樋口覚

昭和詩の発生――三種の詩器を充たすもの 樋口覚

1990年5月、思潮社から刊行された樋口覚の評論集。装幀は芦澤泰偉。 本書は、三章からなっている。一章は、安西冬衛と北川冬彦らが大正末から昭和の初めにかけて旧満州の大連で発行した雑誌『亞』を中心に、昭和詩の発生をさまざまの角度から論じたものであ…