近藤洋太

水縄譚其弐 近藤洋太詩集

2000年4月、思潮社から刊行された近藤洋太(1949~)の詩集。 『水縄譚其弐』に収めた作品は、この六年ほどの間に書いた。これらの作品は「歴程」、「点」(廣田國臣氏主宰)、「読売新聞」に発表したが、いずれも改稿し、未発表作品を含めて再構成した。「唄…

詩の戦後─宗左近/辻井喬/粟津則雄 近藤洋太

2016年10月、書肆子午線から刊行された近藤洋太(1949~)の評論集。装幀は佐々木陽介。 目次 第一章 詩の戦後 戦後詩の成立──『辻詩集』と「死の灰詩集」のあいだ 詩の断絶/詩の終焉 反「師系」の文学の系譜 私性と韻律 文転・離群・戦後 中村稔氏への手紙…

果無 近藤洋太詩集

2013年10月、思潮社から刊行された近藤洋太(1949~)の第8詩集。装幀は佐々木陽介と山田裕里。カバー写真は目高長太郎「山岳の雨」(一九一八年)。 ひとはある年齢になると、急に多くのひとの死に立ち会うことになる。私はこのことを還暦の前後から実感す…

筑紫恋し 近藤洋太詩集

2011年7月、思潮社から刊行された近藤洋太(1949~)の第7詩集。装幀は佐々木陽介と山田裕里。 『筑紫恋し』は、公刊する詩集としては十一年ぶりである。「筑紫恋し」は母が亡くなった二〇〇八年に、「たそかれ」はそれ以前に、「カフカの職場」以降の作品は…