コスモス

ビジネスホテル 西杉夫詩集

1981年8月、青磁社から刊行された西杉夫(1932~)の第2詩集。 第一詩集『原子力』を出してから、すでに二十年ほどたってしまったから、詩集にかんしてはいささか怠惰ということになる。もっともこの間、詩は『新日本詩人』から『コスモス』へと、かきつづけ…

花車 野口清子詩集

1978年9月、コスモス社から刊行された野口清子(1930~)の第4詩集。表紙、カットは山野卓。著者は葛飾区堀切生まれ。刊行時の住所は立川市柴崎町。 いつのまに、亡父を想う詩をたくさん書いていた。今年は三年忌になる。小さい詩集をつくろうと、ひとり思い…

詩人秋山清の孤独 岡田孝一

1996年10月、土曜日術出版販売から刊行された岡田孝一による秋山清(1904~1988)の評伝。装幀は居島春生。 目次 ・詩人秋山清の孤独 秋山清論への試み 「毎日一つ仕事のこと」 秋山清の「われをはげます歌」 道草の楽しさ 背なかにある眼 秋山清のやさしさ …

プロレタリア詩の達成と崩壊 西杉夫

1977年3月、海燕書房から刊行された西杉夫(1932~)の評論集。著者は東京生まれ。「コスモス」同人。 これまでにわたしが書いてきた評論のうち、プロレタリア詩関係のものだけをまとめてみた。プロレタリア詩について体系的な研究を、最初から志したのでは…