2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

現代詩100周年 TOLTA編

2015年10月、TOLTAから刊行された現代詩アンソロジー。企画・制作はTOLTA(河野聡子、山田亮太、佐次田哲、関口文子)。装幀は河野聡子。 本書は『現代詩一〇〇周年』と題した、現在日本で活動している詩人による日本語の詩を収録した、アンソロジー詩集です…

私のなかの他人 日野啓三

1975年7月、文藝春秋から刊行された日野啓三(1929~2002)のエッセイ集。装画は尾方一成、装幀は阪田政則。 姓は不明。五郎という名しかわからない。年齢四十五歳。「病んだ精神のうらぶれた中年男」と自分では考えている……。 最初にベトナムに特派員に行っ…

落葉 神の小さな庭で 日野啓三

2002年5月、集英社から刊行された日野啓三(1929~2002)の短篇集。装幀は菊地信義、カバー写真は松永伍一と二重作曄。 目次 落葉 風が突く 薄青く震える秋の光の中で 日中手話親善大会 迷宮庭園 ある微笑 デジャ・ヴュ――背理の感触 生成無限転生の賦 黒い音…

言葉の出現 大岡信

1971年10月、晶文社から刊行された大岡信(1931~2017)の評論集。表紙はダビンチ習作。 目次 Ⅰ 現代詩の出発 現代詩と「言語空間」 Ⅱ 言葉の出現 詩・言葉・人間 火をください 詩と詩人抄 子規の『病牀六尺』 立原道造空を想う 三好達治の遠景 さつきはるば…

都市という新しい自然 日野啓三

1988年8月、読売新聞社から刊行された日野啓三(1929~2002)の評論集。装幀は菊地信義、写真は著者。 目次 Ⅰ 廃墟のコスモロジー Ⅱ 私にとって都市も自然だ 都市は廃墟をはらんでいる 「都会」から「都市」へ。 自己増殖する鉱物都市 尖鋭化する夢の空間 幻…

Living Zero 日野啓三

1987年4月、集英社から刊行された日野啓三(1929~2002)の短篇集。装幀は菊地信義。 目次 空白のある白い町 放散虫は深夜のレールの上を漂う 何かが都市にやってくる 母なる大地? ホワイトアウト 世界という音――ブライアン・イーノ 空を生きる イメージた…

書くことの秘儀 日野啓三

2003年1月、集英社から刊行された日野啓三(1929~2002)のエッセイ集。装幀は菊地信義、装画は波多野光。遺作。 目次 はじめに 忘却の川 前世の記憶 初めに怖れがあった 森の中で 人間に成る 呪術的儀式 神話的思考 歴史の裂け目 書くことの秘儀――マルグリ…

冬の光 山本哲也詩集

1979年4月、七月堂から刊行された山本哲也(1936~2008)の詩集。装幀は井上俊男。 詩が日常を超える何かであるということは、日常を深く鋭く認識することなしに詩は書けないということでもある。その認識を山本哲也は「夢のちから」と呼ぶ。ちからは作者の…

梯(きざはし)の立つ都市(まち) 冥府と永遠の花 日野啓三

2001年5月、集英社から刊行された日野啓三(1929~2002)の短篇集。装幀は菊地信義。装画は『ピラネージの黒い脳髄』 一九九〇年代のほぼ後半に、単発で(つまり連作を意図することなく)書いた短篇を集めた。世紀末であった。オウム事件や神戸の大地震などの…

秋草問答 藤澤桓夫

1947年9月、新大阪出版社から刊行された藤澤桓夫の作品集。 目次 秋草問答 昆虫 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

花言葉 藤澤桓夫

1947年7月、弘文社から刊行された藤澤桓夫の短篇小説集。装幀は田村孝之介。 目次 花言葉 勇敢な女 生活に花あり NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

わが花わが夢 藤澤桓夫

1956年1月、東方社から刊行された藤澤桓夫の少女小説。装幀は風間完。1949年偕成社版の復刊。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

黄金の椅子 藤澤桓夫

1955年11月、大日本雄弁会講談社から刊行された藤澤桓夫の長編小説。装幀は阿部竜応。「オール読物」連載。 目次 第一話 孤独な老人の夢 第二話 夢のなる樹 第三話 探ね人 第四話 不機嫌な花 第五話 美しい競争者 第六話 妖精登場 第七話 女のねがい 第八話 …

淡雪日記 藤澤桓夫

1947年4月、博多成象堂から刊行された藤澤桓夫の短篇小説集。 目次 淡雪日記 氷に咲く花 遺産 独身倶楽部 行く春の女 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

戀ぐさ 吉井勇

1926年8月、交蘭社から刊行された吉井勇(1886~1960)の随筆集。画像は函欠。 目次 月あかり 蛇の戀 水屑 ひと夜 佛書 浪華妻 淨瑠璃舟 さすらひ 鳳山の死 宗達の幅 短衣亭 圓山月夜 わが旅 霧の朝 山霧 山のあなた 山の精 山鶯 黒姫おろし 煩惱 紅葉遺箋 …

天野さんの傘 山田稔

2015年7月、編集工房ノアから刊行された山田稔(1930~)の随筆集。 目次 生島遼一のスティル 伊吹さん 長谷川さんの葉書 天野さんの傘 古稀の気分 裸の少年 ある文学事典の話 一本一合 ある〈アンダスン馬鹿〉のこと 富士正晴という生き方 初心忘るべからず…

此岸の家 日野啓三

1979年8月、河出書房新社から刊行された日野啓三の短篇集。装幀は星襄一。第2回平林たい子賞受賞作品。 目次 此岸の家 雲の橋 浮ぶ部屋 遣しえぬ言 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

台風の眼 日野啓三

1993年7月、新潮社から刊行された日野啓三(1929~2002)の自伝小説。装画は門坂流。第46回野間文芸賞受賞作品。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

ハボンスの手品 豊島与志雄

1941年11月、櫻井書店から刊行された豊島与志雄(1890~1955)の童話集。画像は1947年の3版。装幀と挿絵は野間仁根。 目次 ハボンスの手品 キンショキショキ ひでり狐 狸のお祭 惡魔の寳 木の葉の重さ スミトラ物語 一、手品使になる話 二、聖者になる話 三…

悪の花 北村太郎詩集

1981年10月、思潮社から刊行された北村太郎の詩集。 目次 悪の花1 悪の花2 悪の花3 悪の花4 悪の花5 悪の花6 悪の花7 悪の花8 悪の花9 悪の花10 悪の花11 悪の花12 悪の花13 悪の花14 悪の花15 悪の花16 悪の花17 悪の花18 悪の花19 悪の花20 悪の花21 悪の…

足立巻一 東秀三

1995年8月、編集工房ノアから刊行された東秀三(1933~)による足立巻一の評伝。東は「ヴァイキング」、「文学雑誌」、「関学文芸」同人。 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

すてきな人生 北村太郎詩文集

1993年3月、思潮社から刊行された北村太郎(1922~1992)の遺文集。装幀は芦澤泰偉。 目次 詩篇 海の瞳 消える町 鏡をぬけて 猫たち 夜の海まで 凍雲 雲の目 ドジョウの影 夜の集会 北鎌倉 テレビなしの甘い生活 極楽寺へ すてきな人生 白と黒 八月の林 エッ…

路上の影 北村太郎詩集

1991年6月、思潮社から刊行された北村太郎(1922~1992)の詩集。装幀は平出隆。 目次 Ⅰ 出口 寒い朝 月の感情 冬の生活 墓上の家 入梅まで* ベンチにて 頭のなかのネズミ Ⅱ 雪姬 みやこの花 いつだって 十年前 ルナティック 実質 猫なるもの 路上の影 冬の…

ぬきてらしる 広瀬大志

2012年5月、しばりふじ企画から刊行された広瀬大志の小説。私家版。 目次 一 しる「穀像~接吻」 ニ しる「接吻~ドビッシー~拳銃」 三 しる「拳銃~幕末~ウサギ」 四 しる「ウサギ~伝染~光」 五 しる「光~タメ~(かもしれない)~さようなら」 六 し…

風の神の琴 長谷川四郎訳詩集

1973年1月、せりか書房から刊行された長谷川四郎の訳詩集。 外国語の詩を日本語に訳そうとこころみて、それがある程度の出来栄えを示しているようなのが、この本ですが、詩というものはその母国語と結びついて、それに内在しているものですので、訳詩は訳す…

ぼくの伯父さん 長谷川四郎

1971年9月、青土社から刊行された長谷川四郎の散文集。装画は著者、装本は長尾信。 目次 ぼくの伯父さん ムーンライト・ソナタ 京都 石の中の魚 短距離走者の孤独 誰がイカロスを見たか 万里の長城 教室 スピーチの録音二つ 船客 音中 音楽会 地名考 ジジの…

秦の憂愁 豊島与志雄

1947年4月、東京出版から刊行された豊島与志雄の短編小説集。 目次 秦の憂愁 秦の出発 藍花 波多野邸 非情の愛 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

人形奇譚 福田清人

1947年6月、世界社から刊行された福田清人の短篇集。装幀は高橋綿吉。 目次 嵐の女 一夜明くれば 嵐のあと 血 山茶花 雪解 小鳥奥さん 夜聞く歌 花咲く門 紅のごとく 人形奇譚 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

新しい歌 藤澤桓夫

1947年7月、国際女性社から復刊された藤澤桓夫の長編小説。底本は1938年竹村書房版。 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

橡の蔭 小堀杏奴

1943年8月、那珂書房から刊行された小堀杏奴の随筆集。装幀は小堀四郎。画像は裸本。 目次 巴里の手紙 アパルトマンの窓から見た巴里 街頭風景 巴里の春 巴里の夏 偶然 小さなライオン 音楽を聞かせる店 Acàdèmie Ranson Empire(アンピール) 露西亜舞踊(…