2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

うたうゆうれい 小杉元一詩集

2022年7月、藤田印刷エクセレントブックスから刊行された小杉元一(1947~)の第3詩集。著者は釧路市生まれ、刊行時の職業は公共図書館業務。 目次 うたうゆうれい わたしという抽象性 海溝 顔パンツ 明治のたんぽぽ インド 牛によて 丘のうえのとしょかん …

光の錐 井野口慧子詩集

1986年4月、みもざ書房から刊行された井野口慧子(1944~2019)の第4詩集。カバー装画は松岡敏行。装幀は河野勝重。著者は広島県生まれ。 気づいてみると、私の三十代はあっという間に過ぎ去っていました。あまりにも激しい身辺の変化の中で、愛する者の重す…

すうぷ ぱくきょんみ詩集

2010年1月、ART+EAT BOOKSから復刊されたぱくきょんみ(1956~)の第1詩集。装幀はAtelier Fantome。元版は1980年発行の紫陽社版。著者は東京生まれの在日韓国人2世。 目次 かずけものⅡ はじめ・おわり かずけものⅢ HARU 便り こころ MAY すうぷ ハングゲ プ…

陽の仕事 岡野絵里子詩集

2012年10月、思潮社から刊行された岡野絵里子の詩集。第46回日本詩人クラブ賞受賞作品。 目次 ・秋 光について 陽の仕事 紙の舟 目送 永遠のカーヴ ・冬 ウォータークレス 冬の馬 観覧車(ビッグウィール) インナーハウス 冬の童話 聖夜 ・春 水の声 草の冠…

朱のざんげ 常田富美歌集

1950年9月、國際文化協會出版部から刊行された常田富美の歌集。装幀は亀山龍樹。 目次 序 前川佐美雄序 田中武 ああ火が欲しい 囚はれに泣く 同室の人々 からじや 多々的辛苦 三人の女 新生・卽死 マダーム・ダバイ! 二人ニコライ 冬魔の訪れ 煙草卷 女の夜…

嬉遊曲 正津勉詩集

2008年7月、アーツアンドクラフツから刊行された正津勉(1945~)の詩集。 前詩集『遊山』(二〇〇二年思潮社)以来、六年ぶりの詩集である。 一集は二章立て。一章は、稜線の詩。この十余年、持続してきた山巓へ向かう詩篇を収める。山川草木、鳥獣虫魚……。こ…

夕川 村田利明歌集

1946年8月、檜発行所から刊行された村田利明(1896~1976)の第2歌集。装幀は里見勝蔵。檜叢書第2篇。 目次 ・机邊 昭和十五年 童馬山房 七年 土 遠空 夕 追慕 水邊 午后 細雨 對坐 若竹 相模 藤棚 巷 米 睡蓮 男兒 上野國 かりて 祭典 耕平氏 一年 老死 直…

庭園考 塩嵜緑詩集

2020年12月、書肆山田から刊行された塩嵜緑の第3詩集。装画は片山みやび。著者は大阪生まれ。刊行時の住所は奈良市学園南。 目次 庭はだれのもの マグノリアの咲く庭に 今朝 君につたえたかったこと Requiem 陽がさしていた 夢に来て そっと 飛鳥 斎庭 斗 時…

乳鏡 田谷鋭歌集

1957年8月、白玉書房から刊行された田谷鋭(1917~2013)の歌集。コスモス叢書第18篇。第9回読売文学賞候補作品。 目次 ・面伏すごとく 昭和二十八年―昭和二十九年 面伏すごとく けだもの 箱根小湧谷 夜の構圖 豆腐 驛の花圃に 油なす翅 少女 冬終る頃 竹の…

輝く晩年 作家・山川亮の歌と足跡 小泉修一

2004年2月、光陽出版社から刊行された小泉修一(1926~)による山川亮(1887~1957)の評伝。山川亮は山川登美子(1879~1909)の弟。 山川亮という作家の足跡は、今日ほとんど顧みられる機会がなく、わけても戦後発表した短歌は埋もれてしまっている。鳳逸…

花季 十時延子詩集

1940年1月、栗田書店から刊行された十時延子の詩集。装幀は小南香堂。 目次 序 河井酔茗 序 河井酔茗 ・水に棲む 水に棲む 水母 やすらひの川 花期 寒鮒 河童 植物 冬の音 雫 痛み 多摩川 魚族 暗い滿月 小鳥 無人島 雀 日向 ある風景 銀貨海月 木の葉 倦鳥 …

静かなざわめき 藤倉孚子詩集

2008年8月、花神社から刊行された藤倉孚子の第4詩集。刊行時の著者の住所は杉並区宮前。 目次 Ⅰ 石の街 西へ行くひと もう聞こえない 螢 カジカの声と柳の木 黒いフルート 谺 ぼたん雪 山の広場 オリオン 夜の影 西向きの月 Ⅱ 静かなざわめき 蜻蛉 痩せ馬 雑…

母と戀人 中込純次歌集

1929年1月、國風閣から刊行された中込純次(1906~2001)の歌集。 目次 序詩、序歌 自序 雪の山脈 途上 知るや君 時は秋 高臺の夕 クラス會 ふるさと 夜更 四つ葉 夏の日 雨が止む 車夫に ある田舍娘に 光と淚 山 神に創られしもの 日本人 田舍の路 病 四月…

家族の昭和 山田兼士詩集

2012年7月、澪標から刊行された山田兼士(1953~2023)の詩集。装幀は倉本修。 目次 ななくり 野辺送り明るく明るく走るのよ 花の滝はやてのようにあらわれて テレビは自転車に乗って 空をこえて アトムな日 勝浦で明日は咲こう花咲こう 父倒れひょうたん島…

藤浪 杉浦翠子歌集

1921年12月、春陽堂から刊行された杉浦翠子(1885~1960)の歌集。著者は杉浦非水の妻。「モボ・モガ」の「モガ」。画像は函欠本。 目次 序歌 島木赤彦 序文 中村憲吉 序文 齋藤茂吉 ・大正六年 桃の枝 ・大正七年 齋藤茂吉先生を長崎に送る 冬 春 姪と我と …

みだれ髪 母・与謝野晶子の全生涯を追想して 森藤子

1967年9月、ルック社から刊行された森藤子(1919~2012)による与謝野晶子(1878~1942)の評伝。題字は沖六鵬。著者は与謝野晶子の六女。 目次 一 序章 二 ふるさと 幼などち するがや 生いたち 三 少女のころ 蕾の日 小豆の香 蔵ごもり 四 帳場格子のなか …

笑いと身体 石毛拓郎詩集

1978年7月、詩辞詩宴社から刊行された石毛拓郎(1946~)の詩集。装画は新井豊美。 目次 鎌先温泉 狂態二篇 苦力の夜 憑かれる 習癖と笑い 贋獣医 産室にて 抵抗の分娩 二つの擬態 鹿島 椿海 飢えと変態 白熱するサボタージュ 近代種 野草の眼 カステラ山 わ…

うちなー ちむがなしゃ 仲宗根清詩集

1992年4月、潮流出版社から刊行された仲宗根清(1941~)の第2詩集。著者は大阪生まれ、刊行時の住所は那覇市安謝。 目次 Ⅰ 瞳 瞳 花思い カスミ草 Ⅱ 青春 カルテ――青春 坂――青春 オートバイ――青春通り Ⅲ うちなー (沖縄) マイタウン那覇――羽化 島Ⅰ 島Ⅱ 島Ⅲ …

フラッシュ 松原立子詩集

1992年5月、ありばばから刊行された松原立子の第3詩集。刊行時の著者の住所は川崎市宮前区。 目次 フラッシュ あいだに入っている 公園の女 田園都市線 空に入る 窓を開いて 芝居 金魚 白い戦争 がらんとしている 日比谷 美しい子供 ノイズ 音の始まり あと…

退屈な氾濫 松原立子詩集

1983年6月、リヴィエール社から刊行された松原立子の第2詩集。刊行時の著者の住所は川崎市宮前区。 一九七九年に第一詩集『ヴォルスの蜘蛛』(紫陽社)を出しました。それから一人で少しずつ書いていきました。四年後、やっと第二詩集ができあがります。今年の…

東見聞録 坂井のぶこ詩集

1987年6月、漉林書房から刊行された坂井のぶこの詩集。装画は田川紀久雄。 目次 Ⅰ 女鳥羽三丁目共同墓地異聞 おしりをあげて 日曜日 淵 渡河点を捜す 戯歌 通信 Ⅱ 呪文 骨を拾う日 新潟へⅠ 新潟へⅡ がむしゃらな一歩を ファインダー 夢をみながら 約束 NDLで…

0時3分前 坂井のぶこ詩集

1986年4月、漉林書房から刊行された坂井のぶこの第2詩集。表紙絵は田川紀久雄。刊行時の著者の住所は豊島区巣鴨。 目次 出荷前夜 新宿休日 姫百合の塔 沖縄で 裏葉 乱雑な春 ストーリーズ 言伝え 泣石になってしまったあなたへ あとがき NDLで検索Amazonで検…

童謡集 雲雀の巣 白鳥省吾

1921年7月、精華書院から刊行された白鳥省吾(1890~1973)の童謡集。装幀は細木原青起。画像は裸本。 目次 おとぎのうた 笛ふく狼 美しい角 蟻ときりぎりす 魔法使と小娘 蛙の王樣 雞と眞珠 狐と木こり 太鼓と菫 蜜蜂と牛 高い[高い] たのしいうた ねむり章…

とりもどした瞳 松川の家族たち

1959年8月、大同書院出版から刊行された松川事件被告家族のルポ。編集委員は、広津和郎、壺井栄、佐多稲子、池田みち子、松田解子、野中和枝。 目次 不撓不屈の闘争の姿・広津和郎 第一部 1 身知らず柿 てんぷく現場へ 新聞記事 その網の目のうちそとで 十年…

女子黨員獄中記 復刻版 原菊枝

1981年5月、三多摩いしずえ会から原菊枝(1905~1946)の獄中体験記。底本は、1930年12月、春陽堂が刊行。 解放運動犠牲者遺族会「三多摩いしずえ会」の第十回総会記念事業の一つとして懸案の「女子党員獄中記」を復刻発行することになった。同書は著者の三…

提婆達多 那珂 中勘助

1921年5月、新潮社から刊行された中勘助(1885~1965)の長編小説。第1著作集。画像は裸本。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

近代詩用語辞典 河井酔茗編

1924年10月、紅玉堂から刊行された用語辞典。編集は河井酔茗(1874~1965)。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

岸花 薮田義雄詩集

1946年7月、ちまた書房から刊行された薮田義雄(1902~1984)の第2詩集。装幀は恩地孝四郎、カットは田中青坪。新選詩人叢書第6輯。著者は小田原市生まれ。 目次 ・子供 蝋燭 茗荷の子 陽炎 油 ・子供の地圖 子供の地圖 蟬 泣く 倫理 ・路上 白うつぎ 合歡 …

わたしの遠足日記 片山健

1994年4月、晶文社から刊行された片山健(1940~)のエッセイ集。ブックデザインは平野甲賀。 目次 大井川鉄道井川線ガタンゴトン とにかく枕崎 うるわしの青森 松代にて 丹後カミナリ雨あられ 石狩バンザイ だいちゃんの海へ 上海の夜 あとがき NDLで検索Am…

父母妻子 廣瀬進一

1949年7月、三笠書房から刊行された広瀬進一の長編小説。カバーはゴッホ。装幀構成は藤岡光一。 目次 序 古谷綱武 一 妻の家出 二 父 三 秋晴れ 四 愛慾 五 第二の結婚 六 母 七 次女 八 暴風雨 九 後妻 一〇 父母妻子 あとがき NDLで検索Amazonで検索日本の…