木坂涼

ある日 木坂涼詩集

2010年9月、思潮社から刊行された木坂涼の第8詩集。装画は著者。 目次 スーパーマーケットの前に 私は靴屋へ行った。 私は改札を出て傘をひろげた。 私はカメラを買った。 私は句会に出席した。 私は絵本を開いていた。 私はNHKの教育テレビに出た。 私は保…

陽のテーブルクロス 木坂涼詩集

1999年8月、思潮社から刊行された木坂涼の詩集。 十一階の私の住みかの、台所の真っ正面先に、こんもりとした木立の一郭が見える。 夕刻、その木立に、鳥たちのひと騒ぎが起こって、それが毎日窓まで届く。それぞれ全員の、寝床の準備が整うまでの啼き声らし…

四季のうた 木坂涼

2000年2月、七月堂から刊行された木坂涼(1958~)のエッセイ集。表紙はエミール・ウェディッジ「ルカ」。 この日づけ付きの短文集は、一九九六年、東京新聞「四季のこよみ」(週五日)欄に一年間連載させていただいたものです。一九八六年に始まったこのコ…

ツッツッと 木坂涼詩集

1986年9月、詩学社から刊行された木坂涼(1958~)の詩集。第5回現代詩花椿賞受賞作品。画像は1987年の2刷。附録栞は「新鮮な才能」清岡卓行、「木坂涼・小感」吉野弘。 目次 一人の正しい使い方 地球儀 水 秤 橋 午後 レントゲン じかんのいばしょ オクター…

金色の網 木坂涼詩集

1996年6月、思潮社から刊行された木坂涼(1958~)の第5詩集。 目次 春 いっしょに 区画整理 三月の二時 競り合い むこうから 豚 インク 夏 考えごと 失業 告知 夏の姿 準備体操 風 虹 秋 二重奏 角度 栞 秋の砂 腕まくり 新聞 夢の縮小 冬 点灯 夜 ちきゅう…

どこへ 木坂涼詩集

2010年11月、思潮社から刊行された木坂涼(1958~)の詩集。 目次 Ⅰ あなたは今日も 止まる 予感 帰り道 ウィンカー 街角 軽くねじれて 一個のたまごのように Ⅱ 取り継ぐ 外出 水 ……まえ 街角――亡きドゥンビアと 声 Ⅲ 三月 名称 蛾 尺取り虫 スズランの花 動…

似たような食卓 栗原澪子詩集

1989年8月、詩学社から刊行された栗原澪子の第2詩集。装丁は井上リラ。 目次 Ⅰ 庭 家 窓の中 放す それとも思わず 講堂 葉桜 雨の日のスポット 在りしある時 篠 Ⅱ 匂い ライト 声 質問 サークル 名札ケース 冷蔵庫に置き忘れて 空の下 似たような食卓 星の径…

日の底ノート 栗原澪子

2007年10月、七月堂から刊行された栗原澪子(1932~)のエッセイ集。装幀は椿屋事務所。 目次 Ⅰ わが出会い――詩人 菅原克己 『日の底』ノート 万年夜学生 「P」の菅原さん Ⅱ スティックの光 小正月 伏字 「すーちゃん」 福音 いま泣いた鳥 「尾長」ほか 素木…

南南東 木坂涼詩集

1989年7月、沖積舎から刊行された木坂涼(1958~)の第3詩集。 目次 Ⅰ アンビシャス 捕虜 遠足 訪問 スコア 十三夜 転居通知 暦・1月 Ⅱ 羨望 水栽培 躰 南南東 週休二日 しっぽとお日様 暮れかた 沢 Ⅲ ナッシング 記録 女の大三角形 ためいき あかいでんわ …