松岡政則

川に棄てられていた自転車 松岡政則詩集

1998年9月、澪標から刊行された松岡政則(1955~)の第1詩集。付録栞は倉橋健一「『川に棄てられていた自転車』に」。本詩集収録の「家」で第27回新日本文学賞受賞。著者は広島県戸河内町生まれ。刊行時の住所は広島市佐伯区。 目次 家 TAXI・BLUES 石 自己…

艸の、息 松岡政則詩集

2015年9月、思潮社から刊行された松岡政則(1955~)の第7詩集。写真は二月空。著者は広島県生まれ。刊行時の住所は広島市南区。 目次 くさわた 野のひかり 野歩き 千艸百艸 コバ 寒鮠漁 土徳 遊動するもの 逃散する 淫する眼 漕ぐひと 三段峡行 裔 たまもの…

ちかしい喉 松岡政則詩集

2009年7月、思潮社から刊行された松岡政則(1955~)の第5詩集。 ことばを声に体現できないでいる喉を、そのさみしい微熱を書いてみたいと思った。なぜとはなしに、詩に近づけると直感したからだ。 侯孝賢(ホウシャオシェン)監督の映画「悲情城市」に衝撃…

草の人 松岡政則詩集

2006年6月、思潮社から刊行された松岡政則(1955~)の第4詩集。 目次 ・草の人 痛点まで 聲の者ら これがこの夏の歩くです 草の夜 草の人 草の雨 草に倣う エネルギー 1母の細胞、その突破力。 2箕作りの音、躰癖 手紙 雑草(あらくさ)まで 目笑 遅れる …

金田君の宝物 松岡政則詩集

2003年10月、書肆青樹社から刊行された松岡政則(1955~)の第3詩集。装画・装幀は丸地守。第54回H氏賞受賞作品。 言葉を押して押して押しまくってふっと止める。その時止めてもなお微かに動くものがある。或は抑えても抑えても指の間から(行間から)溢れ出て…