2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧
1957年10月、四季社から刊行された猪俣三郎(1917~1946)の長篇小説。序文は亀井勝一郎(1907~1966)。 思ひ出(序に代へて) 亀井勝一郎 猪俣君が三鷹の寓居で亡くなつてから、今年でまる十二年になる。私がはじめて猪俣君に会つたのは、昭和十八年だから、…
1987年9月、松籟社から刊行されたベアトリス・ディディエの評論。翻訳は西川長夫と後平隆。 目次 日本の読者へ 序論 日記の問題点はどこにあるか 第一部 歴史的・社会学的考察」 第一章 日記の歩み 第二章 社会的批評の試み 第二部 精神分析的アプローチ・ …
1984年12月、綺譚社から刊行された栗本薫の歌集。装幀は杖村さえ子。 目次 三月 花陽炎 春之巻 四月 花冷え NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索
1978年3月、コルベ出版社から刊行された坂口䙥子(1914~2007)作品集。装幀は北村隆太。「蕃地」は第3回新潮社文学賞受賞作品、「蕃婦ロポウの話」は第44回芥川賞候補作品。 目次 序 「鄭一家」の作者 尾崎秀樹 蕃地 蕃地のイヴ ダダオ・モーナの死 ビッキ…
1973年9月、明治書院から刊行された黒田三郎による現代詩入門書。「味わい方叢書」の1冊。 正直に言うと、『詩の味わい方』を問われたら、味わい方などないと言いたいところです。しかし、一般読者には、味わい方があるという気持があって、それを求める欲求…
1965年11月、思潮社から刊行された鮎川信夫の戦中手記・詩論集。解説は吉本隆明。 目次 Ⅰ 戦中手記 荒地の蘇生 Tへの手紙・その他 菊の街 補述 Ⅱ 戦中詩論集 不安の貌 文学の摂理 囲繞地 「魅惑」の蔭に ヴァレリイ論 スタンダール 第一章 伝記について 第二…
2008年6月、ボーダーインクから刊行された花田英三の詩集。構成は矢口哲男、装幀はウイル・デザイン・ルーム、装画はぐりもじゃ・サスケ。 目次 坊主 年上の女 未明1 未明2 酩酊 並木道で 老女讃 キャバレー 五七は、いいね 「おばかさんねいいわよ」 (そ…
1995年5月、邑書林から刊行された清水昶の評論集。 阪神大震災が起こり、五千五百余名が亡くなった。東京の地下鉄サリン事件では十二名が死に五千人をうわまわる中毒患者が出た。 なにか、日本列島が不吉である。 その中で詩を書くひとりとして、不安なので…
1974年10月、思潮社から刊行された川田靖子(1934~)の第3詩集。装幀は入江観。著者は神戸生まれ、刊行時の職業は玉川大学助教授、住所は川崎市多摩区。 目次 Ⅰ 風の山頂 山を越えくれば 野茨の島 庭の地図 幻燈(ラテルナ・マジカ) オーロラを見に Ⅱ 崖の…
1977年7月、思潮社から刊行された小山正孝(1916~2002)の第6詩集。装幀は駒井哲郎。 目次 1 空間的 流動的 集中的 不確定 不確定 不確定 不確定 怪石記 風毛と雨血 蝶と野火 夕方の強羅 2 くりかえし 石画記 盆景記 假山記 日本の古本屋で検索ヤフオクで…
1977年11月、昧爽社から刊行された原子朗(1924~2017)の第2詩集。装幀は平野充。 目次 魚群 幽霊たち 半島 ツグミ 沖縄へ 雨 石工のうた 父性の愛の欠乏のうた 闘牛 レバノンの夕陽 高圓の野 夜半の歎語 シャトル讃歌 あとがき NDLで検索日本の古本屋で検…
1973年6月、思潮社から刊行された岩成達也(1933~)の第1評論集。 目次 擬場へ 詩的関係について 詩におけるユーモアの構造について 詩的作品の根について 詩的接近について――入沢康夫氏の場合―― 擬場より M・C・エッシャーの空間構造について 擬場の周辺 …
1989年6月、響文社から刊行された中野美代子の伝奇小説。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索
1976年7月、ゼロ・アルトから刊行された石濱恒夫(1923~2004)の詩集。イラストは新宮晋、装幀は青野健。石濱は藤澤桓夫の従弟で、川端康成の弟子。 目次 EXPO'70讃 砂浜・ベンガル湾 銹・詩人ロルカに 幽幻風姿 カイラサナータ寺院 心象・風景 屋上・安息…
1942年9月、地平社から刊行された井伏鱒二(1898~1993)の詩集。画像は再版。 目次 なだれ 歳末閑居 石地藏 逸題 つくだ煮の小魚 冬の池畔 按摩をとる 寒夜母を懷ふ 顎 泥醉 紙凧のうた 山の圖によせる かなめの生垣 田園記 中島健藏に NDLで検索日本の古本…
2010年11月、栗売社から刊行された佐々木安美(1952~)の第4詩集。装幀は高橋千尋。第20回丸山豊記念現代詩賞受賞作品。 目次 十二月田 電話 春あるいは無題 矢 妹 車輪 送電線が山を越えている 芽生え 嘘 冬の休暇 謹賀新年 光のページ 無数のし、小さな字…
1951年8月、早川書房から刊行された「荒地」グループのアンソロジー。 目次 Xへの獻辞 I 詩 沈默・北村太郎 墓地の人 微光 センチメンタル・ジャアニィ二篇 雨 希望・三好豊一郎 囚人 青い酒場 Magic Flute 再び! 夜の沖から 交感 空 避雷針、或は瀕死の夢…
1956年4月、荒地出版社から刊行された「荒地」グループのアンソロジー。 目次 詩篇 とびうおの歌・衣更着信 岩 とび 緋い咽喉 とびうおの歌 十一月 納屋にて 遠い国・木原孝一 予感 鎮魂歌 最後の戦闘機 遠い国 二月二十九日の詩・中桐雅夫 海 人民のひとり …
1953年1月、荒地出版社から刊行された「荒地」グループのアンソロジー。 目次 基督磔刑圖 <グルュネヷルド> 原色版 I 詩篇 一枚の木の葉のように・黒田三郞 微風のなかに 一枚の木の葉のように 夜の終り・鮎川信夫 天國の話 「なぜ?」について 淋しき二重…
1952年6月、荒地出版社から刊行された「荒地」グループのアンソロジー。 目次 I 詩篇 榮光・中桐雅夫 詩 遍歴 夜明け 國 Thanatopsis 電車 Angst 夜 少女 對話 立棺・田村隆一 幻を見る人 豫感 生きものに關する幻想 月光 立棺 現代史・堀田善衞 序の歌 潟の…
1955年4月、荒地出版社から刊行された「荒地」グループのアンソロジー。 目次 詩篇 詩三篇・中桐雅夫 Birdie New Year Eve High Noon 沙市夕景・加島祥造 黙つてる湖 沙市夕景 少年期・吉本隆明 少年期 君の影を救うために 時と河のながれ・木原孝一 声 檻 …
1957年10月、荒地出版社から刊行された「荒地」グループのアンソロジー。 目次 詩篇 首都へ・吉本隆明 恋唄 恋唄 二月革命 首都へ 小さなユリと・黒田三郎 この道のしずかさに しずかな朝 顔のなかのひとつ 夕方の三十分 F医師の死・佐藤木実 夢 波 F医師…
1958年12月、荒地出版社から刊行された「荒地」グループのアンソロジー。 目次 詩篇 譚詩曲・木原孝一 ちいさな船 ちいさな橋 呼ぶもの 戦いの終り 秋の夜の譯詩曲 美の党員・鈴木喜緑 美の党員 少年の思想 花 愛 愛 刃物 どびん 八月よ、早く去れ・中桐雅夫…
2001年5月、大修館書店から刊行された「青鞜」に関わった人物事典。編著はらいてう研究会。 私たちの研究会は、一九九六年『「青鞜」の五〇人』という冊子を自費出版しました。幸いこの『五〇人』は好評で、宣伝したわけでもないのに全国の多くの方からご注…
1988年3月、花神社から刊行されたよしかわつねこ(1961~)の第6詩集。 目次 I カラカスの鳩 ベネズェラ詩篇 カラカスの鳩 二匹の魚と五つのパン ばらを売る男 ハリケーンⅠ ハリケーンⅡ びんろうじゅⅠ びんろうじゅⅡ さよならカラカス メキシコ詩篇 翔ぶ・メ…
1972年2月、白玉書房から刊行された大竹蓉子の第2歌集。表紙装畫はE・M・リーリエン「第四のモーゼの書の為の畫」。扉装畫は塚本靑史、編輯装釘は須永朝彦。第一歌集『レモンとハイド氏』(思潮辻、1976年2月)以後の作品から279首を選歌編輯。 目次 黄昏頌 差…
1974年5月、風社から刊行された堀口定義(1914~)の第1詩集。 目次 うそ 変な言葉 伊豆 モンスーン期邪馬台国案内 祭り あとの祭り 道具箱 わが友よ ぴったりこない 桐の花 蟇と蛇 カッコ悪い男でありたい 朱鷺 鳶 留守都 二月の旅人 若い町 実の山査子 歩…
2013年6月、思潮社から刊行された野木京子の第2詩集。装幀は稲川方人。題字は宇田川新聞。 宇宙を構成する塵のようなものが地上だけではなく、天上世界をも、地下世界をも渦状粒子のように激しく動き回っている。そこに、いなくなったもの、ここに不在のもの…
1984年2月、花神社から刊行された石川逸子(1933~)の第6詩集。 目次 Ⅰ 泳ぐ馬 ルナの死 ルナの家 あの子 かなしみ 島で 星のはなし 風景 沼 どこで Ⅱ 御大霊とりのうたえる 波の音 池の女のうたえる 悼・久坂葉子 パラのはなし 海賊 遅く 線引き 面 Ⅲ 歩い…
1971年10月、永井出版企画から刊行された米村敏人(1945~)の第2詩集。装幀は辰巳四郎。解説は黒田喜夫。 目次 黙約 The Blue Father Ⅱ 家狂い 歯形 長兄 少年の村 舌くびれる村へ 彼岸の村 水音のように 鶏劇Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅵ Ⅶ 犬 蟬 病気 家人 あばら考 ハー…