市橋隆之助

黄昏の椅子 市橋隆之助詩集

1983年5月、私家版として刊行された市橋隆之助の第3詩集。 年ごとに気力と情熱がおとろえて凡庸の身のかなしさに、思考を練ることもなく思ふままに書いた茲二年間の作品から集めた五十篇がこの第三詩集です。 きまった軌道をさまようだけで、言葉の海に難渋…

虹のかけ橋 市橋隆之助詩集

1982年7月、私家版として刊行された市橋隆之助の第2詩集。 昨年詩集「冬の鳥」の発刊にあたり、三十年前の詩稿に目をとおしましたとき、当時を思いうかべてはるかな感動を覚えました。 そしてこれを動機に、これまで数々の動乱の世代に生きてきた心の軌跡を…

冬の鳥 市橋隆之助詩集

1981年6月、私家版として刊行された市橋隆之助の第1詩集。 長良川のほとりに、明け暮れうつり変る流れの表情に、明暗の日々をすごしております。 いつの日にか、清流に多くのメダカや泥鰌が棲み、夕暮れの河原に月見草が咲いて、藻の匂いが漂う小石の上で、…