2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

少年と川・島の狐 パスカレ少年の物語 アンリ・ボスコ 天沢退二郎訳

1985年6月、福音館書店から刊行されたアンリ・ボスコ(1888~1976)の児童文学。翻訳は天沢退二郎。福音館土曜日文庫。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

室生寺 井上由雄詩集

1964年7月、新樹社から刊行された井上由雄の第2詩集。 目次 まえがき作曲〈室生寺〉 宮原禎次碧空時代の水町君 江島文雄朝鮮時代 ・作品 速さ てのひら〈二篇〉 法則 一本道 たからもの いとなみ 歓喜〈三篇〉 雨〈六篇〉 舞踏 草煙 懐疑 無 灰色 無策 蠅 袂…

水音楽 柴田基孝詩集

1996年10月、思潮社から刊行された柴田基孝(1929~2003)の第6詩集。装画は藤富保男。 目次 水音楽 だんだん夜が長くなるとき 夏の手つき 夏の原理 川の底にあるもの 迷走する音楽 赤貝をたべるひと 空白を埋めるための夕食 商工会前のベンチ 他人の家 パン…

新田潤の小説 滝澤昌忠

2009年2月、鳥影社から刊行された横澤昌忠(1932~)による新田潤の評伝。 目次 一 訪問 二 故鄉 三 大学生 四 『日曆』の時代 五 故郷の小説 六 職業作家 七 結婚 八 戦争前 九 徴用 十 妻の行方 十一 中間小說 十二 断筆 十三 終章 参考文献あとがき NDLで…

長い川のある國 多田智満子詩集

2000年8月、書肆山田から刊行された多田智満子(1930~2003)の詩集。装幀は吉野史門。 目次 川 源 時 砂 流 扇 系 岸 船 冥 像 跡 封 棺 埋 鳥 風 血 氾 遊 宴 顎 主 甕 針 空 曙 日 魂 樹 刻 字 回 井 踏 塩 停 紗 豆 食 泡 NDLで検索Amazonで検索日本の古…

夏が過ぎるまで 愛敬浩一詩集

2006年4月、砂子屋書房から刊行された愛敬浩一(1952~)の第8詩集。装幀は倉本修。 伊勢崎から、前橋の南側を抜けて高崎まで、二十キロ弱四十分を車で通勤している。と言っても、それぞれの街の位置関係が分からない方には、なんのイメージも湧かないかもし…

離れ島 石川美南歌集

2011年9月、本阿弥書店から刊行された石川美南の歌集。イラストはTAKOTASU。 目次 Ⅰ 漂流の記憶 私には私の身体が 夕暮王と夜の耳 交差 祈らずに折る Ⅱ 影 カラフル 動くものに目がいく 人の出入り 鈴虫 友の諸相 Ⅲ 敗者の冬 春の進行 夏めぐり 秋の盗人 Ⅳ …

裏島 石川美南歌集

2011年9月、本阿弥書店から刊行された石川美南の歌集。イラストはTAKORASU。 目次 Ⅰ <町> 眠り課 鳥 荻窪グッドマン、午後八時~ 書店員・Ⅰ 紆余曲折、または信号を左 さとれ 猛暑とサッカー Ⅱ <家> 祖父の帰宅/父の休暇 Ⅲ <旅> 大熊貓夜間歩行 豚のあたま …

私の戦後詩 あまりに自伝的な栃木県詩壇50年史 小林猛雄

1997年12月、条件グループから刊行された小林猛雄(1930~)の評論集。著者は宇都宮市生まれ、刊行時の住所は宇都宮市。 目次 はじめに ・昭和20年代(1945-1954) 『緑色の風景』との出会い 戦後ルネッサンス 雑誌三号 益子廣則 『うるとらまりん』創刊 「蒼…

葡萄酒いろの夜がきて 橋本碧詩集

1983年9月、炎樹ノ会から刊行された橋本碧の詩集。装幀は進藤潔。 目次 壁掛 鳥籠に 珈琲の店 橇 白木蓮 昼顔 木犀 刺繡 窓 夜霧 絹 匂い 小石 薔薇 壺 柵 水晶 月光 樹 椅子 噴水 告白 遁走 砂丘 仮面 面紗 蠟燭 骨牌 後記 NDLで検索Amazonで検索日本の古本…

生活の窓ひらく 新居格

1936年8月、第一書房から刊行された新居格(1888~1951)の随筆集。装幀は阿部金剛。画像は函欠本。 目次 三月 四月 五月 六月 七月 八月 九月 十月 十一月 十二月 一月 二月 あとがき NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

山玩具 穂刈栄一詩集

1946年6月、新詩人社から刊行された穂刈栄一の詩集。新詩人叢書。 目次 序文・前田鐵之助 ・啾啾 立春 彼岸櫻の咲く頃 春色流暉 啓蟄 季節 迎春日記 朝雨 晩春 田舍 茱萸 桑の實 田舍の娘 村邑 啾啾 柿 朝川添ひの道で 氣配 初夏 寒夜 晩秋 禍ひ 爐邊夜話 山…

極限のひと 病める人とともに 神谷美恵子

1973年9月、ルガール社から刊行された神谷美恵子(1914~1979)のエッセイ集。 目次 第一章 限界状況における人間の存在 癩療養所における一妄想症例の人間学的分析 人間学 日本における癩患者の精神状態 第二章 精神科の窓から 心に残る人びと 癩園内の一精…

猫の喪中 佐藤洋二郎

2000年8月、集英社から刊行された佐藤洋二郎(1949~)の短編小説集。装画は中島洋子、装幀は多田進。表題作は第123回芥川賞候補作品。著者は福岡県遠賀郡岡垣村生まれ。 目次 猫の喪中 DOG 秋陽 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

抒情飛行 村野四郎詩集

1942年12月、高田書院から刊行された村野四郎(1901~1975)の第3詩集。画像は函欠本。 目次 小序 白の圓錐 白の圓錐 碑銘 愛國詩 故園の春 火の櫻 血 若い雲 息子 抒情飛行 抒情飛行 父 晩い夏 市民廣場 若い尖兵 訪墓記 武藏野(一) 武藏野(二) 武藏野…

青年の汚名 大江健三郎

1960年六月、文藝春秋から刊行された大江健三郎(1935~2023)の長編小説。装幀は佐野繁次郎。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

光る背骨 浦歌無子詩集

2021年11月、七月堂から刊行された浦歌無子の第5詩集。著者は福岡市生まれ。 目次 ・マリア・シビラ・メーリアン 夜明け前 スリナムの太陽のもとで 雨季 蝶のはばたき メタモルフォーゼ ・高橋お伝 今日も風が吹いている 血 薄紅 ・フリーダ・カーロ わたし…

千の花びら 井野口慧子詩集

2018年5月、書肆山田から刊行された井野口慧子(1944~2019)の第3詩集。カバーは迫幸一。著者は広島県生まれ、刊行時の住所は広島市西条町寺家。 二〇一三年の秋、定年後に広島から名古屋に移っていた中原秀雪さんから、彼が主宰している同人誌「αpχή(アル…

詩の起源 藤井貞和『古日本文学発生論』を読む 筑紫磐井

2006年3月、角川学芸出版から刊行された筑紫磐井(1950~)の評論集。 本著は、これまでに刊行した『定型詩学の原理』(二〇〇一年九月、ふらんす堂刊)『近代定型の論理』(二〇〇四年三月、邑書林扱)に新しい要素はほとんど加えていない。第三部の第一章(詩の…

七十年の孤独 戦後短歌からの問い 川野里子

2015年9月、書肆侃侃房から刊行された川野里子(1959~)の評論集。装幀は宮島亜紀。著者は大分県生まれ。 目次 はじめに 一 出発について 1 七十年の孤独 第二芸術論の今 2 文脈と批評の力 3 短歌の「他者」 挿話1 幽霊 4 否定論を抱く詩型 5 「前衛短歌運…

鎮魂歌 茨木のり子詩集

1965年1月、思潮社から刊行された茨木のり子(1926~2006)の第3詩集。装幀は和田誠。 第二の詩集を出してから五年たち、不惑の年にだんだん近づいてきたが、惑いはかえって深くなり、自分の魂をもよく鎮め得ない。 鎮魂歌という題は、ひとを悼む詩が多かっ…

風狂洞随想 四方四佛 金田弘

2003年11月、湯川書房から刊行された金田弘(1921~2013)の随筆集。 目次 第一章 師あり 友あり 一 原風景 信濃川 二 會津八一の面目 三 あめつちに われひとりゐてたつ 四 春日大社萬葉植物園歌碑 五 今なお、生の根源を叱咤されることば 六 原風景 七 GAU…

漂泊の日に 國満静志

1988年9月、皓星社から刊行された國満静志(1912~1987)の詩文集。著者は旧制高校卒業後にハンセン病発病。1938年長島愛生園に入所、1941年逃走、1947年多磨全生園入所。1957年から入退所を繰り返す。1972年以降は多磨全生園で過ごす。 目次 ・詩 このいの…

かがみ 池田小菊

1942年8月、全国書房から刊行された池田小菊(1892~1967)の長編小説。装幀は國枝金三。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

復刻版 風の歌 忘魚の歌  村次郎詩集

1985年4月、村次郎詩集刊行会から復刻された村次郎(1916~1997)の詩集。付録栞は、草野心平「銀閣模様」、中村真一郎「旧友、村次郎のこと」、白井浩司「昭和十年代のこと」、小山正孝「石田城本丸」、鈴木亨「此岸から彼岸への架橋」、佐藤朔「村次郎君の…

詩人 島朝夫の軌跡 島朝夫

2015年10月、悠書館から刊行された島朝夫(1920~2011)の遺稿集。装画は掛井五郎、装幀は戸坂晴子。 父、島崎通夫が亡くなってから四年の月日がながれました。 生涯、父の精神を貫いていたものは「コレスポンダンス」(交感)だったのではないかという気がし…

女性の言葉 平塚らいてう

1926年9月、教文社から刊行された平塚らいてう(1986~1971)の随筆集。画像は裸本。 目次 ・婦人と性の問題 所謂戀愛の三角關係に就いての考察 寧ろ性を禮拜せよ 離婚し得ない惱み 結婚の道徳的基礎 婦人再婚論 差別的性道徳に就いて 所謂自由戀愛と其制限 …

十字街 久生十蘭

1952年1月、朝日新聞社から刊行された久生十蘭(1902~1957)の長編小説。装幀・装画は佐藤敬。 目次 地下鉄五番線 足跡に降る雪 とりとめのない日 余儀ない逃亡 無為の楽しみ モーリスといふ男 ヴァロア街の襲擊者 正式裁判申立書 うねり返す雪波 「射つの…

髪の花 小林美代子

1971年8月、講談社から刊行された小林美代子(1917~1973)の短編小説集。表題作で第14回群像新人文学賞受賞。付録は批評集。群像新人賞選評は、江藤淳、大江健三郎、野間宏、安岡章太郎。文芸時評は、秋山駿、磯田光一、亀井秀雄、柄谷行人、川嶋至、川村二…

八月十五日 田村昌由詩集

1973年10月、日本未来派の会から刊行された田村昌由(1913~1994)の第7詩集。墨絵は甲斐巳八郎、油絵は久須耕造、装幀は河原宏治。 目次 ・桜 桜 旅順白玉山 三十里堡附近にて 機関車プレニ3号 八月十五日以後北京城外西郊にて 無花記 体温 下界 下界 老黄…