則武三雄

三雄詩集 則武三雄詩集

1984年6月、北荘文庫から刊行された則武三雄(1909~1990)の自選詩集。和紙は岩野平三郎。 片々たる詩集をかき、それぐらいの生涯。 五十年、後の読者に期待したりしたが、稿料を考えたりしない製品。それに救われただろうか。 一巻の本のあとに解説を載す…

私の鴨緑江 則武三雄

1980年8月、気争社から刊行された則武三雄(1909~1990)のエッセイ集。編集は荒川洋治。カバー、見返し、扉用紙は越前鳥ノ子岩野平三郎製紙。扉カット・サルムソン機は森田正治。 目次 国境の河 中之洲の島 ナグウネ サルムソン機と 高句麗紀行 白いガアゼ…

葱 則武三雄詩集

1978年5月、紫陽社から刊行された則武三雄(1909~1990)の第11詩集。附録栞は窪田般彌「ありなれ」。 目次 Ⅰ 白日夢 生涯 ふきあげ 光化門 吐含山上 十風十雨 旅程 黒い周衣 赤い髪 風詠 Ⅱ 帰郷 故郷 朝鮮皿 葱 第二の故郷 李泳駿 Ⅲ ひとりの子供が歩いてい…

朝鮮と則武三雄 青山雨子

2020年11月、日野川図書から刊行された青山雨子(1961~)による則武三雄研究書。 私が則武三雄に興味を持ったのは、福井の詩人、広部英一全集を手にしたことからだった。この本を半分ほど読んだところで、無性に則武三雄のことが気になってきた。県下では則…

福井詩集 一九七九年版

1979年12月、福井詩の会から刊行されたアンソロジー。発行は則武三雄、編集は杉本直。表紙画は雨田光平、抄紙は岩野平三郎。 一九七七年版を出してだからこれは隔年版になる。でもやはり小さい記念になったことが思われる。一年々々、ひとは年齢を加える。二…