福田葉子

蟬領 福田葉子句集

1999年6月、花神社から刊行された福田葉子(1928~)の第4句集。装幀は熊谷博人。口絵は乙丸哲延。花神俳人選。 本集は、ひと昔も前に上梓した『冥宮周遊』に続く、私の第四句集に当ります。五年ほど前に句集上梓を思い立ち、当時、三橋敏雄先生より『蟬領』…

冥宮周遊 福田葉子句集

1987年9月、夢幻航海の会から刊行された福田葉子(1928~)の第3句集。付録栞は岩片仁次、林桂。著者は東京生まれ、刊行時の住所は世田谷区砧。 本集に収めた一三五句は、昭和五七年七月に上梓した第二句集『複葉機』以後、昭和六一年までの作品の中から、主…

今は鷗 福田葉子句集

1979年2月、俳句評論社から刊行された福田葉子(1928~)の第1句集。刊行時の著者の住所は渋谷区上原。 福田葉子さんとの初対面は、たしか敗戦直後の昭和二十一年であったと思う。 当時の俳壇は、戦時中の極度に抑圧された諸状況に終止符を打ち、ようやく往…

複葉機 福田葉子句集

1983年7月、俳句研究新社から刊行された福田葉子(1928~)の第2句集。 何となく天折を憧れるような感じの日々を過ごしながら、もう半世紀を生きてしまいました。他愛のない願望にすぎないと言えば、そのとおりに違いありませんが、しかし、いつも死について…