池田はるみ
2007年1月、角川書店から刊行された池田はるみ(1948~)の第4歌集。装幀は伊藤鑛治。著者は和歌山県生まれ、大阪育ち。 この歌集は四番目の歌集となる。前歌集『ガーゼ』から五年が経っ。 一九九九年四月からわたしは働くことになった。ほとんど外で働いた…
2001年7月、砂子屋書房から刊行された池田はるみ(1948~)の第3歌集。装本は倉本修。 兄姉(きゃうだい)は病み父さんはいよよ老い二上山は晴れてゐますぞ と詠んだ前の歌集から四年がたちました。この歌集は、その後の運命がわたしに襲いかかるのを、棒立…
1997年8月、本阿弥書店から刊行された池田はるみ(1948~)の第2歌集。装幀は近藤浩子。第6回ながらみ現代短歌賞、第23回現代歌人集会賞受賞作品。 阪神大震災の後から、わたしの目の前にわずかな蛍が飛ぶようになりました。 あの日、私はいつものようにぼう…
1991年6月、六法出版社から刊行された池田はるみの第1詩集。装幀はコスギ・ヤエ。付録栞は岡井隆、秋山律子、小池純代による鼎談。 目次 Ⅰ むすび松 つたひ松 うれひ松 あそび松 つどひ松 さち松 老い松 Ⅱ 東南亜細亜奇譚 春秋奇譚 桃と山姥 三輪 民話的遁走…