小長谷清実

遺稿集 跡地 小長谷静夫

1996年10月、私家版として刊行された小長谷静夫(1933~1990)の遺稿集。編集は実弟の小長谷清実と夫人の小長谷嘉子。装画は小長谷静夫、装幀は宮園洋。 平成二年に小長谷静夫が他界して六年になります。主人の散文をまとめることを始めようと決めたのは、去…

日々の跡地 小長谷静夫詩集

1991年6月、百鬼界から刊行された小長谷静夫(1933~1990)の遺稿詩集。装画は著者、装幀は宮園洋。附録栞は埋田昇二「吐息と希望と」、大賀渓生「念々に」、杉山高之「『キタ村より』の頃」、「小長谷静夫、その詩の歩み」。 目次 枯れ葉小論 生没不詳 荒廃…

坂の日 小長谷静夫詩集

1988年7月、百鬼界から刊行された小長谷静夫(1933~1990)の第4詩集。装幀は宮園洋。 目次 坂の日 坂をおりて 町内のどぶさらいの日に というにの先は 白っぽい秋 今朝も駅舎に向って 四月のキウイ キウイのいる部屋 鳥類考 潮干狩りに行く日 ソチラをまわ…

ハイヌーン以後 小長谷静夫詩集

1983年9月、私家版として刊行された小長谷静夫(1933~1990)の第4詩集。装画は柴田俊。 いつもそうだが、この詩集は特に敗戦処理の気持ちが濃い。詩に対して不熱心だったのか、ことほどさように、心弱い日が続いたのだろうかとも思う。 タイトルは、サロー…

キタ村より 小長谷静夫詩集

1977年3月、百鬼界から刊行された小長谷静夫(1933~1990)の第1詩集。小長谷静夫は小長谷清実の兄。 目次 キタ村より 草千里 土産には 埴輪 二十七人のクラス 夢からは 早朝の散歩 どのように詩を 日録 夜のタブロオ 旅・シベリア| メモ 李朝石蛙水滴 昨夜…

スクラップ、集まれ 小長谷清実詩集

1983年3月、れんが書房新社から刊行された小長谷清実の第4詩集。ブックデザインは宮園洋鬼界。 目次 1癌細胞、他八篇 癌細胞 血のしみたシーツ 凌辱の日々 摘みくさに行く ほぼ等身大の うなぎ、のたくる チクチクの声 猫撫声のすぐ傍で ニューアポカリプス …

藁科、その他――旅、たちくらみ 小長谷清実詩集

1997年8月、書肆山田から刊行された小長谷清実(1936~2017)の第10詩集。 目次 藁科 春野 十日町 塩谷 久慈 人吉 尾道 水海道 真鶴 相川 嵯峨野 大江 倉吉 余目 鞍馬 名張 古河 鬼石 宿毛 NDLで検索Amazonで検索

希望の始まり 小長谷清実詩集

1970年12月、思潮社から刊行された小長谷清実(1936~)の第1詩集。制作は堀川正美(1931~)と大野健一。 目次 海のような春 ―黙っている共通の屋根を 六月の海と花々 ―きみが愛した六月の海を 詩 ―英雄たちの栄光は塹壕にたまる泥水のうえに 過程 ―暴君た…

目ぐすり一滴! 小長谷清実詩集

1994年9月、書肆山田から刊行された小長谷清実(1936~)の第9詩集。版画は元永定正(1922~2011)。 目次 1 収穫、数珠つなぎ めざめの前に、ねむりの前に 煮たち泡だち 食卓のにぎわい 2 ピンクの母親 商に行く 喘ぐアイロン 秋の午後へ 3 釣びとひとり…

東京、あっちこち  小長谷清実/宮園洋

1991年1月、れんが書房新社から刊行された小長谷清実(1936~)と宮園洋(1942~2001)の詩画集。 ・「東京、あっちこち」の各パーツは、一九八〇年一月から一九八三年十二月にかけ、月刊「東京消防」誌に扉の詩として掲載された。合計四十八点。この時のさ…

小航海26 小長谷清実詩集

1977年4月れんが書房新社から刊行された小長谷清実(1936~2017)の第2詩集。第27回H氏賞受賞。ブックデザインは電通・大野健一、イラストは阿部隆夫。 目次 小航海時代 指はイモ虫 舌で詩を スイートロケット 蟻八百匹 船泡声 小人たちの声がする 笑う床 隣…

くたくたクッキー 小長谷清実詩集

1986年1月、思潮社から刊行された小長谷清実(1936~2017)の第6詩集。カバー装画は元永定正(1922~2011)。 目次 1 くたくたクッキー、他四篇 くたくたクッキー キノコや、あわれ ねむれ、イモムシ 夢のゆく末 カッコーの迷路 2 気のふれた樹、他四篇 気…

ナフタリンの臭う場所 小長谷清実詩集

1981年6月、れんが書房新社から刊行された小長谷清実(1936~)の第3詩集。1977年から1981年までの詩篇を収録。 目次 ナフタリンの臭う場所 波だつビール 耳朶をうつ 浴室の方へ 壁の方から笑い声 どっちの男か 受話器、握って スーパーの紙袋のなかで 一挙…