三枝昂之
2016年4月、現代短歌社から刊行された三枝昂之(1944~)の第12歌集。りとむコレクション97。装画は内藤裕子、装幀は間村俊一。著者は甲府市生まれ、刊行時の職業は山梨県立文学館館長。 「現代短歌」の創刊にあたって二十首の作品連載をという提案が現代短…
2008年6月、短歌研究社から刊行された三枝昂之(1944~)の第10歌集。装幀は高麗隆彦。りとむコレクション62。 私が高校大学を過ごした一九六〇年代は、サルトル、ボーボワール、カミュなどフランス実存主義への信頼が厚い時代だった。高校生の私や友人たち…
1973年10月、反措定発行所から刊行された三枝昂之(1944~)の第1歌集。装幀は峯田義郎。 大淀川を越えて青島の鮮明な海岸線に心をゆすぶられるとほどなく、鉄道路が内陸に向かいはじめ、およそ二時間で日向の南の果て、志布志湾に面する串間市に到達する。 …