目次 序 窪田空穂 東京の別れ 古兵 ウスリーの岸邊 花鳥 比律賓哀乱士 偶成 後記 NDLで検索Amazonで検索日本の古…

巣鴨 巣鴨短歌会編

1953年10月、第二書房から刊行された巣鴨プリズン被収容者のアンソロジー歌集。巣鴨短歌会代表は大槻隆。装幀は伊藤禱一。カバー木版画は巣鴨プリズン本館。 目次 序 鹿兒島壽藏序 阿部静枝 一戰犯死刑囚の歌 平尾健一 壁あつき部屋 大槻隆 火の薔薇 小林逸…

夜明けまえ 碓田のぼる歌集

1965年3月、長谷川書房から刊行された碓田のぼる(1928~)の第1歌集。装幀は小林喜巳子。新日本歌人叢書。 この歌集は、私のはじめての歌集である。この歌集におさめられた作品は、すべて雑誌「新日本歌人」に発表して来たものである。作品の配列はほぼ制作…

はなきよむる 小崎ひろ子歌集

2000年4月、雁書館から刊行された小崎ひろ子の第1歌集。装幀は小紋潤。 目次 土の骨 夢のレシピ 現実を埋む はなきよむる 浅瀬 金の糸 あとがき NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

シネマ 石川信雄歌集

2013年4月、ながらみ書房から復刻された石川信雄(1908~1964)の歌集。元版は1936年12月、日本歌人社発行。 とうとう『シネマ』がこの世の光を浴びる日となった。著者石川信雄は勿論であらうが、私にしてからが幾多の感懷なきを得ない。 本來なれば昭和六、…

とこよ人 近江友七歌集

1971年1月、新星書房から刊行された近江友七の歌集。地中海叢書第16篇。校正は大野武、カバーは須賀卯夫。 目次 ・町の音 天満雑記 二十一首 適塾址 九首 一月十日 十一首 古る国 二十首 南島忌 十三首 気多はふり 十五首 青崩峠 二十首 宇陀松山 二十一首 …

魔空 ポリーナのうた 小久保泉歌集 

1970年11月、不動工房から刊行された小久保泉の第2歌集。 目次 第一の歌 幻を熾すと 第二の歌 夕を昇り 第三の歌 朝を盲い 第四の歌 昼を折り 第五の歌 疾走に堪え 第六の歌 空間を妬み 第七の歌 森は眠らず 後記(この疼くもの) NDLで検索Amazonで検索日本の…

火の陰翳 桑原正紀歌集

1986年11月、石川書房から刊行された桑原正紀(1948~)の第1歌集。コスモス叢書第261篇。 とうとう私も歌集を出すことになったか、というのが実感である。今まであまり熱心な歌人ではなかったもう一人の私が、どこかでシニカルな笑いを浮かべているようで何…

海上銀河 久葉堯歌集

1988年1月、石川書房から刊行された久葉堯(くばたかし・1955~)の第1歌集。コスモス叢書第267篇。 私は、山口県は山陰側の小さな町に生れ、大家族の中で育った。日本海に臨むその一帯は北浦と呼ばれ、穏やかで明るい自然に恵まれているが、冬は陰鬱な日が…

囚衣 山田清三郎歌集

1939年7月、文泉閣から刊行された山田清三郎(1896~1987)の第1歌集。 私は、獨房に生活してみた時ほど、自分が內面的に純粋であつたことはないやうな氣がする。私は今大陸の旅を志して新京に來てゐるが、この大陸の旅で、私はそのことを今更らのやうに回想…

十三の階段 福島誠一歌集

1972年12月、土偶短歌会から刊行された福島誠一(1933~1971)の遺稿歌集。福島誠一(小原保)は吉展ちゃん事件の犯人、死刑囚。 書かないでもと思ひ、後記には書かなかった事ながら、校正の為に二度三度読み返してゐある中に、書き残して置くべきだとの考へ…

七月の心臓 兵庫ユカ歌集

2006年5月、SS-PROJECTから刊行された兵庫ユカ(1976~)の第1歌集。ディレクションは萩原裕幸、表紙イラストは中村豪志。 本書、『七月の心臓』はわたしの第一歌集になります。短歌を作り始めた二○○○年から二〇〇三年の間、年齢で言えば二十四から二十七歳…

歌集 廣島

1954年8月、第二書房から刊行された原爆歌集アンソロジー。編集は『廣島』編集委員会(代表は豊田清史)。写真はイサム・ノグチ「平和大橋」。撮影は稲村豊。 灰燼に生きて八年有半、未だ拭われずしてひしぐもの幾多の声がある。この真実なる<広島の声>を歌…

時の娘 荻悦子詩集

1983年11月、七月堂から刊行された荻悦子の第1詩集。 詩を読む――と簡単にいいますが、それは決して簡単な作業ではありません。たいていの人は、いわゆる〈お歯に合う〉もの以外は読もうとしません。むろん、それはそれで別段わるいとはいえず、むしろ、無意…

瑠璃猫 梅津ふみ子歌集

1989年7月、七月堂から刊行された梅津ふみ子(1945~)の第1歌集。 子供の頃、祖母や母の昔話や絵本に出てくる鬼が可哀そうでならなかった。どうして退治されなければならないのか、逐われなければならないのか、逃げなければならないのかがわからなかった。…