2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧
1952年4月、創成社から刊行された窪寺みどりの作品集。 私は、こんど新制中学生の日の作品をえらんで、本にすることにしました。私は、まだ早いと思ったのですが、新教育の中学生としてのあゆみを、あゆんできた意味で、作品集を出すことにしました。 作品集…
1994年10月、風雅書房から刊行された豊田充によるノンフィクション。撮影は五味彬。デザインはなかむらゆみ。 目次 はじめに Ⅰ いじめ解明への原点 鹿川事件判決(要旨) 視覚一二〇度の範囲に、少年の居場所はなかった――鹿川君の死への八ヵ月 八年間は何だっ…
1942年10月、今日の問題社から刊行された野村尚吾の短篇集。装幀は鈴木信太郎。第15回芥川賞推薦候補作品。 目次 旅情の華 岬の気 門標 私の寫生帖 海峡 鴉 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索
2005年7月、講談社から刊行された財部鳥子(1933~)の小説集。 目次 天府 冥府 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索
1958年5月、みすず書房から刊行された小堀杏奴の長篇小説。装幀は小堀桃子。 どぎつい描写の小説が多いなかに、これは柔しい文章のこきやうに引きもどしてくれる杏奴さんが初めて書かれた小説である。 小説に声といふものがあったらこの作者の声が、われわれ…
2003年8月、平凡社から刊行された大貫伸樹の装幀研究書。著者自装。撮影・レイアウトは伊藤庸一。 目次 ●第一部 装丁探索 ・橋口五葉の装丁 『吾輩は猫である」の誕生 絵葉書が生んだコンビ 橋口清、挿絵家としてのデビュー 装丁家五葉の誕生 『虞美人草』『…
1983年1月、現実超現実誌発行所から刊行された門間馬久男の第5詩集。扉・口絵は加美山泰子。画像は口絵。 目次 水芭蕉 橋の上の夏 水芭蕉 河原 詩集『劇場』より一篇 連枝 長編詩集『行行子』より一篇 なつめ 朝の散歩 汽カン車とキリン 安土つつじ公園 いそ…
2016年6月、サイゾーから刊行された枡野浩一の私小説。装幀は篠田直樹。写真は佐々木あらら、gettyimages。 目次 まえがき 神様がくれたインポ 第一回 精力もお金も潔さもなく毎朝しぼむ四十七歳 第二回 大盛りを頼んだことのない男、まるいケーキを一人で食…
1963年5月、新潮社から刊行された木山捷平の短篇小説集。装幀は畦地梅太郎。 目次 かなかな 山つつじ 修身の時間 武の花筒 市外 墓と鏡台 最低 豆と女房 苦いお茶 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索
2015年9月、ふらんす堂から刊行された椎野順子(1966~)の句集。装幀は君嶋真理子。附録栞は宗田安正。 目次 序 小澤實 染み込む 平成十一年(一九九九年)~平成十二年(二〇〇〇年) 並列 平成十三年(二〇〇一年)~平成十四年(二〇〇二年) 乳液壜 平…
2006年1月、「重力」編集会議から刊行された松本圭二の第4詩集。第14回萩原朔太郎賞受賞作品。 本書は私の四冊目の詩集である。第二詩集『詩集』のヴァリアント(『詩集・未製本普及版』『詩集工都』)を勘定に入れるなら六冊目ということになる。本書を詩集と…
2000年8月、思潮社から刊行された松本圭二の第3詩集。校正は郡淳一郎、編集は佐藤一郎、装幀は稲川方人。 このインクの軌道を 眼差しのファンタジーに返そう私が見ているのは書かれた文字ではない薄い光源によってモニター上に照らし出された映像文字だ それ…
1995年6月、七月堂から刊行された松本圭二の第2詩集。 ヤフオクで検索
2005年4月、東洋図書出版から刊行された大佛文乃(1938~1997)の全詩集。編集は大佛文乃全詩集刊行会編集委員会。編集委員は、秋吉康、荻原達昭、角田禮子、藤原多美子、山本寛嗣。 目次 Ⅰ詩集 紅皿 青いからす Nの習性 病室 生家 おとこ おんな 急死した友…
2002年8月、早川書房から刊行されたリチャード・ブローティガンの長篇小説。翻訳は青木日出夫(元版は1975年3月刊行の新潮文庫)。カバー挿画はシュウゾウ・アヅチ・ガリバー。ハヤカワepi文庫。 目次 第一部 バッファローの娘さんたち、今夜、出て来ないか…
1982年1月、無限から刊行された慶光院芙沙子の詩集。題字・装画は池田満寿夫、装幀は勝井三雄。 目次 序(第一章)笛 四角い馬車がやってきた ひかりの歌 セントエルモの火 鳥追いの歌 序(第二章) みんなの嘘つき 聖(セント)エルモ僧正――あるいは百武(…
1994年10月、ミッドナイト・プレスから刊行された山本かずこの詩集(元版は1982年10月、いちご舎から刊行)。装幀は永畑風人。栞解説は吉本隆明。 目次 祝日 夏休み 運動会 椎名町陸橋 就寝儀礼 それでも真弓さん しんめい橋 桂浜 はりまや橋 弥生町 筆山ホ…
2009年1月、深夜叢書社から刊行された小野原数子(1968~)の詩集。 目次 Ⅰ 詩人と風 モノの順番 新作 マスカラ 遊び 海の赤 いのち あした フリカティヴ しあさって FightingFashion 着る夢 MarchViolets 海の交換 浅い眠り 夜の陽 あなたNOなまえ 四葉のク…
1984年9月、詩学社から刊行された山本かずこの詩集。装幀は榊莫山。 目次 サイクリング 飛行場にて 道草 昔の友だち トマトを好きになった理由について考える 風景 月の光り 初夏 夏の夕暮れ淡いブルーの車が停まる 花 ポスター 浜名湖あたり 丘の上で リレ…
2003年12月、夢人館から限定版として刊行された木川陽子の遺稿詩集。装幀は十河雅典。 詩人木川陽子の死を悼み、親しかった詩友の協力を得て、ここに追悼のための小詩集を編んだ。彼女には三冊の詩集があるが、ここには最後の詩集以後に書かれ、発表された詩…
2002年4月、思潮社から刊行された藤井貞和の詩集。装幀は伊原靖章。第33回高見順賞受賞作品。 1997年ごろより、考えてきたこと、詩の力はどこで保たれるか、その本性は「ことば」、あるいは「声」、または「うた」のひびきにどう向きあうか、詩そのものが仮…
1953年6月、竹頭社から刊行された杉山岳陽の句集。装画は粛粲宝人、装幀は池上浩山人。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索
1984年3月、第三書館から刊行されたアンソロジー。装幀は勝木雄二。 目次 <小説>パルチザン伝説 桐山襲 <座談会> コペンハーゲン天尿組始末 <ルポ>天皇Xディ――昭和が終わる時 高野孟 <ドキュメント>天皇戒厳令の街から 北村公一 <記録>1945・8・15…
1942年10月、東光堂から刊行された棟田博のエッセイ集。 目次 俘虜 剃光頭 乳母車について 記念日 南京への道 鶏をめぐりて 女の日記 十二月八日 馬來便り 突撃の心理 後記にかへて NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索
1985年11月、思潮社から刊行された稲川方人の長篇詩。装幀は菊地信義。 本書ハ、「封印」ト題サレテ書カレタ詩篇(「現代詩手帖」一九八〇年四月号――八月号)ラ中心ニ、ソノ前後数年間ノ詩句ニヨッテ構成サレテイマス。時間的ナ隔離ノミナラズ、本書ニ現ワレル…
1987年5月、河出書房新社から刊行された俵万智(1962~)の第1歌集。 目次 八月の朝 野球ゲーム 朝のネクタイ 風になる 夏の船 モーニングコール 橋本高校 待ち人ごっこ サラダ記念日 たそがれ横丁 左右対称の我 元気でね ジャズコンサート・IMA 路地裏の猫 …
1995年6月、至芸出版社から刊行された小野勝美(1944~)による原阿佐緒の評伝。 目次 はじめに 生い立ち 少女時代 上京 小原要逸との出会い 短歌への道 古泉千樫との恋 庄子勇との結婚 三ヶ島葭子との交友 石原純との恋 愛の破局 漂泊――その終焉まで 原阿佐…
2012年7月、ふらんす堂から刊行された山本和子の第1詩集。装幀は和兎。 目次 Ⅰ 父 霞橋 一生懸命諦めます いい顔をしている 父と玉島駅 Ⅱ 母 母の引越し 母(形見分け) 母 引き潮 十一月 Ⅲ 兄 水門 梅は漬かった 兄のオリンピック Ⅳ 旅 トンネルを抜けると …
1950年10月、寶文館から刊行されたNHKラジオ小説。 序 本書に收めました「天明太郎」は、ラジオ小説として放送された作品です。 從來、NHKの放送番組中に「物語」といふ種目があって、これは文藝作品を、一人の演者が語り、作中にある會話體の部分も、その人…
2009年4月、朝日新聞出版から刊行された牧村健一郎による獅子文六の評伝。 目次 序 1章 異国への扉――横浜 父と福沢諭吉 2章 郊外の家――大森 文学への目覚め 3章 芝居と恋愛――パリ エトランジェ(異邦人) 4章 昭和モダニズムと軍国主義――千駄ヶ谷 1 マリー・…