金井雄二

外野席 金井雄二詩集

1997年7月、ふらんす堂から刊行された金井雄二(1959~)の第2詩集。装幀はささめやゆき。刊行時の著者の住所は相模原市。 毎日必ず詩のことを考え、いい詩を書くためにはなんでもしよう、と心に誓って歩いてきた。そして、今夜こそは生涯最高の詩を一篇!と…

動きはじめた小さな窓から 金井雄二詩集

1993年6月、ふらんす堂から刊行された金井雄二(1959~)の第1詩集。装幀は渡部俊慧。付録栞は清水昶「幸福への質問――金井雄二について」。刊行時の著者の住所は相模原市。 作家の故阿部昭氏が「書くということ」という掌篇の中で、つぎのように述べている。…

にぎる 金井雄二詩集

2007年8月、思潮社から刊行された金井雄二(1959~)の第4詩集。 目次 箪笥 いつまでたっても 初夏の砂浜の上で キャベツ畑 グレン・グールドの盤 夜から朝へ 巨大な乳房であった。 ベレー帽をかぶったおばあさん 握っていてください 白桃 きみの場所だよね …

ゆっくりとわたし 金井雄二詩集

2010年7月、思潮社から刊行された金井雄二(1959~)の第5詩集。装画は矢野静明「放蕩息子の帰還」。 言葉が痩せていくのを感じていた。深みもなく、骨もない。ぼくの本当の言葉はどこに行ってしまったのか? 詩を書き始めてから以来、無駄な言葉を削り、短…

朝起きてぼくは 金井雄二詩集

2015年7月、思潮社から刊行された金井雄二(1959~)の第6詩集。装画は辻憲。第23回丸山薫賞受賞作品。 目次 椅子 おたま 台所 毎朝の素描 蓋と瓶の関係 子どもが見た怖い夢 朝起きてぼくは 姿と形 夾竹桃の枝に 石でもあれば ぼくの降りる駅 階段の満月 風…