その他歌集

風俗 村崎凡人歌集

1949年6月、徳島歌人社から刊行された村崎凡人の第1歌集。表紙は西原比呂志。徳島歌人叢書第五篇。刊行時の著者の職業は早稲田図書出版社員。 目次 序 窪田空穂 東京の別れ 古兵 ウスリーの岸邊 花鳥 比律賓哀乱士 偶成 後記 NDLで検索Amazonで検索日本の古…

巣鴨 巣鴨短歌会編

1953年10月、第二書房から刊行された巣鴨プリズン被収容者のアンソロジー歌集。巣鴨短歌会代表は大槻隆。装幀は伊藤禱一。カバー木版画は巣鴨プリズン本館。 目次 序 鹿兒島壽藏序 阿部静枝 一戰犯死刑囚の歌 平尾健一 壁あつき部屋 大槻隆 火の薔薇 小林逸…

夜明けまえ 碓田のぼる歌集

1965年3月、長谷川書房から刊行された碓田のぼる(1928~)の第1歌集。装幀は小林喜巳子。新日本歌人叢書。 この歌集は、私のはじめての歌集である。この歌集におさめられた作品は、すべて雑誌「新日本歌人」に発表して来たものである。作品の配列はほぼ制作…

はなきよむる 小崎ひろ子歌集

2000年4月、雁書館から刊行された小崎ひろ子の第1歌集。装幀は小紋潤。 目次 土の骨 夢のレシピ 現実を埋む はなきよむる 浅瀬 金の糸 あとがき NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

シネマ 石川信雄歌集

2013年4月、ながらみ書房から復刻された石川信雄(1908~1964)の歌集。元版は1936年12月、日本歌人社発行。 とうとう『シネマ』がこの世の光を浴びる日となった。著者石川信雄は勿論であらうが、私にしてからが幾多の感懷なきを得ない。 本來なれば昭和六、…

とこよ人 近江友七歌集

1971年1月、新星書房から刊行された近江友七の歌集。地中海叢書第16篇。校正は大野武、カバーは須賀卯夫。 目次 ・町の音 天満雑記 二十一首 適塾址 九首 一月十日 十一首 古る国 二十首 南島忌 十三首 気多はふり 十五首 青崩峠 二十首 宇陀松山 二十一首 …

魔空 ポリーナのうた 小久保泉歌集 

1970年11月、不動工房から刊行された小久保泉の第2歌集。 目次 第一の歌 幻を熾すと 第二の歌 夕を昇り 第三の歌 朝を盲い 第四の歌 昼を折り 第五の歌 疾走に堪え 第六の歌 空間を妬み 第七の歌 森は眠らず 後記(この疼くもの) NDLで検索Amazonで検索日本の…

火の陰翳 桑原正紀歌集

1986年11月、石川書房から刊行された桑原正紀(1948~)の第1歌集。コスモス叢書第261篇。 とうとう私も歌集を出すことになったか、というのが実感である。今まであまり熱心な歌人ではなかったもう一人の私が、どこかでシニカルな笑いを浮かべているようで何…

海上銀河 久葉堯歌集

1988年1月、石川書房から刊行された久葉堯(くばたかし・1955~)の第1歌集。コスモス叢書第267篇。 私は、山口県は山陰側の小さな町に生れ、大家族の中で育った。日本海に臨むその一帯は北浦と呼ばれ、穏やかで明るい自然に恵まれているが、冬は陰鬱な日が…

囚衣 山田清三郎歌集

1939年7月、文泉閣から刊行された山田清三郎(1896~1987)の第1歌集。 私は、獨房に生活してみた時ほど、自分が內面的に純粋であつたことはないやうな氣がする。私は今大陸の旅を志して新京に來てゐるが、この大陸の旅で、私はそのことを今更らのやうに回想…

十三の階段 福島誠一歌集

1972年12月、土偶短歌会から刊行された福島誠一(1933~1971)の遺稿歌集。福島誠一(小原保)は吉展ちゃん事件の犯人、死刑囚。 書かないでもと思ひ、後記には書かなかった事ながら、校正の為に二度三度読み返してゐある中に、書き残して置くべきだとの考へ…

七月の心臓 兵庫ユカ歌集

2006年5月、SS-PROJECTから刊行された兵庫ユカ(1976~)の第1歌集。ディレクションは萩原裕幸、表紙イラストは中村豪志。 本書、『七月の心臓』はわたしの第一歌集になります。短歌を作り始めた二○○○年から二〇〇三年の間、年齢で言えば二十四から二十七歳…

歌集 廣島

1954年8月、第二書房から刊行された原爆歌集アンソロジー。編集は『廣島』編集委員会(代表は豊田清史)。写真はイサム・ノグチ「平和大橋」。撮影は稲村豊。 灰燼に生きて八年有半、未だ拭われずしてひしぐもの幾多の声がある。この真実なる<広島の声>を歌…

時の娘 荻悦子詩集

1983年11月、七月堂から刊行された荻悦子の第1詩集。 詩を読む――と簡単にいいますが、それは決して簡単な作業ではありません。たいていの人は、いわゆる〈お歯に合う〉もの以外は読もうとしません。むろん、それはそれで別段わるいとはいえず、むしろ、無意…

瑠璃猫 梅津ふみ子歌集

1989年7月、七月堂から刊行された梅津ふみ子(1945~)の第1歌集。 子供の頃、祖母や母の昔話や絵本に出てくる鬼が可哀そうでならなかった。どうして退治されなければならないのか、逐われなければならないのか、逃げなければならないのかがわからなかった。…

歌人並木秋人 個性派の破滅と創造 中畑信雄

1985年2月、潮文社から刊行された中畑信雄による並木秋人の評伝。カバーは星襄一。 目次 生い立ち(明治二十六年―明治三十二年) 出生―父系 母系―生母との生別―義母の入嫁 (図版)三島家と東北新幹線 三島家系譜 少年時代(明治三十二年―明治四十年) 生母の再婚―…

空にむかひて 若杉鳥子随筆集

2001年1月、武蔵野書房から刊行された若杉鳥子(1892~1937)の随筆集。 目次 雪のそり橋/朝日 想像 月下に立ちて 葬られざる自己 雨後の下渋谷―岡田八千代女史を訪ふ― 解放したる心の扉の記 不忍 闘ひ疲れて―荒廃せし一年間を筑波の山麓に― 再び上京して 我…

存在 大下一真歌集

1988年6月、不識書院から刊行された大下一真(1948~)の第1歌集。題簽は窪田章一郎。まひる野叢書第84篇。 目次 I生死 生死 現世 生縁 一樹 蝉 石仏 世尊の大地 這いつくばって 一生貫く 苦悩仏 いずこへ 白き声 哭 霜は降りいん Ⅱ浄白 月下 春愁 夏の陽 青…

沙羅の宿から 稲葉京子歌集

1992年10月、雁書館から刊行された稲葉京子の第6歌集。装幀は小紋潤、表紙は田中一村「白い花」。 『沙羅の宿から』は、私の六番目の歌集です。ここに収めました歌は目をいためる以前のものですが、編集をするのに大きな字で拾い書きをしなければならなかっ…

ジャスミンを銃口に 重信房子歌集

2005年7月、幻冬舎から刊行された重信房子(1945~)の歌集。装画は著者、装幀は幅雅臣。 目次 ・炎 ジャスミンを銃口に 岩場に咲くコクリコ 紅蓮たちのぼる ・宙 草原に蝶を追う バラがまた咲く 砂漠に眠る ・海 飲み干した夏 わが胸も雨 ・土 地面踏む 青…

galley 澤村斉美歌集

2013年11月、青磁社から刊行された澤村斉美の第2歌集。装幀は濱崎実幸。塔21世紀叢書第237篇。 本や雑誌、新聞を作る過程で「ゲラ刷り」というものが出る。「ゲラ」ともいう。編集がほぼ済み、完成に近い形で校正用に試し刷りされるものだ。新聞社の校閲記者…

家族の肖像 浜田康敬歌集

2002年7月、雁書館から刊行された浜田康敬の第4歌集。装幀は小紋潤一。 私は、一昨年九月に生まれ故郷の釧路に約五十五年振りに「帰る」ことが出来た。釧路に帰るときには、そこが自分の生まれ故郷であるという意識を持って、必ず大事に「帰ろう」と思ってい…

青いコスモス 田中雅子歌集

2014年2月、青磁社から刊行された田中雅子(1961~2011)の遺稿歌集。塔21世紀叢書第235篇。 目次 Ⅰ 一九九七年―一九九九年三月 終の絵 紫煙 回送バス 靴の泥 影踏み 古き地図 心理テスト 蛍 火の記憶 うすずみの街 石 インク薄き文字 遠い岬 Ⅱ 一九九九年四…

歌集たまゆらのいのち 時井佳代子編

1981年7月、短歌新聞社から刊行されたアンソロジー。水子地蔵尊を題材として詠まれた短歌作品集。編集は時井佳代子。 「短歌現代」に掲載された私の一首の歌が、時井佳代子さんという一人の作歌者に感銘を与えたということ自体、奇縁といわなければならない…

千田幸夫歌集 千田幸夫

1986年12月、短歌新聞社から刊行された千田幸夫の遺稿歌集。 まだあたたかい夫の遺骨を抱いて茫然と唐湊の火葬場に佇ちつくした日から、私の上に流れ去った十年の歳月の重さを、今あらためて噛みしめる思いでいる。 共に過ごした二十余年の思い出は何故か四…

イーハトーブ喪失 蛯名泰洋歌集

1993年10月、沖積舎から刊行された蛯名泰洋の第1歌集。装画は渡部満、装幀は戸田ヒロコ。 〈いつか訪う星の伝言板にもあらん『下ノ畑ニ居リマス賢治』>蝦名泰洋はこの作のとおり、すでに廃墟と化したイーハトーブの無人駅からの一人だけの乗客として、銀河鉄…

琥珀截りたる 竹村紀年子歌集

1989年11月、短歌研究社から刊行された竹村紀年子の第1歌集。中部短歌叢書第128篇 『琥珀截りたる』という美しい題名をもつこの歌集は、春、夏、秋、冬の四つの章にわけられている。季節の部立の型がいちばん理にかなったこととして、作者竹村紀年子に選ばれ…

ちぎれ雲 湯本喜作歌集

1944年10月、木村書店から刊行された湯本喜作の第2歌集。装幀は富田通雄。 目次 序歌 尾上柴舟跋 本間桐人、安藤彦三郎 1 十二月八日を紀す 壯行の歌 偶感 西山莊 信州の山 吉植庄亮先生 一茶の遺跡を訪ふ 盲腸炎前後 八重ざくら 2 轉任 競馬 登山 鶺鴒 債…

草笛 佐竹游歌集

2013年11月、現代短歌社から刊行された佐竹游の第1歌集。 目次 一 青天 草笛 倫敦塔 天金 風の吹く日 円錐花序 ゆたけき闇 天より垂るる花 友 冬の雲 二 小石川植物園 あをき五月 ひかりの重さ 天の乳 還りゆくべき空 青の深み 蔵王 フウセンカズラ まひるま…

旅鴉 炭光任歌集

1927年2月、紅玉堂書店から刊行された炭光任の第1歌集。芸術と自由叢書3。画像は裸本。 目次 序 伊東音次郎跋 清水信 雪靴 欠伸を噛む 壊れた玩具 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索